送別会を開催してもらったら、お礼メールを送りましょう。もし「どう書けばいい?」と作成が進まず悩まれているなら、ぜひ本記事を活用してください。

本記事では、送別会のお礼メールの書き方ポイント、すぐに使えるメール例文を対象者別でご紹介。本記事を参考にしていただければ、どなたでも相手に失礼のない適切なメールが作成できますよ!

送別会のお礼メールの書き方ポイント3つ

送別会のお礼メールを作成するにあたり、外せない3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 件名を分かりやすくする
  • 基本的な内容を盛り込む
  • 対象者に個別で作成する

それぞれ簡潔に解説します。

件名を分かりやすくする

お礼メールであると相手に気づいてもらうため、件名には「送別会」「名前」を記載して目立たせましょう。

~例~

  • 本日(昨日)の送別会のお礼(名前)
  • 送別会を開催していただきありがとうございました。(名前)

たとえば「ごちそうさまでした!」「お世話になりました。」だけですと迷惑メールに間違われて気づかれにくいので注意してください。

基本的な内容を盛り込む

送別会のお礼メールには基本的なフォーマットがあります。メールに盛り込む内容や流れは以下の通りです。

~盛り込む内容~

  • 送別会の開催に対するお礼
  • これまでの感謝
  • これからの抱負
  • 相手の活躍や健勝を祈る言葉

以上の流れで作成すると相手にとって読みやすく、お礼の気持ちが伝わりやすいスマートなメールに仕上がります。

対象者に個別で作成する

送別会のお礼メールは「幹事」「上司」「社内(部署)」「社内(同僚)」「社外(取引先)」に個別で作成しましょう。それぞれ立場や関係性が違うため、メール文に使用する言葉と表現を変える必要があります。

ぜひ、対象者別で紹介するメール例文を参考にしてください。

送別会のお礼メールに使える例文集|対象者別

ここでは、送別会のお礼メールに使える例文を対象者別で紹介します。必要に応じてご自身の言葉にかえ、お礼の気持ちがしっかり伝わるようカスタマイズしてください。

幹事宛てのお礼メール例文

件名:昨日の送別会のお礼 ○○○○(名前)

○○さん

お疲れ様です。○○です。

昨日は私のために盛大な送別会を開いていただき、本当にありがとうございました。

また、お忙しい中で送別会の幹事をしていただき心から感謝しています。

おかげ様で皆さんとの楽しい時間が過ごせました。

料理もおいしく、皆さんの○○(余興)にも感動させられ、すてきな思い出となりそうです。

本当にありがとうございました。

私は来月から新しい職場で仕事をスタートさせますが、これまで皆さんから教わったことを生かして頑張ってまいります。

末筆ではございますが、○○さんのますますのご活躍とご健勝をお祈りしております。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。

略儀ではありますが、メールにてお礼を申し上げます。

○○部 ○○○○(名前)

幹事は送別会の開催に力を尽くしてくれた相手ですから、送別会へのお礼に加え、幹事を務めてくれたことにもお礼を述べましょう。送別会の感想もひとこと添えると、幹事の労をねぎらう気持ちのこもったメッセージとして伝わります。

例文では「転職」の設定で今後の抱負を述べていますが、異動や独立の場合でも同じように新天地での決意を表明しましょう。

上司宛てのお礼メール例文

件名:昨日の送別会のお礼 ○○○○(名前)

○○課長

お疲れ様です。○○です。

昨日はお忙しい中、私のために送別会を開催していただき、またご参加いただき、本当にありがとうございました。

○○課長には、入社してからこれまで仕事の基本やビジネスマナー、成功哲学など、たくさんのことを教えていただきました。

仕事で結果が出せないときもありましたが、原因分析に付き合ってくださったり、具体的な解決策を考えてくださったりと、親身になってもいただきました。

これまで仕事に前向きに取り組めたのは、○○課長のお力添えがあってこそと心から感謝しています。

私は来月から○○へ異動ですが、新天地でも○○課長に教わったことを生かして仕事に励みます。
落ちつきましたら、近況をご報告いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。

末筆ではございますが、○○課長のますますのご活躍とご健勝をお祈りしております。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。

略儀ではありますが、メールにてお礼を申し上げます。

○○部 ○○○○(名前)

上司への感謝は具体的な表現を用いて「どうお世話になったのか」をつづりましょう。職場でのエピソードを盛り込み、どのように自分に影響を与えたか振り返っても誠意が伝わります。

例文では「異動」の設定で今後の抱負を述べていますが、転職や独立の場合でも同じように新天地での決意を表明しましょう。

社内(部署)宛てのお礼メール例文

件名:昨日の送別会のお礼 ○○○○(名前)

株式会社○○○○
○○部の皆様

お疲れ様です。○○です。

昨日はお忙しい中、私のために盛大な送別会を開催していただき、またご参加いただき、本当にありがとうございました。

入社してから○年間、職場の皆様には大変お世話になりました。
仕事に関することだけでなく、社会人として必要なことの多くを教わりました。

入社当初の私は、なかなか仕事が覚えられず、皆様にご迷惑をおかけすることも多々ありました。
入社○年目で新入社員の育成を任されましたが、仕事を上手に教えられず悩んだ時期もありました。

このような私でしたが、いつも皆様が気にかけてくださり、具体的にフォローしてくださったり、あたたかくアドバイスしてくださったりと、皆様に支えられて取り組めた○年間でした。

心から感謝申し上げます。

来月から新しい職場での仕事が始まりますが、皆様から教わったことを生かして今後も頑張ってまいります。

末筆ではございますが、皆様のますますのご活躍とご健勝をお祈りしております。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。

略儀ではありますが、メールにてお礼を申し上げます。

○○部 ○○○○(名前)

社内(部署)へのお礼メールでは、具体的な文面で「どのように支えられたか」をつづりましょう。職場の方々のおかげでうまくいったこと、乗り越えられたことなど、実話にもとづいたエピソードをつづると気持ちが伝わりやすくなります。

例文では「転職」の設定で今後の抱負を述べていますが、異動や独立の場合でも同じように新天地での決意を表明しましょう。

社内(同僚)宛てのお礼メール例文

件名:昨日の送別会のお礼 ○○○○(名前)

○○○○様

お疲れ様です。○○です。

昨日はお忙しい中、私のために盛大な送別会を開催していただき、またご参加いただき、本当にありがとうございました。

○○さんには同期入社して以来、仕事でもプライベートでも仲良くしてもらいました。
よく一緒に研修にも参加しましたし、社員旅行では○○や○○への観光もしましたね。

仕事で悩むこともありましたが、○○さんに相談すると発想の転換ができたり、前向きになったりするので、いつも頼りにしていましたよ。

来月から新しい職場で仕事を始める私ですが、○○さんの柔軟でポジティブな考え方をお手本にしながら今後も目標に向かって頑張ります。

最後に、○○さんのますますのご活躍とご健勝をお祈りし、略儀ではありますがメールにてお礼を申し上げます。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。

○○部 ○○○○(名前)

同僚へのメールであれば、相手に応じた親近感のある表現でお礼や挨拶をしましょう。相手との具体的なエピソードとともに、相手に対する敬意を言葉にすると心に響くメッセージとして届きます。

例文では「転職」の設定で今後について述べていますが、異動や独立、寿退社の場合でも同じように抱負を語りましょう。

社外宛てのお礼メール例文

件名:昨日の送別会のお礼 ○○○○(名前)

株式会社○○○○
○○部 部長 ○○○○様

お世話になっております。

昨日はお忙しい中、私のために盛大な送別会を開催していただきまして、本当にありがとうございました。

〇〇様におかれましては、これまで○年間、多くを学ばせていただいたり、貴重な経験を積ませていただいたりと、公私にわたってお世話になり、心から感謝いたしております。

○○支店に着任した当初は、業務に慣れないばかりか土地勘もなく戸惑うことばかりではありましたが、○○部長のご支援とご指導のおかげで大変有意義な○年間となりました。

来月には後任の○○が着任いたしますが、新しい担当者にも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

私は、来週より新任地で仕事を始めます。
落ちつきましたら、近況をご報告いたします。

今後ともよろしくお願いいたします。

末筆ではございますが、○○部長のますますのご活躍とご健勝をお祈りしております。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。

略儀ではありますが、メールにてお礼を申し上げます。

○○部 ○○○○(名前)

社外の関係者へは、相手との付き合いを振り返りながら「どのように感謝しているか」を具体的なワードでつづりましょう。例文のように「後任」が決まっているなら紹介や挨拶をします。

例文では「異動」の設定で今後について述べていますが、転職や独立の場合でも先々の関係性は損なわないよう締めくくりましょう。

送別会のお礼メールを送るベストタイミングは?

送別会のお礼メールは送別会の翌日までに送るのがベスト。お礼メールが遅れると送別会の「熱」が冷めてしまいます。相手に対するマナーとしても好ましくありません。翌日に送る場合の時間帯は翌朝の始業直前か直後がよいでしょう。

まとめ

送別会のお礼メールはポイントを踏まえて作成しましょう。

  • 件名を分かりやすくする
  • 基本的な内容を盛り込む
  • 対象者に個別で作成する

基本的な流れに沿ってまとめるのも読みやすくするポイントです。

  • 送別会の開催に対するお礼
  • これまでの感謝
  • これからの抱負
  • 相手の健康や活躍を祈る言葉

完成したメールを送別会の翌日までに送信するのも忘れないようにしましょう。

ぜひ、本記事で紹介した例文を参考に、対象者別の適切なお礼メールで送別会への感謝を伝えてください。