納涼会の運営を任され「どうやって盛り上げよう?」と悩まれている幹事様は必見です!
本記事では、納涼会を盛り上げるおすすめ企画を紹介します。
納涼会を企画するときのポイントや必要な準備なども解説しますので、ぜひ、参考にしてください。
納涼会を盛り上げるための企画ポイント
納涼会は夏の暑さをしのぐためのイベントですから、納涼会ならではのポイントを押さえましょう。
- 涼を感じてもらえる演出を工夫する
- 食べ物や飲み物で涼を味わってもらう
- スタミナのつく食べ物で暑気払いする
それぞれ具体的に見ていきましょう。
涼を感じてもらえる演出を工夫する
納涼会の由来は「夕涼み」とされ、暑さがやわらぐ夏の夕暮れに縁側や玄関先で涼を求めたことがきっかけです。納涼会では涼を感じてもらえるよう、「涼やか」「爽やか」な演出を企画しましょう。
見た目はもちろん、音や感触、味わいなど五感に働きかけるよう工夫するのもポイントです。
食べ物や飲み物で涼を味わってもらう
納涼会が開催されるのは一年で最も暑いとされる7月~8月です。この時期の風習に「暑気払い」というものがあり、熱くなった体をクールダウンさせる食べ物や飲み物を味わいます。
■食べ物……そうめん、冷や麦、冷麺、トマト、キュウリ、スイカなど
■飲み物……ラムネ、甘酒、冷やし飴、桃の葉茶など
納涼会らしく企画するなら冷たいものを提供するだけでなく、「涼やか」「爽やか」などをコンセプトに提供の方法にもこだわりましょう。たとえば氷を入れた容器で食べ物を冷やしたり、涼し気なグラスに飲み物を注いだりすると雰囲気が出せます。
スタミナのつく食べ物で暑気払いする
夏の暑さに負けないよう、納涼会ではスタミナのつく食べ物で暑気払いしましょう。冷たいものばかりでは体に負担をかけるため、栄養満点の料理を振る舞うのもポイントです。
■定番……焼肉、鰻(うなぎ)など
■人気……火鍋、ホルモン鍋、ジンギスカン鍋など
熱々で食べるもの、香ばしいもの、スパイシーなものなど参加者に合わせて料理ジャンルを選びましょう。
納涼会を盛り上げるおすすめ企画10選
ここでは、納涼会を盛り上げるおすすめ企画を紹介します。
- 流しそうめん
- かき氷
- スイカ割り
- ビアガーデン
- ドリンクバー
- バーベキュー
- ヨーヨー釣り
- 花火
- 屋形船・クルージング
- 納涼踊り
それぞれの準備やポイントについても押さえていきましょう!
【1】流しそうめん
そうめんは麦から作られるため栄養があり、暑気払いの食べものとしても人気です。そうめんを流水で味わうスタイルは見た目にも涼やか。
流しそうめんセットは卓上用のコンパクトなものから竹で組んだ本格的なものまでありますので、会場や規模に合うものを選びましょう。
~準備~
- 流しそうめんセット(購入 or レンタル)
- そうめん、つゆ
- 薬味
- 箸、食器
- 氷
~盛り上げポイント~
- トマト、キュウリ、錦糸卵、ハム、のり、ごまなどのトッピングを用意する。
- キムチ、ラー油、柚子胡椒、豆板醤などの辛み成分でスパイシーに仕上げる。
- ときどきカラフルな色付きそうめんを流してサプライズ的に楽しませる。
【2】かき氷
かき氷は夏のイベントに欠かせない和スイーツ。見るからに涼やかですし、氷の冷たさが暑さを一瞬で吹き飛ばしてくれます。かき氷機も家庭用のシンプルなものから業務用のハイスペックなものまでありますので、参加人数や参加者層に合わせて手配しましょう。
~準備~
- 氷
- かき氷機(購入 or レンタル)
- お好みのシロップ
- カップ、スプーン型ストロー
- お好みでフルーツ(トッピング)
~盛り上げポイント~
- 凍らせた果汁100%ジュースでフルーティーに仕上げる。
- 冷凍フルーツをそのまま使った高機能な機械で贅沢アレンジ。
- セルフ式で提供して参加者に作る楽しみを味わってもらう。
【3】スイカ割り
スイカには体の熱を取る効果があり、暑気払いの食べ物としても人気です。屋外での納涼会なら、大人も子供も楽しめるのではないでしょうか。
■スイカ割りの方法
挑戦者に目隠しをし、その場で体を回転させて方向感覚をなくします。挑戦者が歩き始めたら周囲から「右」「左」「前」などと声をかけてスイカのある方へ導きます。スイカが割れそうな位置に来たら「そこ!」「いけ!」といって盛り上げましょう。
~準備~
- スイカ(飛散防止で透明のビニール袋に入れてもよい)
- スイカを割る棒
- ビニールシート
- 目隠し(アイマスク、手ぬぐいなど)
- お皿
~盛り上げポイント~
- 大人数の場合はチーム対抗にして団結力を発揮させる。
- アップテンポなBGMを流してハラハラ・ドキドキさせる。
- 声ではなく手拍子の大きさで挑戦者を誘導し難易度をアップさせる。
【4】ビアガーデン
夏ならではの楽しみであるビアガーデンは大人の納涼会として人気です。ビルの屋上や海辺で開催されているビアガーデンを利用するのも「おつ」ですが、オリジナルビアガーデンを企画するのもおすすめ。
少人数なら家庭用ビールサーバーでも存分に楽しめますし、大人数なら背負式ビールサーバーで交流を深めるのもおすすめです。
~準備~
- ビールサーバー(購入 or レンタル)
- グラス、クリアカップなど
- お箸、フォーク、お皿など
- おつまみ、料理
~盛り上げポイント~
- 法被(はっぴ)を着てビールを振る舞う。
- 売り子のコスプレ姿でビールを振る舞う。
- 夏ソングをBGMにしてムード満点にする。
- サーバー以外にクラフトビールやノンアルコールビールも用意する。
【5】ドリンクバー
お酒からソフトドリンクまで、参加者の幅広い好みに合わせた飲み物を用意してドリンクバーを楽しんでもらいましょう。大人の納涼会なら多彩なジャンルのアルコールを用意したり、フルーツジュースを組み合わせてモクテルを提供したりしてはどうでしょうか。
~準備~
- ドリンク
- グラス、クリアカップ、ストロー
- フルーツ、アイス(トッピング)
~盛り上げポイント~
- ビンや缶の場合は氷を詰めたシャンパンクーラーで出す。
- 光る氷(アイスライト)を使って涼やかさを演出する。
- シェイカーを使って本格的なカクテルを振る舞う。
- フルーツやアイスを使って「映えドリンク」を振る舞う。
【6】バーベキュー
バーベキューなら、スタミナのつく食材や夏野菜など暑気払いの食べ物が一度に楽しめます。夏らしく海辺で開催するのもいいですが、納涼会らしくするなら木陰のある森林や水辺などもおすすめ。
キャンプ場やグランピング施設を利用すると、より快適で贅沢なイベントが企画できます。
~準備~
- BBQセット(購入 or レンタル)
- お好みの食材
- お好みのドリンク
- お箸、食器など
- イス、テーブル
~盛り上げポイント~
- ビアガーデンやドリンクバーを併設する。
- 流しそうめんやスイカ割りとコラボする。
- 夏ソングをBGMにしてムード満点にする。
【7】ヨーヨー釣り
夏祭りの会場でよく見かけるヨーヨー釣りは、見た目にも涼やかで納涼会にぴったり。簡単そうで難しいもどかしさがあり、子供はもちろん、大人でも夢中になって楽しめます。屋外での開催を予定しているなら企画のひとつにいかがでしょうか。
~準備~
- ヨーヨー釣りセット(購入 or レンタル)
- 水(水道が使える場所)
~盛り上げポイント~
- 誰が制限時間内に最も多く釣れるか争奪戦にする。
- 大人数ならチーム対抗戦にして優勝を競う。
- 釣れたヨーヨーで何回打てるか勝ち抜き戦をする。
【8】花火
花火大会をそのまま納涼会として開催する企業や地域もあります。花火大会に出向いて豪華な打ち上げ花火を観賞するのもいいですが、独自開催するなら手持ち花火や噴出し花火など家庭用のもので遊ぶのもおすすめ。
暑気払いの食べ物や飲み物を楽しんだ後は、夏の夜に映える花火で納涼会を締めくくりましょう。
~準備~
- お好みの花火
- 水を入れたバケツ
- マッチ、ライターなど
~盛り上げポイント~
- 手持ち花火を使いシャッタースピード調整可能なカメラやスマホアプリで花火文字を撮る。
- 全員に線香花火を配って誰の花火が最後まで消えないかチャレンジ大会で楽しむ。
【9】屋形船・クルージング
特別感を出すなら、屋形船やクルージングを利用した贅沢な納涼会もおすすめ。夏の海風を感じながらの風流な納涼会が楽しめます。運行会社によって料金や料理ジャンルは異なりますが、予算や人数に応じたプランを選べるのが魅力です。
■プラン例:ワンドリンクのみ、ランチ&スイーツ、ビュッフェ、ディナーコースなど
~準備~
- 希望のエリアで運行プランを探す。
- 希望の予算で運行プランを選ぶ。
- 希望の料理ジャンルからプランを決める。
~盛り上げポイント~
- 浴衣やサマードレスなど夏コーデで過ごす。
- 夏をテーマにしたプリントTシャツで集まる。
- マリンルックをドレスコードにして参加してもらう。
【10】納涼踊り
お昼間は暑さで活動が制限されたとしても、暑さがやわらぐ夕暮れは体を動かしやすくなります。音楽に合わせて納涼踊りに興じるのもおすすめです。
たとえば「東京音頭」「炭坑節」「八木節」などは夏の風物詩である盆踊りでの定番。また、いまどきなアニソン盆踊りでは新旧アニメソングを用いた踊りも人気です。
盆踊りと納涼会の意味合いは違いますが、開催時期が重なるため「夏らしさ」の点では盆踊りを参考に企画してもよいでしょう。
~準備~
- お好みの曲を選んでファイルに保存する。
- 運営側の数名が振り付けを覚える。
- 当日、参加者に振り付けを教える。
~盛り上げポイント~
- 参加者層に合わせた盛り上がる曲を選ぶ。
- できるだけ簡単な振り付けで踊りやすくする。
- 櫓(やぐら)やステージを設けて踊りを見せながら進行する。
まとめ
納涼会は夏の暑さを吹き飛ばすような企画で盛り上げたいものです。
ここで、納涼会ならではの企画ポイントをおさらいしておきましょう。
- 涼を感じてもらえる演出を考える。
- 食べ物や飲み物で涼を味わってもらう。
- スタミナのつく食べ物で暑気払いする。
「涼やか」「爽やか」といったイメージで五感に働きかけると納涼会らしいイベントが開催できます。
ぜひ、本記事で紹介したおすすめ企画も参考に、規模や参加者層に合わせて納涼会をプロデュースしてください。