送別会の余興・出し物を企画される幹事さんに、送別会が盛り上がるアイデアをご紹介。さらに、送別会が盛り上がる余興・出し物のポイントについても解説します。
主役の涙をさそうような感動の演出から、みんなで楽しめる参加型プログラムまでピックアップしていますので、ぜひ、これからの企画にお役立てください!
送別会の余興・出し物を企画するときのポイント
送別会を盛り上げるため、送別会にふさわしい盛り上げ方を押さえておきましょう。
- 年代を問わず楽しめるもの
- 主役にフォーカスしたもの
- 無礼講でも節度あるもの
ぜひ、余興・出し物を企画するときの参考にしてください。
年代を問わず楽しめるもの
幅広い年代が集まる送別会を盛り上げるには、年代を問わず楽しめるゲームやプログラムを選びましょう。ルールのわかりやすさはもちろん、全員で参加できるスタイル、すぐにチャレンジできるシンプルさなどもポイントです。
主役にフォーカスしたもの
送別会の主役へのサプライズで感動的なシーンをもたらすなら、主役にフォーカスした演出がおすすめ。たとえばムービーに使う音楽や映像を主役の年代に合わせたり、ギフトやメッセージを用意する場合は主役の心に響くものをイメージしたり。
無礼講でも節度あるもの
たとえ『最後くらいは』と無礼講で盛り上がるにしても、主役をからかったり、下品な演出で笑わそうとしたりするのはやめましょう。これまでの功労をねぎらい、新たな門出を応援するのが送別会ですから、どのようなメンバーが集まるのであっても節度ある企画で主役を送り出しましょう。
送別会を盛り上げる余興・出し物アイデア10選
ここでは、送別会を盛り上げる余興・出し物アイデアについて詳しく紹介しています。
- プライベートクイズ大会
- スケッチブックリレー
- サプライズムービー
- 替え歌ダンス
- 送別の歌
- 感謝状
- 写真ケーキ
- サプライズゲスト
- プレゼント贈呈
- 人間アーチ
それぞれの方法や盛り上がるポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
プライベートクイズ大会
歓迎会の主役にまつまるクイズを出題して盛り上がるのもおすすめ。主役には正解⇔不正解のジャッジに参加してもらったり、優勝者に賞品を授与してもらったりしてはどうでしょうか!
~ポイント~
- 主役へのヒアリングで事前に問題を作成しておきます。
- 出題を「〇×」「2択」などにしておくと回答しやすくなります。
スケッチブックリレー
スケッチブックに書いたメッセージを順番に発表していくだけのシンプルな出し物ですが、主役にとっては感動的なシーンとなるのでおすすめ。卒業式のものですが、参考になる動画がありますので演出のヒントにしてください。
~ポイント~
- 応援ソングをBGMにして進行すると雰囲気が盛り上がります。
- 最後に全員が並んで『お疲れ様でした!』と挨拶してもグッときます。
- 最後に花束贈呈と拍手、そこから主役の挨拶に移ると締めくくりにふさわしくなります。
サプライズムービー
送別会までの準備に余裕があり、動画編集の得意なメンバーがいるならサプライズムービーを作成するのもおすすめ。基本的には一人ずつ主役へのはなむけのメッセージを披露してもらい、BGMを添えて仕上げます。
~ポイント~
- 日常の風景を撮った画像を挿し込むと思い出深いものになるでしょう。
- テンプレートの揃った動画編集サイトを利用するとクォリティの高いものが作成できます。
替え歌ダンス
送別会にふさわしいユーモアをもたせるならダンスソングを替え歌にして披露してみてはどうでしょうか。主役の顔写真をお面にしてかぶったり、主役を舞台に上げて一緒に踊ったりしても盛り上がります。
おすすめ曲は「PERFECT HUMAN」で、歌に自信があるメンバーがいるならラップ調のパートに挑戦してもらってもいいですが、サビとダンスの部分だけに挑戦するのも「あり」です。主役の名前を連呼しながら『I’m a (You’re) perfect human』と賛辞してあげてください!
~ポイント~
- 本番までの限られた時間の中では覚えやすい振り付けの曲がおすすめ。
- 主役の人柄やあるあるエピソードを盛り込んだ歌詞に替えましょう。
- 替え歌の内容を参加者と共有するには歌詞がわかるムービーを流すとよい。
送別の歌
はなむけの言葉や感謝の言葉を歌に替えて贈るのもおすすめ。よくあるテーマごとにおすすめ曲を紹介しましょう。
■一緒に頑張った方、貢献してくれた方へ
FUNKY MONKEY BABYS「ありがとう」は同僚や部下などへの感謝を伝えるのにぴったりなソング。「君」という二人称が用いられていますが、そこを「〇〇(主役の名前)」に替えると特別感が出せますし、「あなた」に替えると上司向けにもなります。
■転職、独立、留学などに挑戦する方へ
Mr.Children「終わりなき旅」は、希望と不安を抱えて新たな岐路に立つ仲間に届けたい応援ソング。力強いメロディや哲学的な歌詞がこれからの主役の挑戦をポジティブに後押ししてくれるでしょう。
■定年退職される方へ
谷村真司「昴」は、使命を果たして次なるステージに向かう定年退職者へのはなむけにふさわしい歌です。40年以上前にリリースされましたが、幅広い世代に知られている認知度の高い曲なので全員で合唱してムードを盛り上げるのもよさそう。
~ポイント~
- 参加者全員に歌詞を配って共有するのもおすすめ。
- 主役の年代に合わせてあげると主役が感情移入しやすくなります。
- 歌い終わったら花束やプレゼントの贈呈に移っても感動的になります。
感謝状
送別会の主役への『ありがとう』を感謝状にして渡すのもおすすめ。みんなからの“ひとこと”を集める寄せ書きもいいですが、主役の人柄や功績にフォーカスしたメッセージを感謝状にして渡すと深みが出ることでしょう。
主役の立場に応じてフォーマルめ、カジュアルめを分けるのもポイントです。
~感謝状の例文(フォーマル)~
○○○○殿
あなたは永きにわたり、どんな場面でも熱心に仕事に励まれました。
もちろん困難や苦悩もあったでしょう。
それでも、あなたは弱音や愚痴をこぼさず、いつも周りを励ましたり、真っ先にやって見せたりしてくれました。
あなたの厳しさと温かさに支えられ、わたしたちは紆余曲折しながらも仕事に取り組めました。
あなたの努力と労をたたえ、心より感謝のきもちをこめて深く謝意を表します。
長い間、お疲れ様でした。
これからの人生をどうか楽しんでください。
本当にありがとうございました。
~感謝状の例文(カジュアル)~
○○○○殿
あなたは職場のムードメーカーとして、いつも仲間をポジティブにしてくれました。
業務における課題を率先して解決するだけでなく、ハプニングへの対応力にも優れていたのが印象的です。
いつだったか、あなたとランチに行ったとき、最後のひとつだった日替わり定食を僕に快く譲ってくれましたね。
あなたの機転のよさに何度助けられたことか。
あなたと同じ部署だったからこそ楽しく仕事ができました。
本当にありがとう。
あなたのこれまでの労と貢献をたたえ、深く感謝の意を表します。
長い間、お疲れ様でした。
次の職場でも大いに活躍されることを願っています。
~ポイント~
- 主役の勤務態度や具体的な成果などをたたえましょう。
- 立場を問わず、主役と関係性の強かった人が読み上げると感動的になります。
写真ケーキ
主役の写真入りケーキでサプライズさせるのもおすすめ。感謝状を兼ねたタイプのものもあるので、花束贈呈とともに送別ギフトにしてはいかがでしょうか。
ただし、お店での会食では持ち込み不可な場合がありますので要確認を。もし持ち込み不可なら、ケーキは贈呈だけして自宅で食べてもらうと家族にも感動が伝わります。
~ポイント~
- ギフトショップや専門店へ事前に発注しておきましょう。
- 主役の立場に応じて真面目顔のほか、笑顔、変顔、キメ顔など表情豊かにするのもおすすめ。
サプライズゲスト
主役が『まさか!』『なんでここに!?』と驚く予想外のゲストに登場してもらうのもおすすめ。たとえば元同僚、親密にしていた元部下、お世話になった元上司のほか、家族、取引先なども対象です。
~ポイント~
- ゲストを登場させるタイミングが重要になります。
例:主役の挨拶の後『ここでスペシャルゲストの登場です!』とアナウンスし、いったん照明を落としたり、登場曲を流したりして盛り上げ、花束を贈呈してもらう。
プレゼント贈呈
はなむけの品としてプレゼントを贈呈するのもおすすめ。お菓子やお酒などの嗜好品もいいですが、送別後のライフスタイルに合わせたものでエールを送るのも素敵です。
~ポイント~
- 転職・異動なら……ネクタイ、高級ボールペンなど
- 定年退職なら……体験型ギフト、食事券など
- 独立・企業なら……オーダーシャツ、オーダースーツなど
人間アーチ
岸くんが帰ってきた暁には、岸担総出で人間アーチして出迎えような( ; ; ) pic.twitter.com/aHLH5MZXsX
— ui (@ui_29_) February 4, 2022
送別会が終わって退場(散開)するときは、参加者全員で人間アーチを作り主役をくぐらせてあげてはどうでしょうか。なんの準備もいらないので簡単にできますが、参加者がスムーズにアーチを組めるよう移動の手順は前もって伝えておきましょう。
~ポイント~
- 感動的なBGMを流して送別会を締めくくりましょう。
- 主役がアーチをくぐるときは感謝やエールを伝えたり、主役が通り過ぎた順番に大きな拍手をしたりして盛り上げましょう。
まとめ
送別会では盛り上がる企画で主役を華々しく送り出したいもの。ここで改めて送別会の余興・出し物を企画するときのポイントをおさらいしておきましょう。
- 年代を問わず楽しめるもの
- 主役にフォーカスしたもの
- 無礼講でも節度あるもの
どのようなメンバーが集まる送別会であっても、ポイントを押さえた余興・出し物を企画すれば年代を問わず楽しめたり、主役を思いがけず感動させたり、思い出に残るひとときとなるでしょう。
ぜひ、本記事で紹介したアイデアを参考に、送別会の準備に役立ててくださいね!