レセプションパーティーに招待されて「どんな服装で行けばいい?」と悩んでいませんか。

どれくらいのフォーマル度が妥当なのか、ドレスアップも必要なのか、いろいろと気になるのではないでしょうか。

レセプションパーティーはビジネス関係のイベントでありながら社交の場でもありますから服装選びに迷いますよね。

本記事では、レセプションパーティーにふさわしい服装やマナーについて解説します。

お手本になるお呼ばれコーデもフォーマル度をポイントに男女別で紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。

【共通】レセプションパーティーの服装を選ぶポイント

レセプションパーティーの服装は3つのポイントを踏まえると選びやすくなります。

  • 主催者の業界やブランドイメージに合わせる
  • ドレスコードがあれば指定の服装に準ずる
  • 会場のグレードや雰囲気に合わせる

それぞれのポイントについて見ていきましょう。

主催者の業界やブランドイメージに合わせる

レセプションパーティーは主催者である企業や団体などから招待されて出席しますから、先方への感謝も込めて業界やブランドイメージに合わせた装いを考えましょう。

  • 例:アパレル業界…展開しているファッションの傾向に寄せる。
  • 例:飲食業界…ジャンルに応じて優雅さ、豪華さ、上品さを出す。
  • 例:コスメ業界…ブランド専属モデルのファッションをヒントにする。
  • 例:食品業界…企業のブランドカラーを上手に取り入れる。
  • 例:サービス業界…企業のコンセプトや社風から着想を得る。

ドレスコードがあれば指定の服装に準ずる

レセプションパーティーの招待状にドレスコードがあれば指定の服装で出席しましょう。最も悩ましいのが「平服でお越しください」というドレスコードです。平服とは「略礼装(インフォーマル)」のことですので、「普段着」と認識しないよう注意しましょう。

  • スマートエレガンス…フォーマル度の高めのスーツorドレスorアンサンブル
  • カジュアルエレガンス…ややフォーマル度を抑えたスーツorドレスorアンサンブル
  • スマートカジュアル…きれいめなスーツorワンピースorアンサンブル
  • オフィスカジュアル…きちんと感のあるカジュアルめなビジネススタイル
  • ビジネスアタイア…ビジネススタイルを華やかにドレスアップ
  • インフォーマル、平服…きちんと感のあるきれいめなスーツorワンピースorアンサンブル

会場のグレードや雰囲気に合わせる

レセプションパーティーが行われる会場のグレードや雰囲気に合わせ、ドレスアップやドレスダウンを調整しましょう。

  • ホテル、高級レストラン…フォーマル度高めでエレガントに。
  • 一般レストラン、パーティー会場…フォーマル度キープできれいめに。
  • 社内、イベントホール…ビジネススタイルを基本に華やかさもプラス。
  • 屋外、イベント会場…カジュアルめなビジネススタイルにきちんと感を。

【男性】レセプションパーティーの服装マナー

ここでは、レセプションパーティーにおける男性向けの服装マナーを紹介します。

■ふさわしいOKマナー

  • スーツやジャケット…ベーシックカラーの無地か柄物なら上品なもの。
  • シャツ…無地、織柄、ピンストライプ、クレリックシャツなど。
  • ネクタイ…スーツに合わせ、ドレスアップには光沢のあるものでもよい。
  • シューズ…ベルトと同じ色を合わせてバランスよくスマートに。
  • ベルト…皮革や合皮などの素材でシンプルなデザインのものを。

※業界やブランドイメージに合わせる場合は例外も可

レセプションパーティーの服装にはインフォーマルからオフィスカジュアルまで幅がありますが、きちんと感を意識しながらパーティーのテーマや会場の雰囲気などに合わせてドレスアップやドレスダウンを調整しましょう。

■ふさわしくないNGマナー

  • 派手なスーツやジャケット
  • デコシャツ、ネルシャツ、デニムシャツ
  • ジーンズ、ダメージ加工パンツ、短パン
  • スニーカー、サンダル
  • 素足、派手な靴下

※業界やブランドイメージに合わせる場合は例外

レセプションパーティーはビジネスイベントですから、基本的には普段着や遊び着などでドレスダウンするのは控えましょう。

【男性】レセプションパーティーにおすすめな服装コーデ

ここでは、レセプションパーティーにおすすめな男性向けの服装コーデを紹介します。

ベーシックなスーツスタイル

 

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グレーのスーツにブルーのシャツを合わせたベーシックなスリーピーススタイル。ドレスコードとしては「インフォーマル」「平服」「略礼装」をイメージしています。華やかさやフォーマル度はデザイン性のあるネクタイやポケットチーフでカスタマイズしましょう。

~カスタマイズポイント~

  • ドレスコードがビジネスアタイア、スマートエレガンスならネクタイやチーフに光沢を。
  • ドレスコードがオフィスカジュアル、カジュアルエレガンスならツーピースでも◎
  • ドレスコードがスマートカジュアルならノーネクタイ、ノージャケットでもOKな場合が。

ドレッシーなパーティースタイル

光沢のあるミッドナイトブルーのパーティースーツです。ドレスコードとしては「ブラックタイ」をイメージし、タキシードに黒い蝶ネクタイを合わせたスタイル。夜間のパーティーで着られる夜の礼装なので格式高いパーティーでは指定されることもあります。

~カスタマイズポイント~

  • 会場や主催者に合わせタキシードをシルバーやアイスグレー、ベージュなどに。
  • よりドレスアップするなら胸元にコサージュをあしらっても◎
  • ビジネスアタイア、スマートエレガンスにドレスダウンするならタキシードではなくカラースーツなどを。

カジュアルなセットアップスタイル


ブラックのセットアップスーツに白のインナーを合わせたカジュアルなスタイルです。ドレスコードとしては「オフィスカジュアル」「スマートカジュアル」をイメージしています。パーティーのテーマや会場の雰囲気に合わせ、インナー、ネクタイ、チーフなどでカスタマイズしましょう。

~カスタマイズポイント~

  • インナーをノーカラーシャツ、デザインシャツ、ポロシャツなどに。
  • ネクタイは二ットやリネン、ウールなどの素材で季節感を出しても◎
  • パーティースタイルのドレスアップするならチーフを挿して華やかに。

【女性】レセプションパーティーの服装マナー

ここでは、レセプションパーティーにおける女性向けの服装マナーを紹介します。

■ふさわしいOKマナー

  • スーツ、ジャケット、アンサンブル…ベーシックカラーや上品なデザイン。
  • ブラウス…襟付き無地、ノーカラー、リボン付きなど上品なもの。
  • アクセサリー…パーティーに合わせてドレスアップ⇔ドレスダウン。
  • バッグ…スーツなどに合わせてシンプル⇔ドレッシーに調整を。
  • パンプス…ヒールは3〜7cm程度で無地かワンポイント付きのもの。
  • ストッキング…ベージュ系、ブラウン系、ブラックなど。

※業界やブランドイメージに合わせる場合は例外も可

レセプションパーティーの服装にはインフォーマルからオフィスカジュアルまで幅がありますが、きちんと感を意識しながらパーティーのテーマや会場の雰囲気などに合わせてドレスアップやドレスダウンを調整しましょう。

■ふさわしくないNGマナー

  • 露出やデザインが大胆なもの
  • デニムシャツ、ネルシャツ
  • ジーンズ、ダメージ加工パンツ、ショートパンツ
  • スニーカー、サンダル、ミュール
  • 素足、網タイツ、柄タイツ

※業界やブランドイメージに合わせる場合は例外

レセプションパーティーはビジネスイベントですから、基本的には普段着や遊び着などでドレスダウンするのは控えましょう。

【女性】レセプションパーティーにおすすめな服装コーデ

ここでは、レセプションパーティーにおすすめな女性向けの服装コーデを紹介します。

ベーシックなワンピーススタイル

まるで重ね着をしているようなモノトーンのワンピースドレスです。ドレスコードとしては「インフォーマル」「平服」「略礼装」をイメージしています。ブラック×ホワイトの組み合わせは着こなしやすくフォーマルな装いとしてもおすすめ。

~カスタマイズポイント~

  • ドレスコードがビジネスアタイア、スマートエレガンスならワンピ×ジャケットで。
  • ドレスコードがオフィスカジュアル、カジュアルエレガンスならスカート×ジャケットのセットアップに。
  • ドレスコードがスマートカジュアルならシンプルなワンピースのみでもOK。

ベーシックなパンツスタイル

テーパードシルエットのパンツにノーカラーのツイード風ジャケットを合わせたセレモニースタイルのセットアップです。「インフォーマル」「平服」「略礼装」といったドレスコードに対応できます。フォーマルなパンツスタイルでの出席を予定している場合におすすめ。

~カスタマイズポイント~

  • お好みでパンツをワイドめのシルエットにしても◎
  • インナーはリボンやフリルが付いたブラウスでもOK。
  • ビジネスアタイアのドレスコードには襟付きのジャケットで。

ドレッシーなワンピーススタイル

レースとシフォンで仕上げた大人シックなブラックのプリーツスカートドレスです。ドレスコードとしては「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」をイメージ。会場や主催者に合わせてドレスアップ⇔ドレスダウンをカスタマイズしましょう。

~カスタマイズポイント~

  • テイストそのままで透け感を抑えると上品なドレスダウンに。
  • ノーカラージャケットを合わせると「きちんと感」がアップ。
  • カジュアルさを出すならラフなデザインでドレスダウンを。

ドレッシーなパンツスタイル

白でもグレーでもないライトグレーのパンツドレスなら上品さと華やかさに差をつけながらドレスアップできます。「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」といったドレスコードをイメージしてパンツスタイルを着こなしましょう。

~カスタマイズポイント~

  • 会場や主催者に合わせカラーをグレージュ、シャンパンゴールド、ピンクベージュなどに。
  • よりドレスアップするなら胸元にコサージュをあしらっても◎
  • ビジネスアタイア、スマートエレガンスにドレスダウンするならカジュアルめのパンツドレスで。

カジュアルなワンピーススタイル

 

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シンプルなノーカラーワンピースにベルト付きのカットソーを合わせたレイヤードスタイルです。ドレスコードとしては「スマートカジュアル」をイメージしています。ワンピースをベースにしたカスタマイズはドレスアップ⇔ドレスダウンに便利です。

~カスタマイズポイント~

  • ワンピース×ジャケットでフォーマル度を上げたドレスアップ。
  • ワンピース×アクセサリーで上品にドレスダウン。
  • パンプスをショートブーツに替えるとよりカジュアルに。

カジュアルなパンツスタイル

ボリュームのあるパフスリーブブラウスにラップ風パンツを合わせたオールブラックのセットアップです。「スマートカジュアル」をイメージしたスタイルですが、ジャケットを羽織ると「オフィスカジュアル」にカスタマイズできます。

~カスタマイズポイント~

  • パールやシルバーのアクセサリーでドレスアップ。
  • ボトムスかトップスをホワイトに替えてのモノトーンも◎
  • シューズはグレーやベージュのほか、レッド、シルバーなどもおすすめ。

まとめ

レセプションパーティーの服装は、主催者の業界やブランドイメージに合わせたり、会場のグレードや雰囲気に合わせたりして選びましょう。もちろんドレスコードがあれば指定の服装で出席するのもマナーです。

レセプションパーティーはセレモニー形式の厳かなものからイベント形式の華々しいものまで幅広く実施されるため、ふさわしい服装を選ぶのに悩むかもしれませんが、「上品さ」や「きちんと感」を意識しながらドレスアップ⇔ドレスダウンを試みましょう。

ぜひ、本記事で紹介したコーデ例も参考に、素敵な服装でレセプションパーティーに出席してくださいね!