打ち上げ飲み会で挨拶をすることになったら、いろいろと悩みますよね!

「挨拶をするタイミングや順番は?」
「簡単な挨拶でビシっときめたい!」
「ちょっと面白い挨拶で会場を沸かせたい!」

せっかくの飲み会を盛り上げようと、挨拶にこだわってしまう方もおられるかもしれません。

本記事では、打ち上げ飲み会で使える挨拶例文や挨拶ポイントを紹介しますので、ぜひ、本記事を参考にしながら自分らしい挨拶を考えてみてくださいね!

打ち上げ飲み会で挨拶するときの順番は?どの挨拶を誰が?

ここでは一般的な飲み会の流れに沿って挨拶の順番や対象者を確認していきましょう。

  1. 開会宣言★……幹事、司会者
  2. 開会の挨拶★……最も立場の高い人
  3. 乾杯★……3番目に立場の高い人
  4. 食事・歓談
  5. 余興
  6. 食事・歓談
  7. 中締めの挨拶★……2番目に立場の高い人
  8. 閉会宣言★……幹事、司会者

打ち上げ飲み会で使えるシーン別の挨拶例文

ここでは、打ち上げ飲み会で使える挨拶例文をシーン別で紹介します。

  • 開会宣言
  • 開会の挨拶
  • 乾杯の挨拶
  • 中締めの挨拶
  • 閉会宣言

どの挨拶を任されているのかを確認し、自分らしい挨拶文を作成しましょう。

幹事や司会者の方は当日の進行に役立つセリフも合わせてご確認ください。

開会宣言

開会宣言は幹事か司会者が行います。

皆様、こんばんは!

本日は株式会社○○の○○○○(飲み会のタイトル)にご参加いただき、ありがとうございます。
本日司会を務めさせていただきます、○○(名前)です。

初めての司会で不慣れな点もあるかと思いますが、精一杯つとめさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は飲んで食べて笑って、お互いに労をねぎらい合いながら大いに楽しんでください!

それでは、これより○○○○(飲み会のタイトル)を開会いたします!

~ポイント~

  • 開始時間になったら会場を落ち着かせて挨拶に移る。
  • ハキハキと明るく元気な声で開会宣言する。
  • 挨拶⇒参加へのお礼⇒自己紹介⇒開会宣言の順でまとめる。

開会の挨拶

開会の挨拶は一般的に参加者の中で最も立場の高い人が行います。打ち上げ飲み会の規模や参加者層によっては司会者が開会の挨拶を兼ねるケースもあります。

進行のセリフ

はじめに、○○(役職)より一言ご挨拶いただきます。
○○社長、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)
○○(役職)、ありがとうございました。

~ポイント~

  • 挨拶する人の立場と名前を手短に伝える。
  • 相手の名前や役職を間違えないこと。

基本の簡単な挨拶

皆様、○○(プロジェクト)、大変お疲れさまでした。

当初は○○などの影響もあり、なかなか軌道に乗せられず苦慮しましたが、紆余曲折しながらもチーム一丸となり、なんとか成果をあげることができました。

我々が得た功績は社内のみならず、業界全体にも大きく貢献するものであり、ひいては社会全体の○○を底上げする画期的な産物です。

この結果に満足することなく、さらなる飛躍をめざして今後も努力を重ねてまいりましょう。

今夜は打ち上げの宴です。どうか無礼講で楽しんでください。

ユーモアのある面白い挨拶

皆様、○○(プロジェクト)、大変お疲れさまでした。

挨拶と説教は短い方がいい、などと申しますから、手短にさせていただきます。

当初は○○(プロジェクト)で○○という成果を出せるのか確信はありませんでしたが、みなさまの努力と情熱、ポジティブな発想によって想定以上の結果が得られました。

なにより、この○○(プロジェクト)をすすめる中で日々構築されていったチームビルドこそ、かけがえのない財産です。

この結果や経験を生かし、さらなる発展をめざして今後も挑戦をつづけてまいりましょう。

ぜひ、今夜は無礼講で楽しんでください。

~開会の挨拶ポイント~

  • ねぎらいの言葉を述べる。
  • プロジェクトを振り返る。※ネガティブになりすぎない。
  • 社員やメンバーなどに感謝を述べる。
  • 今後に向けた抱負や意気込みを添える。
  • 飲み会を「どう」過ごしてほしいかで締めくくる。
  • 面白くする場合は最初に一言添える程度にして参加者をなごませる。

乾杯の挨拶

乾杯の挨拶は一般的に参加者の中で3番目に立場が高い人が行いますが、幹事が行う場合もあります。

進行のセリフ

続きまして、○○(役職)に乾杯のご発声をお願いしたいと思います。
皆様、グラスのご用意をお願いします。
○○(役職)、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)
○○(役職)、ありがとうございました。

~ポイント~

  • 挨拶する人の立場や名前を手短に伝える。
  • 相手の名前や役職を間違えないこと。
  • 挨拶の前に参加者へグラスの準備をお願いする。

基本の簡単な挨拶

ご紹介にあずかりました○○部の○○です。
僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。

まずは○○(プロジェクト)、大変お疲れさまでした。
本日の○○(飲み会)ではお互いに労を癒し合うべく、楽しいひとときをお過ごしください。

皆様、グラスのご準備はよろしいでしょうか。
それでは、乾杯のご唱和をお願いいたします。

○○(プロジェクト)お疲れ様でした。今後も引き続きよろしくお願いいたします。

乾杯!

ユーモアのある面白い挨拶

ご紹介にあずかりました○○部の○○です。

みなさーん、飲んでますかぁ~っ!?
あっ、いまから乾杯ですね、そうでした、そうでした(笑)

それでは仕切り直して、僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます!
長きに渡る○○(プロジェクト)、大変お疲れさまでした。
本日の○○(飲み会)ではお互いに労をねぎらい合いましょう!

皆様、グラスのご準備はよろしいでしょうか。
それでは、乾杯のご唱和をお願いいたします。

○○(プロジェクト)お疲れ様でした。今後も引き続きよろしくお願いいたします。

乾杯!

~乾杯の挨拶ポイント~

  • まず自己紹介とねぎらいの言葉を述べる。
  • プロジェクトを振り返る。※ネガティブになりすぎない。
  • 飲み会を「どう」過ごしてほしいかで締めくくる。
  • 面白くする場合は軽いボケ、時事ネタ、明るい自虐ネタなどを最初に一言添える。
  • グラスの準備をうながしてから参加者全員で乾杯を合わせる。

中締めの挨拶

中締めの挨拶は一般的に参加者の中で立場が2番目に高い人が行いますが、司会者が行って閉会宣言までするケースもあります。

進行のセリフ

さて皆様、宴もたけなわではございますが、ここで○○(役職)に中締めの挨拶をお願いしたいと思います。
それでは○○(役職)、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)
○○(役職)、ありがとうございました。

~ポイント~

  • お開きの空気を作りながら場を落ち着かせる。
  • 挨拶する人の立場や名前を手短に伝える。
  • 相手の名前や役職を間違えないこと。

基本の簡単な挨拶

ご指名にあずかりましたので、締めの挨拶をさせていただきます。
今夜は○○(プロジェクト)の打ち上げということで、私自身も大いに発散させてもらいました。
皆様もこれまでの労苦を忘れ、有意義に過ごせたのではないでしょうか。

紆余曲折を経て成果を得た○○(プロジェクト)でしたが、皆様、本当にお疲れさまでした。
皆様方のご功労あってこその結果に心から感謝申し上げるとともに、会社としては今後のさらなる挑戦もお誓いする次第です。
この先も苦境や困難に直面することはあるでしょうが、どんなときも社内一丸となって積極的に取り組んでまいりましょう。

今後ともお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます。

それでは、最後に○○締めで締めたいと思いますので、恐縮でございますが、皆様ご起立くださいませ。
お手を拝借!よぉ~!(パンッ!)

ありがとうございました!

ユーモアのある面白い挨拶

ご指名にあずかりましたので、締めの挨拶をさせていただきます。
今夜は○○(プロジェクト)の打ち上げということで、私自身も大いに発散させてもらいました。

皆様もこれまでの労苦を忘れ、有意義に過ごせたのではないでしょうか。
まさか「なぜここにいるのか」まで忘れてしまっている人はいませんよね(笑)!
ほんと、頼みますよ!

さて、「開けて悔しき玉手箱」ということわざは「期待していたものとは違う結果で残念だ」という意味ですが、今回のプロジェクトに関しては「開けて嬉しき玉手箱」でしたね。

ただ、それは他所からの授かり物ではなく、自分たちで立ち上げからコツコツと積み上げた努力の「賜物」です。
これまでメンバー全員で切磋琢磨しながら積み重ねた経験を、ぜひ、今後の取り組みにも生かしていきましょう!

それでは、最後に○○締めで締めたいと思いますので、恐縮でございますが、皆様ご起立くださいませ。
お手を拝借!よぉ~!(パンッ!)

ありがとうございました!

~中締めの挨拶ポイント~

  • ねぎらいの言葉を述べる。
  • プロジェクトを振り返る。※ネガティブになりすぎない。
  • 今後に向けた抱負や意気込みを添える。
  • 面白くする場合は、ことわざ、四字熟語などを使って例え話を披露する。
  • 手締めで締めくくる場合は、どの締め方で行うかの確認もしておく。

~手締め~

●1丁締め……よぉ~っ。パン。
●1本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン。
●3本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)、もう1丁orもう1本、パパパン・パパパン・パパパンパン。

閉会宣言

中締めの後、しばらく歓談の時間を取ってから幹事か司会者が閉会宣言をします。

皆様、そろそろ宴もお開きの時間となりました。
至らない進行だったかと思いますが、皆様のおかげで盛況のうちに幕が閉じられそうです。
ここまでお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
これにて、株式会社○○の打ち上げ飲み会をお開きとさせていただきます。

《二次会がある場合》
まだまだ楽しみたいという方のために、この後、○○(会場名)にて二次会を用意しております。
ご参加いただける方は、○○でお待ちください。(参加者への詳しいアナウンス)

お帰りの方は、お忘れ物がないかご確認の上、どうぞ気をつけてお帰りください。

本日はありがとうございました!

~ポイント~

  • 参加者へのお礼⇒飲み会を振り返った一言を述べる。
  • 中締めも兼ねる場合は長々と話さず手短にまとめる。
  • 二次会参加者がスムーズに移動できるよう案内する。
  • 帰宅する参加者には最寄り駅へのアクセスなども案内する。

まとめ

打ち上げ飲み会で挨拶を任されたら、まず自分の順番を確認してから内容を考えましょう。飲み会の規模や参加者層によっては幹事が兼任する挨拶もあります。

挨拶で失敗しないためには事前に任された挨拶をまとめて練習しておくこと。また、無理に笑いを取ろうとしたり、急いで切り上げようとしたりする必要はありません。

明るく大きな声で、わかりやすい内容で、参加者への感謝やねぎらい、今後の抱負などを盛り込んでいれば打ち上げにふさわしい挨拶が披露できます。本記事で紹介した基本的で簡単な例文やユーモアのある面白い例文を参考にして、打ち上げ飲み会を盛り上げる晴れ晴れしい挨拶を考えてくださいね!