歓迎会をゲームで盛り上げようと企画するも、『どんなゲームがあるの?』『どうすれば新入社員に楽しんでもらえる?』『よくあるゲームのルールが知りたい』とお悩みではありませんか?

本記事では、歓迎会を盛り上げるゲームのほか、歓迎会にふさわしいゲーム選びのポイント、歓迎会でゲームをやるときの注意点を紹介します。

初めて幹事を任された方でも企画がうまくいくようまとめてありますので、ぜひ、準備の参考にしてくださいね!

歓迎会を盛り上げるゲーム選びのポイント

歓迎会を盛り上げるには歓迎会にふさわしいゲームを選ぶのがポイントです。ここでは3つのポイントを解説します。

  1. 新入社員の緊張がほぐれるもの
  2. 全員で参加できるわかりやすいもの
  3. 新入社員と先輩社員が交流できるもの

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新入社員の緊張がほぐれるもの

入社したばかりの新入社員は歓迎会であっても緊張しているものです。歓迎会を楽しませるためにも新入社員の気持ちがほぐれるようなアイスブレイクになるゲームからスタートさせましょう。自己紹介をゲーム風にアレンジするだけでも場がなごみます。

全員で参加できるわかりやすいもの

難しいルールや参加者限定のゲームで進行すると歓迎会が盛り下がりかねません。歓迎会は新入社員に楽しんでもらい、会社の雰囲気にも慣れてもらうのが目的ですから、全員で参加できるわかりやすいものを取り入れましょう。ルール説明では事前に大きな紙に手順を書いておいて発表したり、先輩が前に出て手本を見せたりなどするのも工夫のひとつです。

新入社員と先輩社員が交流できるもの

たとえば「ペアを組む」、「チーム対抗にする」、「ディスカッション形式にする」などの方法で積極的に新入社員と先輩社員の交流をはかりましょう。歓迎会で新入社員と先輩社員とのコミュニケーションが充実すると会社での関係性や仕事での連携によい影響をもたらすためです。

歓迎会を盛り上げるおすすめゲーム10選

ここでは、歓迎会を盛り上げるおすすめゲームを紹介します。それぞれのゲームのルールと遊び方、ポイントなどまとめていますので、ぜひ、歓迎会での企画に役立ててくださいね!

自己紹介プレゼン

ただの自己紹介ではなくプレゼン形式で自分についてアピールしてもらうのが自己紹介プレゼンです。新入社員にとっては名前以外にも個性や強みを伝える機会となりますし、先輩社員にとっては新入社員との会話の糸口が見つかりますし、歓迎会での交流も深めやすくなるでしょう。

◎アイスブレイクにおすすめ!

◆ルール◆

特になし。設けるとすれば持ち時間や順番など。

◆遊び方◆

  1. それぞれ名前/所属/出身校/出身地/趣味/特技/意気込みなどを発表する。
  2. プレゼンソフトあるいはスケッチブックなど場に応じたツールで準備しておく。
  3. 新入社員には事前にテーマを決めたりテンプレートを用意してたりしてあげてもよい。

妄想自己紹介

通常の自己紹介だと緊張して堅苦しくなるので、『もし〇〇だったら』と別の人物になりきって妄想で自己紹介するのもひとつ。それぞれが自由に設定してもいいですし、あらかじめ偉人や有名人、ドラマの主人公、アニメのキャラクターなどをピックアップしておき発表前に選んでおくのもよいでしょう。

◎アイスブレイクにおすすめ!

◆ルール◆

特になし。設けるとすれば持ち時間や順番など。

◆遊び方◆

  1. 『もし〇〇だったら』と別の人物になりきって夢や抱負、ビジョンを語る。
  2. ものまねや口まねをして誰になりきっているのかをクイズにしてもおもしろい。

自己紹介ビンゴ

数字ではなく自己紹介の中で発表されるキーワードをもとにビンゴゲームを楽しみます。キーワードは最初に設定するテーマに沿ったものに関連づけましょう。一人の自己紹介に複数のキーワードを盛り込めば少人数でもビンゴする確率が上がります。

◎アイスブレイクにおすすめ!

◆ルール◆

最速でビンゴした参加者が優勝。

◆遊び方◆

  1. 全員に3×3のマスが書かれた紙(ビンゴカード)を1枚ずつ用意する。
  2. テーマを決め、テーマに関連するものを9つのマスに記入する。
  3. テーマに沿った回答を自己紹介の中で発表していく。
  4. 紙に書いたキーワードが出れば消していく。
  5. 縦・横・斜めのいずれかで1列が揃えばビンゴ。

※たとえばテーマを「食べ物」にしたら、自己紹介では好きな食べ物や最近ハマっている食べ物、初めて手作りした食べ物などの具体名をいくつか発表する。

プライベートクイズ大会

お互いの意外な一面や社外での“素顔”が知れるプライベートクイズを取り入れると、会話が弾みますし、親睦も深まりやすくなります。少人数の場合は1人あたりの出題を多くしたり質問タイムを設けたりするとコミュニケーションの充実にもつながるでしょう。

◎少人数にも大人数にもおすすめ!

◆ルール◆

最も多く正解した参加者が優勝。

◆遊び方◆

  1. それぞれ参加者はプライベートに関するクイズを用意しておく。
  2. 本人あるいは司会者が出題し回答をジャッジして場を盛り上げる。

※たとえば「〇か×か」「ハイ&ロー」「3択」などにすると回答しやすい。

共通点探しゲーム

参加者同士の交流が活発になるのが共通点探しゲームです。いくつかのグループに分かれて行いますが、何度かグループ替えをするとより交流が深まります。

◎大人数におすすめ!

◆ルール◆

時間制限内で共通点を探して数を競う。

◆遊び方◆

  1. 数名のグループをつくって1名ずつ自己紹介する。
  2. 制限時間を設け、それぞれが共通点を探していく。
  3. 見つかった共通点をピックアップしていく。
  4. それぞれ共通点を発表し、最も多く探せたグループが優勝。

以心伝心ゲーム

出題者の狙いを回答者がくめるかどうかを試すのが以心伝心ゲームです。ただのクイズではなく、回答者が全員で答えを揃えるのが目的なので、チーム対抗にすると団結力が生まれて参加者の交流活性にもつながります。

◎大人数におすすめ!

◆ルール◆

全員の回答を揃えたらクリア。

◆遊び方◆

  1. 主題者を決める。
  2. 主題者は全員の答えが揃いそうな“お題”を出す。
  3. 回答者は用意された紙に回答を記入する。
  4. 主題者の合図で一斉に回答を見せる。

※たとえば『ロングセラーのカップ麺といえば?』など身近なお題がおすすめ。

イラスト伝言ゲーム

言葉を使わずイラストで“お題”を伝えていくゲームです。参加者の絵心や表現力など職場では見られない一面が見られる楽しさがあります。「有名人」「観光名所」「時事ネタ」などお題によって難易度が変えられるのもポイントです。大人数の場合はチーム対抗にするのもおすすめ。

◎大人数におすすめ!

◆ルール◆

最後にイラストを見た人が“お題”を当てられたら成功。

◆遊び方◆

  1. 参加者1名に“お題”を教えてイラストを描いてもらう。
  2. 前の人のイラストを見て“お題”を連想しながら順番にイラストだけで伝えていく。

ジェスチャー伝言ゲーム

身ぶり手ぶりだけで“お題”を伝えていくゲーム。参加者の一生けんめいな顔つきやもどかしそうな様子もゲームを盛り上げる要素になります。ただの単語を出題するのもいいですが、たとえば『空飛ぶクルマ』など情景をあらわす“お題”にしてもおもしろいです。

◎大人数におすすめ!

◆ルール◆

最後にジェスチャーを見た人が“お題”を当てられたら成功。

◆遊び方◆

  1. 参加者1名に“お題”を教えてジェスチャーで表現してもらう。
  2. 前の人のジェスチャーを見て“お題”を連想しながら順番にジェスチャーだけで伝えていく。

お菓子でロシアンルーレット

お菓子をつかったロシアンルーレットは「ハズレ」を引かないかヒヤヒヤ・ドキドキするスリル満点のゲーム。アイスブレイクやディスカッションのほかに、くだけた雰囲気で歓迎会を盛り上げたいときにぴったりです。

◎少人数におすすめ!

◆ルール◆

お菓子の「ハズレ」を食べた人が負け。

◆遊び方◆

  1. お菓子を人数分用意する。
  2. お菓子の1つにマスタードやタバスコ、ワサビなどを仕込む。
  3. 全員一斉にお菓子を食べる。

※罰ゲームとしても楽しめる。

あと出しジャンケンゲーム

「あと出しじゃんけん、じゃんけんホイ、ホイ」の合図とともに、最初の「ホイ」で進行役が手を出し、2回目の「ホイ」では参加者が手を出して勝敗を決めます。進行役は『勝ってください』『負けてください』と指示を出しながらゲームをすすめましょう。

◎大人数におすすめ!

◆ルール◆

勝ち数を競ったり、勝ち抜け戦にしたりして勝者を決める。

◆遊び方◆

  1. ペアに分かれるか進行役vs全員で対決する。
  2. 進行役の合図であと出しジャンケンを行う。
  3. 進行役は合図のスピードを上げていく。

歓迎会でゲームをやるときの注意点

せっかくゲームを企画しても気をつけておかないと歓迎会を盛り下げてしまったり、新入社員を不快にさせてしまったりと残念な結果を招きかねません。ここでは、歓迎会でゲームをやるときの注意点を確認しておきましょう。

  1. 先輩社員だけの内輪ネタで盛り上がらない
  2. 新入社員との交流では節度をもって

それぞれ具体的に解説します。

先輩社員だけの内輪ネタで盛り上がらない

クイズやディスカッションなどのゲームでは、先輩社員だけの内輪ネタで盛り上がらないよう配慮しましょう。新入社員を楽しませるためには新入社員に伝わりやすい回答やテーマを心がけ、会社の“あるある”を教える場合でも新入社員にわかるよう説明するのがカギです。

新入社員との交流では節度をもって

いくら新入社員との交流を深めるためとはいえ、新入社員のプライベートに踏み込み過ぎた質問をしたり、緊張をほぐそうとしてなれなれしい話し方をしたりなどは厳禁です。ゲームで楽しませるにしても新入社員とは節度をもって交流しましょう。

まとめ

歓迎会では歓迎会にふさわしいゲームを企画して新入社員を楽しませましょう。

ここで歓迎会を盛り上げるゲーム選びのポイントをおさらい。

  1. 新入社員の緊張がほぐれるもの
  2. 全員で参加できるわかりやすいもの
  3. 新入社員と先輩社員が交流できるもの

たとえばアイスブレイクや自己紹介ゲームで新入社員の気持ちをなごませたり、わかりやすいルールのゲームで全員が参加できるようにしたり、ペアやチームを組んで先輩社員との交流をはかったり、ディスカッション形式にして親近感をもたせたり、歓迎会の目的が果たせるようなゲームを企画するのがポイントです。

ぜひ、今回ご紹介したおすすめゲームも参考にしていただき、新入社員が一日も早く会社になじめるよう盛り上がるゲームで歓迎会を成功させてくださいね!