暑気払いの飲み会で幹事や挨拶を頼まれたら、基本ポイントを押さえてスマートにこなしたいものです。

本記事では、暑気払いの流れに沿った挨拶文例をご紹介。どのタイミングで挨拶するのかも確認できますので、シーンに応じた挨拶で暑気払いを盛り上げましょう。

幹事をされる方は進行表や台本作りなどにもご活用ください。

暑気払いの挨拶|流れと基本ポイント

ここでは、よくある暑気払いの流れと挨拶の基本ポイントを確認しましょう。

暑気払いの挨拶の流れ

  1. 開会宣言(幹事、司会)
  2. 開会の挨拶(最も立場の高い人)
  3. 乾杯の挨拶(3番目に立場の高い人)
  4. 食事・歓談
  5. 中締めの挨拶(2番目に立場の高い人)
  6. 閉会の挨拶(幹事、司会)

暑気払いの規模や参加者層によっては幹事(司会)が兼任する挨拶もあります。

暑気払いの挨拶の基本ポイント

暑気払いの挨拶では3つの基本ポイントを押さえて行いましょう。

  • 明るく元気に。
  • 手短にテンポよく。
  • 暑さを打ち払う。

暑気払いは夏の暑さを乗り切るために開催するので、明るく元気な挨拶で参加者を盛り上げることが大切です。また、暑気払いでは飲食を楽しむのが目的ですから、長々と話さず手短に挨拶して切り上げるのも大事。

そして挨拶には「暑い夏を乗り切りましょう!」「猛暑を吹き飛ばしましょう!」などの掛け声を添え、暑さを打ち払うメッセージとして暑気払いの雰囲気を作ります。

暑気払いの挨拶|流れに沿った挨拶文例

ここからは暑気払いの流れに沿った挨拶文例やポイントを紹介していきます。ビジネスの場面で使えるカスタマイズ文例もありますので、合わせてご参考にしてください。

開会宣言

■幹事(司会)より

皆様、暑い日が続く中、また、お忙しい中、本日はお集まりくださいまして誠にありがとうございます。これより、夏の暑さを吹き飛ばす恒例の暑気払いを開始いたします。

本日、司会進行を務めます、○○と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

参加者がそろったら会場を落ち着かせ、明るく元気な声で挨拶を始めましょう。自己紹介も加えると参加者にとって親しみがわきます。

■開会宣言のポイント

  1. 挨拶&謝辞
  2. 暑気払いの開会
  3. 自己紹介

■ビジネスの場面なら

皆様、暑い日が続く中での業務お疲れさまです。また、本日はお忙しい中、お集まりくださいまして誠にありがとうございます。これより、株式会社○○(会社名)、令和○年度の暑気払いを開始いたします。

本日、司会進行を務めます、○○部の○○です。どうぞ、よろしくお願いいたします。

ビジネスの場面では会社名や部署名を述べ、「令和○年度」と開催年度についても明言するとよいでしょう。冒頭で日々の業務への労いもあると丁寧です。

開会の挨拶

■幹事(司会)より

初めに、○○様(あるいは役職)より一言ご挨拶いただきたいと思います。
○○様(あるいは役職)、よろしくお願いいたします。

《挨拶の後》
○○様(あるいは役職)、ありがとうございました。

幹事(司会)が挨拶する人を紹介しスムーズにつなぎます。紹介の際は相手の名前や役職を間違えないよう注意しましょう。

開会の挨拶は、参加者(主催者)の中で最も立場の上が行います。幹事からお願いする場合は適任者に前もって1~2分程度の持ち時間を伝えた上で依頼しておきしょう。

少人数、あるいはカジュアルな飲み会では幹事(司会)が開会の挨拶を行ってもかまいません。

■挨拶する人

ご指名を受けましたので、私から一言ご挨拶いたします。(幹事以外の場合)

今年も例年と変わらず厳しい暑さが続いていますが、この暑さに負けないよう、今日は飲んで、食べて、多いに盛り上がりましょう。この暑気払いで存分に鋭気を養ってください。

■ビジネスの場面なら

ご指名を受けましたので、私から一言ご挨拶いたします。(幹事以外の場合)

今年も例年と変わらず厳しい暑さが続いていますが、この暑さを乗り切って明日からの業務にますます励めるよう、今日は飲んで、食べて、多いに盛り上がりましょう。この暑気払いで存分に鋭気を養ってください。

その日の気温や天気にまつわるニュースなどの情報からヒントを得て、その場に適した「暑さ」を表現しましょう。また、「鋭気を養って」「明日からの活力に」「元気をチャージして」など、暑さを払ってからのイメージを言葉にするのもポイントです。

もし若い世代の参加者がいるなら、暑気払いについて詳しく知らない可能性もあるため簡単に説明してあげてもよいでしょう。

■例

江戸時代は打ち水や風鈴、薬湯など暑気払いをしたようですが、我々は冷たいビールとおいしい○○で暑さを払いましょう。

暑気払いが古くからの風習で、夏の暑さを払うための身近な「対策」であるとイメージさせられるかがポイントです。

乾杯の挨拶

■幹事(司会)より

続きまして、○○様(あるいは役職)に乾杯の音頭をお願いしたいと思います。
皆様、グラスのご用意をお願いします。
○○様(あるいは役職)、よろしくお願いいたします。

《挨拶の後》
○○様(あるいは役職)、ありがとうございました。

乾杯の挨拶は、参加者(主催者)の中で上から3番目の立場の人が適します。幹事(司会)から紹介する場合は相手の名前や役職を間違えないよう注意しましょう。

規模や参加者層によっては幹事(司会)が兼任してもかまいません。幹事(司会)以外の対象者がいる場合は事前にお願いしておきましょう。

乾杯がそろうようグラスの準備をお願いするのも進行上の大切なポイントです。

■挨拶する人

僭越ながら乾杯の音頭のご指名を受けました○○と申します。

すでに喉が鳴っていることだと思いますので、さっそく乾杯といたしましょう。
皆様、グラスの準備はよろしいでしょうか。
それでは、この暑気払いを機に全員で夏の暑さを乗り切りましょう!乾杯!

■ビジネスの場面なら

僭越ながらご指名を受けましたので、乾杯の音頭をとらせていただきます。

冷たいビールがおいしいうちに、さっそく乾杯といたしましょう。
皆様、グラスの準備はよろしいでしょうか。
それでは、この暑気払いで一丸となって夏の暑さを乗り切りましょう!
当社(会社名)のますますの繁栄と皆さんの健康を祈念して、乾杯!

すぐに参加者が食事を始められるよう、乾杯の挨拶は手短に行います。場合によっては冒頭で自己紹介も添えておきましょう。

乾杯の前に「暑さを乗り切りましょう!」などと暑気払いの一言を加えるのもポイントです。ビジネスの場合は会社の繁栄と参加者の健康を祈念してから乾杯に移ってもよいでしょう。

中締めの挨拶

■幹事(司会)より

《挨拶の前》
さて皆様、宴もたけなわではございますが、ここで中締めの挨拶を○○様(あるいは役職)にお願いしたいと思います。それでは○○様(あるいは役職)、よろしくお願いいたします。

《挨拶の後》
○○様(あるいは役職)、ありがとうございました。
皆様、まだ飲み物やデザートもありますので、しばしおくつろぎください。

次の予定や帰宅のため途中退席する参加者もいますから、食事が出そろったタイミングかラストオーダーが過ぎたあたりで中締めの挨拶を行います。まず場を落ち着かせ、お開きの雰囲気を作るのもポイントです。

中締めの挨拶は、参加者(主催者)の中で上から2番目の立場の人が適します。幹事(司会)から紹介する場合は相手の名前や役職を間違えないよう注意しましょう。

規模や参加者層によっては幹事(司会)が兼任してもかまいません。幹事(司会)以外の対象者がいる場合は事前にお願いしておきましょう。

■挨拶する人

ご指名により、中締めの挨拶といたします。

皆様、本日は存分に楽しまれましたでしょうか。日ごとに暑さが増し、これからが夏本番ですが、とにかく元気に夏を乗り切りましょう。

それでは、皆様のご健康とご活躍を祈念しまして、○締め(手締め)で締めたいと思います。

皆様、お手を拝借。よーお!(手拍子)

ありがとうございました!

■ビジネスの場面なら

ご指名により、中締めの挨拶といたします。

皆様、十分に鋭気は養われましたでしょうか。日ごとに暑さが増し、これからが夏本番ですが、全員でこの猛暑を乗り切りましょう。

それでは、当社(会社名)のますますの繁栄と皆さんの健康を祈念して、○締め(手締め)で締めたいと思います。

皆様、お手を拝借。よーお!(手拍子)

ありがとうございました!

参加者に謝辞を述べ、飲み会や食事会を振り返ってもらいます。場合によっては冒頭で自己紹介も添えておきましょう。暑さ払いの一言を加えたら、最後に会社や参加者への祈念を述べて締めくくります。

幹事(司会)が中締めの挨拶も兼ねる場合は速やかに閉会の挨拶に移りましょう。

手締めを行う場合の「締め方」については、事前に関係者と打ち合わせしておくとスムーズです。

~手締め~

●1丁締め……よぉ~っ。パン。
●1本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン。
●3本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)、もう1丁orもう1本、パパパン・パパパン・パパパンパン。

閉会の挨拶

■幹事(司会)より

皆様、そろそろお開きの時間がきましたので閉会の挨拶といたします。

本日はお忙しい中、暑気払いにお集まりくださいまして誠にありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きますので、どうか、お体に気をつけてお過ごしください。

皆で、この暑い夏を乗り切りましょう!

《二次会がある場合》
まだまだ暑気払いが足りないという方には二次会も用意していますので、ぜひ、ご参加ください。

お帰りの方は、お忘れ物がないかご確認の上、どうぞ気をつけてお帰りください。

本日はありがとうございました!

幹事(司会)は場を落ち着かせ、閉会をアナウンスします。挨拶では参加への謝辞から始め、参加者の体を気遣う一言も述べましょう。

中締めも兼ねる場合は暑気払いの文言が重複しないよう注意し、最後は元気よくお礼の言葉で締めくくります。

二次会を予定している場合は参加者がスムーズに移動できるよう詳細を案内し、帰宅する参加者には最寄り駅へのアクセスなども伝えましょう。

さらに、「傘をお忘れにならないよう」「お足元に気をつけて」など、その日の天候や状況に合わせた一言を加えると丁寧です。

まとめ

飲食を目的にした暑気払いでは、明るく元気に、テンポよく挨拶するのが基本。また、「暑い夏を乗り切りましょう!」「猛暑を吹き飛ばしましょう!」などの掛け声で暑気払いならではの雰囲気を作るのもポイントです。

暑気払いの挨拶には「開会宣言」から「閉会の挨拶」までありますが、それぞれの挨拶を誰が行うのかは規模や参加者層に合わせて決めましょう。

ぜひ、本記事で紹介した挨拶文例も参考に、参加者を元気にする挨拶を考えてください。