新しいプロジェクトを始動させるための決起会・キックオフで挨拶をするなら例文を参考に挨拶文をまとめておきましょう。
本記事では、決起会・キックオフで盛り上がるシーン別の挨拶例文をご紹介。また、決起会・キックオフを盛り上げる挨拶のポイントも立場別で解説しています。
ぜひ、本記事を活用して決起会・キックオフに備えてくださいね!
決起会・キックオフを盛り上げる挨拶のポイント
決起会・キックオフで挨拶するときは、立場を踏まえたポイントを意識しましょう。
- 主催者側は具体性でメンバーの士気を高める
- メンバーは明確な自己紹介で決意を述べる
それぞれ簡潔に解説します。
主催者側は具体性でメンバーの士気を高める
決起会・キックオフの主催者側として挨拶するときのポイントはメンバーの士気を高めること。ただ「頑張りましょう!」と掛け声をかけるのではなく、具体的な目標やビジョン、プロジェクトに取り組む目的などを発信しましょう。
たとえば「メンバーに成功をイメージさせる」「チームの一員であることに誇りをもたせる」「プロジェクトの達成がもたらす価値」など、メンバーが奮い立つようなメッセージを伝えることが大切です。
メンバーは明確な自己紹介で決意を述べる
メンバーとして挨拶するときのポイントは明確な自己紹介と決意です。決起会・キックオフでは初対面のメンバーや関係性の強くないメンバーと一同に会することが多いため、「どのような人物なのか」をわかりやすく伝えることが重要です。
たとえば所属や担当業務のほか、プロジェクトチームでの役割が決まっている場合は内容も発表します。さらに過去のプロジェクト参加経験があれば手短に紹介。最後に、プロジェクトの成功に向けた自分なりの決意で締めくくるとチーム全体のモチベーションも上げられます。
決起会・キックオフで盛り上がるシーン別の挨拶例文
ここでは、決起会・キックオフの挨拶例文をシーン別で紹介します。
- 開会の挨拶(主催者かメンバー代表)
- 乾杯の挨拶(主催者かメンバー代表)
- 自己紹介(メンバー全員)
- 閉会の挨拶(主催者かメンバー代表)
ご自身が挨拶するシーンを参考に当日の挨拶文を作成してください。
開会の挨拶
皆様、本日はご多用の中お集まりいただき誠にありがとうございます。
これより○○プロジェクトキックオフを開催いたします。
私は本日の司会を務めさせていただきます○○と申します。
どうぞよろしくお願いいたします!
開会の挨拶の前は必要に応じて司会者が上記のような開会宣言をします。
皆様、本日は○○プロジェクトキックオフにお集まりいただき誠にありがとうございます。
私は今回のプロジェクトリーダーを務めさせていただきます○○と申します。まず冒頭、チームを代表して、一言ご挨拶させていただきます。
○○プロジェクトは○○の実現のため立ち上がりました。このプロジェクトを成功させることはチームとしての功績にとどまらず、○○への貢献という点でも大きな価値を生みます。もちろんメンバー個々のステップアップにもつながります。
メンバーそれぞれの強みを結集させ、お互いに意見を出し合い、協力し合いながら、チーム全体でアグレッシブに取り組んでまいりましょう。わからないことや確認しておきたいことなどありましたら、ぜひ、いつでもお気軽にお声がけください!
このキックオフで明日からのプロジェクト始動をしっかり後押しできるよう、有意義なひとときにしたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします!
開会の挨拶は、一般的に役職が1番高い人かプロジェクトのリーダーが行います。プログラム内容やイベントの規模、メンバー層によって適任者を決めましょう。
~開会の挨拶ポイント~
- プロジェクト発足のきっかけを語る。
- プロジェクト達成の先にあるものを示す。
- メンバーが得られる成果を具体的に示す。
- チームワークを強調し緊張や不安を払しょくする。
- キックオフ(決起会)への決意を述べる。
乾杯の挨拶
乾杯の挨拶を務めさせていただきます、○○(所属)の○○と申します。
今回のプロジェクトは○○(会社、業界、社会全体など)において○○の○○を○○する(具体的な成功イメージ)、画期的なチャレンジです。
ここにお集まりの皆様は、このプロジェクト遂行に欠かせない優秀な方々です。こうして皆様とともに明日から取り組めることを誇りに思います。
今日、初めて顔を合わせられた方、これまで交流のなかった方もおられるでしょうから、このキックオフを機に親交を深めていただき、チーム一丸となってプロジェクトを成功させましょう。
それでは、乾杯したいと思います。
グラスの準備はよろしいでしょうか。
○○プロジェクトの成功に向け、乾杯!
ありがとうございました。
乾杯の挨拶は、一般的に役職が3番目に高い人が行います。プログラム内容やイベントの規模、メンバー層によってはプロジェクトのリーダーが行ってもかまいません。
~乾杯の挨拶ポイント~
- プロジェクトの価値や意義を具体的に示す。
- プロジェクトのメンバーをたたえる。
- キックオフ(決起会)の過ごし方を伝える。
- チームの気持ちをまとめるような一言を添える。
- グラスの準備をうながしてから乾杯を合わせる。
自己紹介
■プロジェクト参加経験なし
○○(所属)の○○です。今回のプロジェクトでは○○を担当いたします。
今回は○○プロジェクトに参加させていただき光栄です。
このようなプロジェクトに参加するのは初めてで不安がないわけではありませんが、このようなキックオフ開催していただいたおかげで、このチームでなら自分の強みを発揮しプロジェクトを前へ進められると勇気づけられました。
不慣れな点もあるかと思いますが、一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
プロジェクト参加経験がない場合は「参加経験なし」を明言しておくと周囲からのサポートが得られやすくなりますし、自分からの協力もあおぎやすいでしょう。
~参加経験なしの自己紹介ポイント~
- 自分が担当する仕事や専門分野を盛り込む。
- プロジェクトのメンバー召集へのお礼を述べる。
- 緊張や不安は率直に発してよいが前向きな言葉に変える。
- キックオフに参加しての感想を簡潔に述べる。
- 言葉で自分を飾りすぎず人間味のある一言で決意を述べる。
■プロジェクト参加経験あり
○○(所属)の○○です。今回のプロジェクトでは○○を担当いたします。
今回は○○プロジェクトへの招集、誠にありがとうございます。
私は普段、○○(業務、立場、役割など)を担当しています。
前回は○○に関するプロジェクトに参加し、チームで○○という成果を得ました。
今回のプロジェクトでは前回の経験を生かしながらチームのお役に立てるよう精一杯取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
過去にプロジェクト参加経験がある場合は簡潔に体験談も語りましょう。チーム内でリーダーシップが発揮できますし、なにかあったとき「誰に相談したらよいか」と参加経験のないメンバーを安心もさせられます。
~参加経験ありの自己紹介ポイント~
- 自分が担当する仕事や専門分野を盛り込む。
- プロジェクトのメンバー召集へのお礼を述べる。
- プロジェクトにおけるキャリアを紹介する。
- チームに貢献したい気持ちを述べる。
- プロジェクトの成功に向けた決意で締めくくる。
閉会の挨拶
ただいま、ご紹介にあずかりました○○と申します。
僭越ながら、私から閉会の挨拶をさせていただきます。
本日は○○プロジェクトキックオフにご参加いただき、ありがとうございました。
このような機会に皆様とお会いでき、また、さまざま意見交換でき、とても嬉しく思います。
皆様とプロジェクト遂行に必要な課題が共有でき、明日からの始動に期待感が高まるばかりです。
これからプロジェクトを進行させていく中で解決すべき問題も出てくると思いますが、いつでもチーム全員で支え合いながら乗り越え、必ずやプロジェクトを成功させましょう!
本日はお集まりいただき誠にありがとうございました!
閉会の挨拶は、一般的に役職が2番目に高い人が行います。プログラム内容やイベントの規模、メンバー層によってはプロジェクトのリーダーや司会者が行ってもかまいません。
~開会の挨拶ポイント~
- キックオフ(決起会)参加へのお礼を述べる。
- キックオフに参加しての感想を簡潔に述べる。
- プロジェクト始動への明るい展望を語る。
- チームに向けた決意表明でチームを鼓舞する。
- 最後も参加へのお礼を述べて締めくくる。
決起会・キックオフの最後を手締めで締めくくる場合は、どの締め方で行うかの確認もしておきましょう。
~手締め~
●1丁締め……よぉ~っ。パン。
●1本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン。
●3本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)、もう1丁orもう1本、パパパン・パパパン・パパパンパン。
司会者が閉会宣言する場合は以下のような挨拶で締めくくりましょう。
これにて、○○プロジェクトキックオフを閉会いたします。
本日はご多用の中お集りくださいまして、誠にありがとうございました!
プロジェクト成功に向け、チーム全体で力を合わせて頑張りましょう!
まとめ
決起会・キックオフでの挨拶は立場別でポイントを押さえて臨みましょう。
- 主催者側は具体性でメンバーの士気を高める。
- メンバーは明確な自己紹介で決意を述べる。
決起会・キックオフの目的には「メンバーのモチベーションアップ」「メンバー同士の顔合わせや交流」「チームの結束を高める」などがあります。立場によって目的は異なりますが新プロジェクトの達成に向けた立ち位置は同じですから、しっかりとした挨拶でメッセージを発信することが大切です。
主催者側ならチームを鼓舞したり、メンバーをたたえたり。メンバーはプロジェクト召集への感謝を述べ、自分の役割を示しながらチームへの前向きなメッセージを発信しましょう。
ぜひ、本記事で紹介したシーン別の挨拶例文を活用して、予定している決起会・キックオフを自分らしく盛り上げてくださいね!