「式次第を作ってほしい」と頼まれたけれど、具体的に何を書けばいいのか分からない。
そんな経験はありませんか?
式次第とは、式典やイベントの進行順序を記した文書のことです。
結婚式、葬儀、入学式、卒業式、会社の周年記念式典など、フォーマルな場面で使われます。
式次第があることで、参加者は全体の流れを把握でき、主催者側もスムーズに進行できます。
しかし、いざ作るとなると、どんな項目を入れるべきか、どう書けば丁寧に見えるのか、悩むポイントが多いものです。
この記事では、式次第の基本的な意味から、シーン別の書き方、実際に使える例文まで、初めて作る人でも分かりやすく解説します。
式次第とは?

式次第(しきしだい)とは、式典やイベントの進行順序を時系列で記した文書のことです。
「次第」は「順序」「手順」という意味を持ち、式の流れを示すものとして、古くから日本の儀式や行事で使われてきました。
式次第の役割と目的
式次第には、主に3つの役割があります。
参加者への情報提供
式がどのような流れで進むのか、どのくらいの時間がかかるのかを事前に知らせることで、参加者は安心して式に臨めます。
特に初めて参加する人にとっては、全体像が把握できる重要な資料です。
進行のガイドライン
司会者や関係者が、式をスムーズに進めるための台本として機能します。
誰が何をするのか、どのタイミングで何が行われるのかが明確になるため、進行ミスを防げます。
式典の格式を示す
きちんとした式次第があることで、式典の格式や重要性が伝わります。
フォーマルな場であればあるほど、丁寧に作られた式次第が求められます。
プログラムとの違い
式次第とよく似た言葉に「プログラム」がありますが、使い分けには微妙な違いがあります。
式次第は、伝統的な儀式や格式高い式典で使われることが多く、厳粛な雰囲気を持ちます。
結婚式、葬儀、卒業式、入学式、叙勲式など、日本の伝統的な儀式に用いられます。
プログラムは、よりカジュアルなイベントや、娯楽性のある催しで使われます。
コンサート、発表会、運動会、パーティーなど、楽しむことが目的のイベントに適しています。
ただし、この区別は絶対的なものではなく、近年では両者を同じ意味で使うことも増えています。
迷った場合は、格式を重視するなら「式次第」、親しみやすさを出すなら「プログラム」と考えると良いでしょう。
式次第が使われる主な場面
式次第は、以下のような場面で作成されます。
それぞれの場面に応じて、内容や書き方が変わってきます。
慶事
結婚式、披露宴、入学式、卒業式、成人式、還暦祝い、開業祝い、周年記念式典など。
弔事
葬儀、告別式、法要、追悼式、お別れの会など。
公式行事
入社式、社員総会、表彰式、授賞式、記念式典、開会式、閉会式など。
地域行事
祭りの神事、地鎮祭、竣工式、落成式など。
式次第の書き方

式次第を作成する際は、一定の形式とルールがあります。
ここでは、どんな式典にも共通する基本的な書き方を解説します。
記載すべき基本項目
式次第には、最低限以下の項目を記載します。
タイトル
「式次第」または「○○式次第」と、文書の冒頭に大きく記載します。
結婚披露宴なら「披露宴次第」、卒業式なら「卒業式次第」のように、式の名前を入れることもあります。
日時
式が行われる日付と時刻を明記します。
「令和○年○月○日(曜日) 午前/午後○時○分〜」という形式が一般的です。
場所
式が行われる会場名と住所を記載します。
大きな施設の場合は、建物名と部屋名も書くと親切です。
進行内容
式の流れを時系列で記載します。
各項目には番号を振り、何が行われるかを簡潔に書きます。
主催者名
式を主催する個人名、団体名、企業名などを記載します。
連絡先を添えることもあります。
進行内容の書き方
進行内容は、以下のポイントを意識して書きます。
番号を振る
「一、開式の辞」「二、国歌斉唱」のように、漢数字で番号を振るのが正式です。
カジュアルな式であれば、算用数字(1、2、3)でも構いません。
簡潔に書く
各項目は、何が行われるかが一目で分かるよう、簡潔に書きます。
「校長先生のお話」ではなく「校長式辞」、「みんなで歌を歌う」ではなく「校歌斉唱」のように、格式ある表現を使います。
時間を入れる(任意)
各項目の所要時間や開始時刻を入れると、参加者にとって分かりやすくなります。
ただし、時間通りに進まないこともあるため、目安として記載します。
担当者を明記する(任意)
「○○による挨拶」「○○氏による祝辞」のように、誰が担当するかを書くこともあります。
内部向けの資料では必須ですが、参加者向けには省略することもあります。
言葉遣いと表現
式次第では、丁寧で格式ある言葉遣いを心がけます。
敬語を適切に使う
「校長先生が話す」ではなく「校長式辞」、「来賓の挨拶」ではなく「来賓祝辞」のように、格式ある表現を選びます。
統一感を持たせる
「〜の辞」「〜斉唱」「〜紹介」など、語尾を統一すると、見た目が整って読みやすくなります。
曖昧な表現を避ける
「いろいろな話」「楽しい時間」など、曖昧な表現は避け、「記念講演」「歓談」のように具体的に書きます。
レイアウトと体裁
式次第の見た目も重要です。
中央揃え or 左揃え
タイトルや日時は中央揃え、進行内容は左揃えにするのが一般的です。
全体を中央揃えにして、格式高く見せることもあります。
フォントと文字サイズ
読みやすいフォント(明朝体やゴシック体)を選びます。
タイトルは大きく、本文は適度なサイズに。
高齢者が多い場合は、やや大きめの文字にすると親切です。
余白とスペース
詰め込みすぎず、適度な余白を取ります。
項目間にスペースを入れることで、読みやすさが向上します。
用紙の選択
正式な式典では、上質紙やクリーム色の紙を使うこともあります。
カジュアルな式なら、普通紙で問題ありません。
作成時の注意点
時間配分を考える
各項目の所要時間を見積もり、全体で何分かかるかを計算します。
一般的に、式典は1〜2時間程度が適切です。
長すぎると参加者の負担になるため、必要に応じてプログラムを簡素化しましょう。
関係者に事前確認する
祝辞を述べる人、余興を担当する人など、関係者に事前に了承を得ているか確認します。
名前の漢字や肩書きに間違いがないかも重要です。
完成した式次第は、主催者や責任者に最終確認してもらいましょう。
よくある失敗を避ける
人名や役職名の間違いは非常に失礼にあたるため、必ず本人に確認します。
式の流れが不自然だと参加者が戸惑うため、一般的な式次第の順序を参考にしましょう。
情報不足も避け、日時、場所、所要時間など必要な情報は必ず記載します。
【例文】式次第のテンプレート
祝賀会や周年記念パーティー、忘新年会、歓送迎会など、イベント性の強い行事では会次第を作成するのが適切です。
書式は縦書きでも横書きでも構いませんが、横書きの場合は「1.2.3.」と算用数字でナンバリングすると見やすくなります。
ここでは、よくあるイベントの会次第テンプレートを紹介しますので、予定している行事に合わせてご活用ください。
周年記念パーティーのテンプレート
周年記念の場合、式典と飲食を伴うパーティーを兼ねているなら、祝辞や表彰などのプログラムを取り入れ、乾杯の挨拶で食事・歓談に進めましょう。
株式会社○○
創立○周年記念パーティー
会次第
一、開会の辞
一、代表取締役社長 挨拶
一、来賓祝辞
一、功労者表彰
一、記念映像上映
一、乾杯の挨拶
一、歓談・食事
一、閉会の辞
以上
忘新年会のテンプレート
忘新年会では、代表者の挨拶、乾杯の挨拶、中締めの挨拶、開会・閉会の挨拶でメリハリをつけながら進行するのがポイントです。
株式会社○○
忘年会(新年会)
会次第
一、開会の辞
一、代表取締役社長 挨拶
一、乾杯の挨拶
一、歓談・食事
一、余興・ゲーム大会
一、締めの挨拶
一、閉会の辞
以上
歓迎会のテンプレート
歓迎会では、対象者を明記しながら、歓迎する側と歓迎される側が挨拶できる流れを作りましょう。
株式会社○○
新入社員歓迎会
会次第
一、開会の辞
一、代表取締役社長 挨拶
一、新入社員・新メンバー紹介
一、乾杯の挨拶
一、歓談・食事
一、歓迎の辞(役員または幹部より)
一、新入社員代表 挨拶
一、先輩社員からの激励の挨拶
一、閉会の辞
以上
送別会のテンプレート
送別会では、誰のための会なのかを明記した上で、送る側と送られる側が挨拶できる流れを作りましょう。
○○部長 送別会
会次第
一、開会の辞
一、代表取締役社長 挨拶
一、送別される方の紹介
一、乾杯の挨拶
一、歓談・食事
一、送別の辞(役員または幹部より)
一、送別される方の挨拶
一、先輩社員・同僚からの送別の言葉
一、閉会の辞
以上
懇親会のテンプレート
懇親会は、飲食を中心とした交流がメインですので、自己紹介や乾杯、歓談を軸にした構成にしています。
株式会社○○
懇親会
会次第
一、開会の辞
一、代表取締役社長 挨拶
一、参加者 自己紹介
一、乾杯の挨拶
一、歓談・交流タイム
一、閉会の辞
以上
【例文】会議次第のテンプレート
社内での会議や少人数での会合であれば、会議次第(アジェンダ)を用意しましょう。
会議次第の基本構成
会議名
日時
場所/オンラインURL
参加者
司会者
議事録作成者
参加者への告知や配布に使用するため、横書きのゴシック体で構いません。
基本構成に沿ったテンプレート
会議名:第○回 ○○プロジェクト 定例会議
日時:2025年○月○日(水)10:00〜11:30
場所:本社会議室A/オンライン(Zoom)
参加者:田中部長、佐藤課長、鈴木主任、○○部社員
司会者:鈴木主任
議事録作成者:山本
議題がある場合のテンプレート
会議名:営業部 週次定例ミーティング
日時:2025年○月○日(○)9:00〜9:45
場所:第1会議室/オンライン(Zoom)
参加者:営業部全員(部長、課長、各担当者)
議題:
・先週の営業実績報告(各担当者)
・今週の営業活動計画
・課題共有と対応策の検討
・その他連絡事項(部内イベント、社内通達など)
司会者:営業部長 田中一郎
議事録作成者:営業課 山田花子
まとめ
式次第は、式典やイベントの進行内容を順序立てて記載した文書です。
参加者にプログラムの全体像を伝え、スムーズな進行を支える重要な役割を果たします。
作成する際は、開式から閉式までの流れを分かりやすく記載し、時刻や担当者名も明記しましょう。
簡潔で読みやすいレイアウトを心がけ、参加者が一目で内容を把握できるよう工夫することが大切です。
この記事で紹介した書き方やポイントを参考に、分かりやすく効果的な式次第を作成してください。
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