飲み会の幹事を任されて「できるかな……」と悩まれている方は、ぜひ本記事をご活用ください!

本記事では、「幹事をやったことがない」「新人なのに抜擢された」という方でも失敗しないよう、飲み会の事前準備から当日までの「やることリスト」をご紹介。

打ち上げはもちろん、懇親会や歓送迎会など、よくある飲み会に応用できますので、これからの準備がスムーズに運べることでしょう。

ぜひ、それぞれのリスト項目に記載されているポイントも参考にしながら準備をすすめてくださいね!

飲み会の幹事に必要とされる能力

飲み会幹事の仕事を確認する前に、ここで飲み会の幹事に必要とされる能力をつかんでおきましょう。

  • 企画力
  • 調整能力
  • 段取り力
  • 予算管理能力
  • 危機管理能力
  • コミュニケーション能力
  • リーダーシップ

飲み会とはいえ会社関係のビジネスイベントですから「タスク」や「プロジェクト」などのようなもの。通常業務とは違った取り組みではありますが、必要な能力を発揮しながら飲み会を成功へ導きましょう!

【事前準備】飲み会幹事のやることリスト

ここでは、飲み会までの事前準備に必要な「やることリスト」を紹介していきます。

日程調整

飲み会を「いつ」やるのか開催日を決めましょう。日程調整では飲み会の主役や挨拶をお願いしたい上司の予定を優先して押さえておきましょう。

~ポイント~

  • 打ち上げなら「プロジェクトリーダー」、歓送迎会なら「主役」など優先した順に調整する。
  • 最終的に候補日の中から参加者が最も多い日を開催日にする。
  • 日程調整ツールを活用してスムーズに運ぶ。例:調整さん

会場探し

「どこ」で飲み会を開催するか、会場は飲み会の規模やテーマ、参加者層に合わせて選びます。たとえば歓送迎会や忘新年会などは予約が集中して押さえにくいため早めに候補をしぼりましょう。

~ポイント~

  • 予算や条件、アクセスなどから検索する。
  • 料理はアンケートで決めたり、お得で手間いらずのコースを注文したり。
  • 早期予約割引や幹事無料などお得な宴会プランがないか調べる。
  • 飲み放題は幅広い好みに対応できるメニューかチェックする。
  • 音響や映像などに必要な機材が使えるかも確認しておく。

参加費の決定

飲み会の一般的な参加費は3,000円~5,000円が相場です。当日の追加オーダーやゲームの景品代なども予算に組み、規模やテーマに合わせた適切な参加費を決定しましょう。

~ポイント~

  • 参加費は高すぎると参加率が下がり、低すぎると飲み会の質が下がるため適正に設定する。
  • 参加費を当日集めるのか、前日までに集めておくのか「徴収」についても決めておく。

幹事チームの立ち上げ

もし大人数で飲み会を開催する場合は幹事チームを立ち上げて役割分担すると効率が上がります。幹事が多すぎるとコミュニケーションが煩雑になって準備がスムーズに運ばないかもしれないため、参加者10名に対して幹事1名を目安にしましょう。

~ポイント~

  • 役割分担は司会、運営、会計など得意分野に分ける。
  • チーム内で常に情報共有しながらミスやトラブルを防ぐ。

会場の下見

飲み会の当日になって「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないよう、できれば会場を下見しておきましょう。

~ポイント~

  • 職場や最寄り駅からのアクセスは?
  • 駐車場はあるか、利用料金はいくらか。
  • 店内の動線やレイアウトは問題ないか。
  • 靴のまま過ごせるか、座敷では足が下せるか。
  • 店内禁煙の場合、喫煙コーナーの設置はあるか。
  • 店員の接客態度や客層はどうか。
  • 音響や映像などの機材は利用できるか。

会場の予約

会場が決まったら条件や規約を確認してから予約しましょう。

~ポイント~

  • 利用可能時間は?
  • 人数の変更はいつまで可能?
  • 開始時間の変更や延長はできる?
  • レイアウトは変更できる?
  • キャンセルはいつまで可能?
  • 最低保証料金は必要?金額は?

挨拶の依頼

飲み会では一般的に節目節目で適任者が挨拶を行います。少人数で行うカジュアルな飲み会では幹事だけが挨拶する場合もありますが、大人数であったりビジネス関連であったりする場合は対象者に持ち時間を伝えた上で早めに依頼しておきましょう。

~ポイント~

    • 開会の挨拶……幹事、司会
    • 最初の挨拶……最も立場の高い人
    • 乾杯の挨拶……3番目に立場の高い人
    • 締めの挨拶……2番目に立場の高い人
    • 閉会の挨拶……幹事、司会

※打ち上げ、懇親会、歓送迎会では食事・歓談の時間を利用して自己紹介や主役からの挨拶も行います。

余興・出し物の企画

レクリエーション重視の飲み会では余興・出し物で参加者を盛り上げます。時間配分としては2時間予定の飲み会であれば15分から30分が目安です。

~ポイント~

  • その場で座って楽しめるゲームだと会場を選ばない。
  • 大人数の場合はチーム対抗戦や勝ち抜き戦もあり。
  • 歌、ダンス、手品などは得意な社員にお願いする。

景品の用意

もし飲み会の余興でゲームをするなら参加人数が確定してから必要な数の景品を用意しましょう。

~ポイント~

  • 景品数の目安は参加者の3割程度。
  • 景品数の2~3割程度を豪華景品にすると盛り上がる。
  • 景品に1等、2等、3等とランクをつけてもよい。

参加費の徴収時期を決定

参加費を「いつ」集めるのか徴収のタイミングを決定しましょう。「当日」か「前日まで」か、時期によってメリット・デメリットがありますが、いずれの時期でもお釣りが出にくい参加費の設定や、お釣りが出ないようお願いするのもポイントです。

~当日~

  • メリット……その場で全員からの徴収が可能。
  • デメリット……当日の受付や会計が忙しくなる。

~前日まで~

  • メリット……当日の業務負担が減る。
  • デメリット……徴収に手間がかかり、お金の管理も必要。

案内メールの送信

飲み会の詳細が決まったら対象者に案内メールを送りましょう。

~案内メールに必要な項目~

  • 開催日時
  • 会場
  • お店の地図
  • アクセス
  • 参加費と徴収方法
  • 出欠の返信方法や返信期日
  • 幹事の連絡先

件名:【○○○○(飲み会のタイトル)のご案内】

社員各位

お疲れ様です。~季節の挨拶~

このたび○○○○(飲み会のタイトル)の開催が決定しましたのでお知らせいたします。
つきましては日頃の労をねぎらい合いながら社内の親睦を深めたいと存じます。
ご多用かとは存じますが、是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。

出欠のご回答は〇月〇日(曜日)までに、こちらのメールの件名を変えずそのまま返信をお願いいたします。

**************

《概要》
日時:20××年〇月〇日(〇) 午後〇時〇分より
場所:居酒屋○○(地下鉄〇〇線〇〇駅下車徒歩〇分)
住所:東京都〇〇区〇〇1-2-3(地図:http:~~URL)
電話番号:03-〇〇〇-〇〇〇〇
会費:4,000円(当日受付にて)

問い合わせ先:幹事 ○○部 ○○ 携帯:090-xxxx-xxxx

**************
(以下署名)

出欠管理と最終報告

案内を送った全員の出欠をまとめて期日までに会場へ最終報告をします。必要に応じて料理プランや飲み放題などの内容もオーダーしておくと当日の運営がスムーズです。

~ポイント~

  • 幹事無料プランを利用する場合は人数を間違えない。
  • 出欠管理は専用ツールを使うと便利です。例:調整さん

席次表の作成

飲み会の参加者が確定したら席順を決めて席次表を作成しましょう。出入口に近い席が「下座」、出入口から遠い席が「上座」ですので、参加者の立場や主役の有無によって適切に配席します。幹事は基本的に「下座」で飲み会の状況を確認しながら運営に徹します。

~ポイント~

  • 上司が複数参加する場合は「上座」の中央から立場順で配席する。
  • 歓送迎会の主役は「上座」や「中央」に配席する。
  • 幹事が数名の場合は「上座」と「下座」にわかれてもよい。

進行表の作成

飲み会の進行がスムーズになるよう当日のタイムスケジュールがわかる進行表を作成しましょう。

~進行表の例~

  • 開始の挨拶(5分)19:00~19:05
  • 乾杯の挨拶(5分)19:05~19:10
  • 食事・歓談(40分)19:10~19:50
  • 余興・出し物(25分)19:50~20:15
  • 食事・歓談(30分)20:15~20:45
  • 会計(5分)20:45~20:50
  • 中締めの挨拶(5分)20:50~20:55
  • 閉会の挨拶・退店(5分)20:55~21:00

リマインドメールの送信

参加者への直前アナウンスで飲み会の開催を再通知したり、参加者からのドタキャンを防いだり、会場へのキャンセル可能時期に合わせてリマインドメールを送りましょう。

件名:【再送】○○○○(飲み会のタイトル)のご案内

○○各位

お疲れ様です。○○部の○○です。

先日ご案内しました○○○○(飲み会のタイトル)の開催日が近づいてまいりましたので、参加者の方々に改めてご連絡いたします。

《概要》
日時:20××年〇月〇日(〇) 午後〇時〇分より
場所:居酒屋○○(地下鉄〇〇線〇〇駅下車徒歩〇分)
住所:東京都〇〇区〇〇1-2-3(地図:http:~~URL)
電話番号:03-〇〇〇-〇〇〇〇
会費:4,000円(当日受付にて)

万が一ご都合が悪くなられた場合は、お手数ですが今週中に○○(幹事)までご連絡ください。
来週以降はお店へのキャンセル料が発生しますので何卒ご了承ください。
よろしくお願いいたします。

(以下署名)

【当日進行】飲み会幹事のやることリスト

ここでは、飲み会当日の進行に必要な「やることリスト」を紹介していきます。

会場への案内・受付

幹事は飲み会開始の15分前を目安に会場前で参加者を出迎えて案内しましょう。

~ポイント~

  • 受付で参加者の出席を確認する。
  • 当日徴収の場合は参加費を徴収する。

タイムスケジュールに沿った進行

開始時間が来たら全員がそろっていなくてタイムスケジュールに沿って進行していきます。遅れてくる参加者がいる場合は別の幹事か代行者に受付や案内をしてもらいましょう。

    1. 開始の挨拶……参加へのお礼、自己紹介、盛り上げのひとことで開会宣言。
    2. 乾杯の挨拶……乾杯用のドリンクは早めに注文しておく。
    3. 食事・歓談……料理や飲み物が偏りなく行き渡っているか常に確認する。
    4. 余興・出し物……いったん会場を落ち着かせてから参加者を盛り上げる。
    5. 食事・歓談……ラストオーダーに注意しながら過ごしてもらう。
    6. 会場への支払い……ラストオーダーの後、すみやかに支払いを済ませる。
    7. 中締めの挨拶……会場を落ち着かせてからお開きの旨を伝える。
    8. 閉会の挨拶……参加へのお礼、振り返りのひとことを添えて閉会宣言。
    9. 二次会の案内……スムーズに移動できるよう詳細をアナウンスする。
    10. 退店……忘れ物がないか確認し、会場の方にお礼を述べ、すみやかに退店する。

ほかにも、「空いている皿やグラスを下げてもらう」「写真撮影を行って共有できるよう保存しておく」「酔っ払った人がいたら介抱してあげる」など、当日の様子を見ながら立ち回りましょう。

ここからは進行に使えるセリフを紹介しますので台本作りにご活用ください。

■開始の挨拶

「皆さまお待たせいたしました。本日は株式会社○○○○(飲み会のタイトル)にご参加いただきありがとうございます!本日司会進行を務めます、○○○○(氏名)です。よろしくお願いします!」

■乾杯の挨拶

《挨拶の前》
「それでは、○○(役職名)に乾杯の音頭をお願いしたいと思います。

皆さま、グラスのご用意をお願いします。○○(役職名)、よろしくお願いいたします。」

《挨拶の後》
「○○(役職名)、ありがとうございました!」

■食事・歓談

「皆さま、お食事もととのっていますので、どうぞ、ごゆっくりお楽しみください!」

※自己紹介、主役の挨拶がある場合
「それでは、ここで○○(対象者の立場)である○○さんに○○(自己紹介、挨拶)をお願いしたいと思います。○○さん、よろしくお願いいたします。」

■余興・出し物

《余興前》
「皆さま、お待たせいたしました。ここからは○○(余興)の時間です!」

《余興後》
「○○さん、○○さん、楽しいひとときをありがとうございました。それでは、まだまだお食事も残っていますので、お時間の許す限りおくつろぎください。」

■中締めの挨拶

「さて、皆さま、宴もたけなわではございますが、お時間がまいりましたので、ここで○○(役職名)に、中締めのご挨拶をお願いいたします。それでは、○○(役職名)、よろしくお願いいたします。」

(手締め・万歳三唱など)

■閉会の挨拶

「これにて、株式会社○○○○(飲み会のタイトル)を、お開きとさせていただきます。皆さま、本日はお集まりいただき、誠にありがとうございました。どなた様もお忘れ物がないかご確認のうえ、どうぞ気をつけてお帰りください。ありがとうございました。」

《2次会がある場合》
「この後、二次会にご参加いただける方は、○○までお越しください(ほか詳細をアナウンス)。」

二次会の準備

二次会の開催に備え、事前に会場の候補をリストアップしておきましょう。当日でないと予約できませんので、一次会終了後に参加人数を確定させてからすみやかに行います。

~ポイント~

  • 一次会の場所から近いお店。
  • 深夜まで営業しているお店。
  • 参加者のニーズに合うお店。例:はしゃぎたい→カラオケやダーツバー、じっくり話したいorまったり飲みたい→カフェバー

【当日以降】飲み会幹事のやることリスト

ここでは、飲み会当日以降の「やることリスト」を紹介していきます。

お礼メールの送信

飲み会の終了後は参加者へお礼メールを送りましょう。タイミングは当日か翌日がベストです。

▼参加者へのお礼メール例文

件名:○○○○(飲み会のタイトル)のお礼 ○○○○(名前)

おはようございます。○○です。

昨日はお忙しい中、○○○○(飲み会のタイトル)にご参加いただき、ありがとうございました。

至らぬ点も多々あったと思いますが、お楽しみいただけたでしょうか。

また機会がありましたら、次回の○○○○(飲み会のタイトル)でもお役に立てればと思います。

略儀ではありますが、メールにてお礼を申し上げます。

(以下署名)

~ポイント~

  • 挨拶を依頼した対象者へは「また、○○の際はご挨拶いただき、重ねてお礼申し上げます。」と添える。
  • ご厚志(カンパ)をくれた上司へは「また、ご厚志まで頂戴し、ご厚情のほど重ねてお礼申し上げます。」と添える。

会計処理・収支報告

飲み会の終了後はすみやかに会計処理と収支報告を済ませましょう。

~ポイント~

  • 参加者からの徴収金額と諸々の領収書を照らし合わせて集計する。
  • 一次会での余剰金や不足金、二次会での未収金などがあれば清算する。
  • すべての会計事項をまとめて参加者に収支報告する。

まとめ

打ち上げ、懇親会、歓送迎会などの飲み会を任されたら、「やることリスト」を作成して幹事の仕事をスムーズにこなしましょう。リストを「事前」「当日」「当日以降」と時期で分けてスケジューリングするのも効率を上げるためのポイントです。

飲み会幹事の仕事は日程調整から収支報告まで多様ですので、大人数の場合はチームで役割分担や情報共有しながら運営することをおすすめします。

本記事では進行表やタイムスケジュール、司会用の挨拶も紹介しましたので、ぜひ、事前に準備をしておいて飲み会の運営に役立ててください。