社員研修の企画に悩んでいる人事担当者さんは必見です!

「社員研修を盛り上げるには?」
「参加者が一緒に楽しめるものは?」
「簡単に実践できるゲームはある?」

このような悩みが解決するよう、本記事では社員研修におすすめの企画をご紹介。

社員研修の目的に合わせ、「アイスブレイク」「グループワーク」「オンライン」の3つのテーマでまとめています。

ぜひ、これからの企画や準備にお役立てください!

社員研修の目的に沿った企画ポイント

社員研修にふさわしい企画を立てるため、社員研修の目的を改めて確認しておきましょう。

  • 参加者同士の交流を図る。
  • 参加者に会社の雰囲気を感じてもらい意欲を高める。
  • 参加者に企業理解・仕事理解を深めてもらう。

社員研修は参加者に寄り添った内容で実施するのがポイントです。

参加者の気持ちをなごませたり、参加者同士のコミュニケーションを活性したり、ゲーム性の高い企画で社員研修を盛り上げましょう。

社員研修「アイスブレイク」のおすすめ企画5選

参加者の緊張をほぐし、懇親会の場をなごやかにさせるのがアイスブレイクです。

■アイスブレイクのポイント

  • 簡単なルールやテーマで行う。
  • 早い段階で導入して場の空気をなごませる。
  • その後の交流がスムーズになるような内容がよい。

漢字一文字で自己紹介

「私を漢字一文字で表すと○です」と自己紹介。性格や思考、長所、短所、行動傾向などを漢字に当てはめて理由も説明してもらいます。通常の自己紹介に加えることで話す人の人物像が際立ち、聞いている側は相手に対して親しみをもてるでしょう。

~方法~

  1. 漢字一文字で自己紹介する。
  2. なぜその漢字なのか理由も手短に説明する。

~盛り上げるポイント~

  • それぞれの漢字を手書きの名札にして過ごす。
  • それぞれの漢字をニックネームにして過ごす。

Good&New

24時間以内にあった「嬉しかったこと」「新しいこと」を発表するゲームです。ポジティブな発言があふれるため、社員研修のアイスブレイクにぴったり!

~方法~

  1. 各自が1分以内に「嬉しかったこと」「新しいこと」を発表する。
  2. 発表が終わるたび聞いている側は拍手する。

~盛り上げるポイント~

  • 拍手の代わりに「いいね」の掛け声とハンドサインで盛り上げる。
  • 発表内容をテーマにグループでトークタイムを設ける。

ウソ・ホントゲーム

自己紹介を「ウソ」と「ホント」で作り上げるゲームです。どれが「ウソ」かを本人以外の全員に当ててもらうクイズとして発表します。

~方法~

    1. 自己紹介の中に1つ「ウソ」をまぎれこませる。
    2. 発表者への質問タイムを設けて「ウソ」を見破る。
    3. 自己紹介が終わったら「ウソ」を当ててもらう。
    4. 全員で答え合わせをする。

~盛り上げるポイント~

  • 発表内容例:好きな食べ物
  • 発表内容例:最近のマイブーム
  • 発表内容例:思い出の場所
  • 発表内容例:子供の頃のあだ名
  • 発表内容例:初めて観た映画

共通点探しゲーム

お互いの自己紹介から共通点を探すゲームです。目的ある質問を繰り返すことでコミュニケーションが活発になり、相互理解が深まります。

~方法~

  1. 大人数の場合は5~6名のグループに分かれる。
  2. 順番で自己紹介していく。
  3. 質問し合いながら共通点を探す。
  4. グループで共通点をまとめる。
  5. 全体で見つかった共通点を発表し合う。

~盛り上げるポイント~

  • グループをシャッフルして新しい共通点を探す。
  • あらかじめビンゴカードを作成しておき共通点でビンゴゲームを楽しむ。

他己紹介トークショー

対象者をトークショー風の他己紹介で参加者に紹介するゲームです。対象者の人柄や個性、魅力を引き出すインタビュー力も試されます。自己紹介が苦手な参加者の緊張をやわらげる効果もあります。

~方法~

  1. 参加者をペアに分ける。
  2. それぞれのペアで自己紹介し合う。
  3. 自己紹介が終わったら質問で相手について掘り下げる。
  4. ペアのまま順番に前で他己紹介を披露する。

~盛り上げるポイント~

  • イスとマイクを用意してトークショーの雰囲気を出す。
  • 既存社員同士のペアでお手本を見せてもよい。

社員研修「グループワーク」のおすすめ企画5選

参加者同士の交流やコミュニケーションを図るのがグループワークです。

■グループワークのポイント

  • グループでの交流が活発になる。
  • 立場を超えたコミュニケーションが実現する。
  • 相互理解が深まる。

ビブリオバトル

自分が読んで面白かった本をプレゼンしながらチャンプ本を決定するゲームです。発表者が主体性や発信力、表現力を発揮できるほか、参加者にとっては読んだことのない本に出会える機会となります。

~方法~

  1. 参加者に読んで「面白い」と思った本を持ってきてもらう。
  2. 順番に1人5分で本を紹介する。
  3. それぞれの発表ごとにグループで2~3分のディスカッションを行う。
  4. すべての発表が終了したら「どの本が一番読みたくなったか?」を基準に投票でチャンプ本を決める。

~盛り上げるポイント~

  • まず本を選んだ理由、本の作者の紹介する。
  • あらすじは紹介しつつ、あえて詳細は語らない。
  • 最後に本のまとめ、本から得たものを述べる。

ワークスタイルトランプ

自分の理想の「働き方」をテーマにグループでディスカッションするゲームです。既存社員へのダイレクトな質問が苦手な参加者にとって「聞きたいこと」「知りたいこと」がスムーズに話題にできるのも魅力。

方法

  1. 働き方に関するキーワードが書かれたカードを用意する。
  2. 参加者に重視するものを10枚選んでもらう。※枚数の変更可
  3. 参加者はそのカードを選んだ理由を話す。
  4. 既存社員が質問や提言をしてフォローする。

~盛り上げるポイント~

  • 自社でオリジナルのカードを作成してもよい。
  • 座談会とのコラボとして、参加者に働き方についての質問カードを作成してもらって既存社員が引きながら答える。

ワークスタイルトランプの詳細はこちら

ロングタイムドミノ

最も長い時間ドミノを倒し続けられるグループはどこかを競うシンプルなゲームです。ドミノの並べ方について生じるコミュニケーションでグループの団結力やメンバーの発想力が高まります。

~方法~

  1. まず6〜10名のグループに分かれる。
  2. グループごとに100〜200個のドミノを配る。
  3. 制限時間内にドミノを並べる。
  4. 一斉にドミノを倒し時間を競う。

~盛り上げるポイント~

  • ドミノ以外の多様な道具を用意し使えるルールにする。
  • グループごとに結果を踏まえての感想を発表する。

NASAゲーム

NASA(アメリカ航空宇宙局)が宇宙飛行士の採用試験のために開発したとされるコンセンサス(合意形成)ゲームです。不時着した宇宙船を「舞台」に、生還するためのアイデアを出し合って取り組みます。

~方法~

  1. まず4~6名のグループに分かれれる。
  2. 各自で生還に必要なアイテムの優先順位を考える。
  3. グループでの回答をまとめるため話し合う。
  4. NASAの公式回答と照らし合わせ誤差の少なさを競う。
  5. ゲームを振り返りって感想を発表する。

~盛り上げるポイント~

  • 制限時間を設けて集中力をもたせる。
  • コスミックな音楽をBGMにして雰囲気を出す。

NASAゲームの詳細はこちら

謎解き脱出ゲーム

参加者が設定されたストーリーに沿って謎を解きながら「脱出」を試みる体験型ゲームです。会議室やオフィスといった空間に閉じ込められる設定の「収容型」や街や会場を探索しながら実施する「周遊型」などがあります。

~方法~

  1. ストーリー(基本設定・プレイヤーの立場・閉じ込められた理由・脱出する目的)を決める。
  2. 全体の構成(謎の数、仕掛けの内容)を決める。
  3. 謎解きの法則を(アナグラム・クロスワードなど)を決める。
  4. 謎の「答え」は最後の一番大きな謎を解く「カギ」であること。
  5. 謎解きを完成させ、ゲームを実施する。

~盛り上げるポイント~

  • 企業理解が深まるような謎や物語を考える。
  • 制限時間を設けグループで脱出の早さも競う。

謎解き脱出ゲームの詳細はこちら

社員研修「オンライン」でのおすすめ企画5選

オンラインならではの企画で社員研修を盛り上げましょう

■オンライン企画のポイント

  • 遠方の参加者が参加しやすい。
  • テレワーク実施中でも開催できる。
  • オフラインよりリラックスできる。

絵しりとり

絵だけでしりとりをつなぐゲームです。紙とペンがあれば簡単に楽しめますし、ルールがシンプルなのもオンライン向き。それぞれの絵心の違いも話しのネタにしながら楽しく盛り上がれます。

~方法~

  1. 司会者が最初の人に「お題」を出す。
  2. 最初の人は制限時間内に絵を描く。
  3. 次の人からは絵だけでしりとりをしていく。

~盛り上げるポイント~

  • オンラインツールを使うとオンラインならではの楽しみがある。
  • 最後の人まで進んでから絵の答え合わせをしてもよい。
  • 総評として「最優秀画伯賞」「抱腹絶倒賞」などを決める。

絵しりとりに利用できる専用ツールはこちら。

イラストチェイナー 絵しりとりオンラインお絵かきゲーム|Google play
イラストチェイナー 絵しりとりオンラインお絵かきゲーム|App Store
イラストチェイナー 絵しりとりオンラインお絵かきゲーム|PC用

ジェスチャーゲーム

身ぶり手ぶりだけで行える準備物のいらないゲームです。それぞれの表現力や表情の変化も楽しめるのでオンライン上でも「場」がなごみます。

~方法~

  1. 司会役が「お題」を決める。
  2. 挑戦者はジェスチャーで全員に出題する。
  3. わかった参加者は早押しの要領で答える。
  4. ジェスチャー役を交代して繰り返す。
  5. いくつ正解させられるか競う。

~盛り上げるポイント~

  • そばにある「物」を使ってもOKなルールにする。
  • お題の難易度を何段階かで上げていく。

かぶっちゃやーよ

お題の答えをかぶらないよう競うゲームです。わかりやすいルールがポイントですが、回答方法のパターンを変えると楽しみ方に幅が出て盛り上がります。

~方法~

  1. 司会者が「お題」を出す。
  2. 回答者は誰ともかぶらない「答え」を考える。
  3. 司会者の合図で一斉に答えを発表する。
  4. 最後まで誰ともかぶらなかった回答者の勝ち。

~盛り上げるポイント~

  • 紙に「絵」を描いて回答する。
  • すぐ出せる「物」を見せて回答する。
  • スマホで「画像」を検索して回答する。

LINEでワードウルフ

参加者の中に「オオカミ」をまぎれこませ当ててもらうゲームです。オンライン上で盛り上げるため、LINEを画面共有しながら楽しみます。オオカミ役だけが別のテーマで話すため、会話の違和感から誰が「オオカミ」かを探るコミュニケーションもポイントです。

~方法~

  1. オオカミ役を決めておく。※本人には知らせない。
  2. 参加者に共通のキーワードを出題する。
  3. オオカミ役にだけ別のキーワードを伝える。
  4. 制限時間を設けてキーワードについて会話する。※キーワードは口にしない。
  5. 参加者は誰が「オオカミ」かを当てる。

~盛り上げるポイント~

  • 大人数の場合はオオカミ役を数名まぎれこませる。
  • キーワードを「アイスクリーム」「かき氷」など類似させて難易度を上げる。
  • オオカミ役は当てられても相手のキーワードが合えば逆転勝利できる。

超接写クイズ

身近なものを接写で「わかりにくく」してクイズにするゲームです。やり方はシンプルですが、映っているものがわかりづらい「もどかしさ」がポイント。出題する楽しさと正解をめざす面白さの両方で盛り上がれます。

~方法~

  1. 参加者はスマホで出題物を接写しておく。
  2. WEBカメラが使える場合は出題物をズームアップする。
  3. 出題物の角度やピントを変えてヒントを出す。
  4. 早押しの要領で回答していく。

~盛り上げるポイント~

  • 全員が出題する持ち回り方式で楽しむ。
  • 全体でテーマを決めてから出題ごとに一巡させると回答しやすい。

まとめ

社員研修は社員研修の目的に沿った企画で盛り上げるのがポイントです。

  • アイスブレイク……緊張をほぐす、場をなごませる。
  • グループワーク……コミュニケーションを活性させる。
  • オンライン……遠方の参加者、テレワーク中の既存社員も参加しやすい。

また、研修会やセミナーのような堅苦しい雰囲気ではなく、ゲーム性やイベント性を高めた楽しい雰囲気で行うのも大切なポイント。

ぜひ、本記事で紹介したおすすめ企画も参考に、参加者のモチベーションアップにつながる懇親会を開催してください。