「宴会の挨拶って、誰からお願いすればいいんだろう」
「順番を間違えたら失礼にあたる?」

幹事を任されて最初に悩むのが、挨拶の順番ではないでしょうか。

宴会での挨拶には、役職や立場に応じた明確な順序のルールがあります。
開宴の挨拶、乾杯の音頭、中締めや締めの挨拶。
それぞれ誰に依頼するのが適切か、タイミングはいつがベストか。
基本を押さえておかないと、参加者に違和感を与えたり、目上の方に失礼になったりする可能性があります。

この記事では、宴会の挨拶を依頼する正しい順番から、スムーズな進行のコツ、押さえておくべきマナーまで、幹事が知るべき基本を詳しく解説します。

宴会の挨拶を依頼する正しい順番


宴会での挨拶は、役職や立場の高い順に依頼するのが基本原則です。
この順序を守ることで、参加者全員が納得し、スムーズな進行が実現します。

基本的な順序の考え方

挨拶を依頼する際の基本ルールは「役職が高い人から順に」です。
会社の宴会であれば、社長や役員、部長、課長という順序になります。
取引先を招いた宴会なら、来賓が最優先です。

ただし、これは絶対的なルールではなく、宴会の性質や参加者の構成によって柔軟に調整する必要があります。
形式的な順序だけでなく、その場にふさわしい人選を心がけることが重要です。

開宴の挨拶を依頼する順番

開宴の挨拶は、主催者側の最も役職が高い人に依頼するのが原則です。

社内の宴会の場合

社長や代表取締役が最優先です。
社長が欠席の場合は、副社長、専務、常務と続きます。
部署単位の宴会であれば、部長が務めることが一般的です。

取引先を招いた宴会の場合

主催者側のトップ(社長や部長)が開宴の挨拶を行います。
来賓は後ほど祝辞を述べていただく形が適切です。

同窓会や親睦会の場合

会長や幹事長、または最年長者や最も立場が上の人に依頼します。
カジュアルな集まりなら、幹事が務めても構いません。

開宴の挨拶は宴会の「顔」となるため、場の雰囲気を作る重要な役割です。
明るく前向きな話ができる人を選ぶことも大切です。

乾杯の音頭を依頼する順番


乾杯の音頭は、開宴の挨拶の次に重要なポジションです。

基本的な考え方

開宴の挨拶をした人とは別の、次に役職が高い人に依頼します。
社長が開宴の挨拶をした場合、副社長や専務、あるいは来賓の中で最も立場が高い人に乾杯をお願いします。

取引先がいる場合

取引先の中で最も役職が高い方に乾杯をお願いすることで、敬意を示せます。
「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。
乾杯のご発声をお願いできますでしょうか」と依頼します。

歓送迎会の場合

主役(送られる人・迎えられる人)の直属の上司や、関係の深い先輩に依頼することが多いです。
主役への思いを込めた乾杯の挨拶ができる人を選びます。

乾杯の音頭は短く明るく、というのが原則です。
長々と話す人に依頼すると、料理が冷めてしまうため注意が必要です。

中締めの挨拶を依頼する順番

中締めは、宴会の途中で一度区切りをつけ、二次会への移行や帰宅する人への配慮として行われます。

誰に依頼するか

開宴や乾杯を担当していない、中堅クラスの役職者に依頼するのが一般的です。
部長や課長クラスが適任です。
あまり役職が高すぎると、締めの挨拶と重複してしまいます。

タイミング

宴会開始から1時間半〜2時間程度経過したタイミングで行います。
全員が十分に食事や歓談を楽しんだ後が適切です。

中締めの挨拶は、二次会の案内も兼ねることが多いため、幹事と連携して進められる人が望ましいです。

締めの挨拶を依頼する順番

締めの挨拶は、宴会の最後を飾る重要な役割です。

基本的な考え方

幹事、または主催者側の責任者が務めることが多いです。
開宴や乾杯を担当していない人で、参加者全員に感謝を伝えられる立場の人が適任です。

歓送迎会や祝賀会の場合

主役本人に締めの挨拶をお願いすることもあります。
送られる側が感謝の言葉を述べる、新入社員が決意表明をするなど、場の性格に応じて選びます。

取引先がいる場合

主催者側の幹事または責任者が締めの挨拶を行い、来賓への感謝と今後のお付き合いをお願いする内容にします。

締めの挨拶は、参加者への感謝、今後の発展への期待、安全な帰宅の呼びかけなどを含めます。
明るく前向きに終わることが大切です。

開宴・乾杯・中締め・締めそれぞれの役割分担


宴会をスムーズに進行するには、それぞれの挨拶の役割を理解し、適切な人選をすることが重要です。

開宴の挨拶の役割と内容

開宴の挨拶は、宴会の「オープニング」として、参加者を歓迎し、場の雰囲気を作る役割があります。

話すべき内容

参加者への歓迎と感謝、宴会の目的や趣旨の説明、簡単な近況報告や今後の展望、楽しい時間を過ごすよう促す言葉。

時間の目安

3〜5分程度が適切です。
長すぎると参加者が疲れてしまい、料理も冷めてしまいます。
簡潔でありながら、心のこもった挨拶が求められます。

トーン

格式ある宴会では丁寧で落ち着いたトーン、カジュアルな宴会では明るくフレンドリーなトーンが適しています。
場の雰囲気に合わせた話し方が大切です。

依頼する際のポイント

最も役職が高い人に依頼するのが基本ですが、話し慣れている人、場を盛り上げるのが得意な人を選ぶことも重要です。
事前に依頼し、宴会の趣旨や参加者構成を伝えておきましょう。

乾杯の音頭の役割と内容

乾杯の音頭は、全員で一斉にグラスを掲げ、宴会の本格的なスタートを切る重要な瞬間です。

話すべき内容

簡潔な祝辞や激励の言葉、宴会の成功や参加者の健康を祈る言葉、最後に「乾杯!」の発声。

時間の目安

1〜2分程度、長くても3分以内に収めます。
乾杯前の挨拶が長いと、参加者が疲れてしまい、料理や飲み物に手をつけられません。
「短く、明るく、力強く」がポイントです。

発声のコツ

「それでは、皆様ご唱和ください。
乾杯!」と明確に発声します。
全員が聞き取れるよう、はっきりとした声で言いましょう。

依頼する際のポイント

開宴の挨拶とは別の人、次に役職が高い人に依頼します。
取引先がいる場合は、来賓の最上位者にお願いすることで敬意を示せます。
事前に「短めにお願いします」と伝えると、スムーズです。

中締めの挨拶の役割と内容

中締めは、宴会の区切りをつけ、二次会への移行や帰宅する人への配慮として行われます。

話すべき内容

これまでの宴会への感謝、一次会の終了の宣言、二次会の案内(ある場合)、帰宅する人への労いと安全な帰宅の呼びかけ。

時間の目安

2〜3分程度。
簡潔に、次の行動を促す内容にします。

タイミング

一次会の終了予定時刻の10〜15分前が適切です。
あまり早すぎると場がしらけ、遅すぎると時間超過になってしまいます。

依頼する際のポイント

中堅クラスの役職者や、幹事と連携が取りやすい人に依頼します。
二次会の場所や時間を把握している人が適任です。

締めの挨拶の役割と内容

締めの挨拶は、宴会の最後を飾り、参加者を気持ちよく送り出す役割があります。

話すべき内容

宴会の成功への感謝、参加者への労い、今後の発展や健康への祈り、安全な帰宅の呼びかけ、三本締めや一本締め(ある場合)。

時間の目安

2〜3分程度。
疲れている参加者のため、簡潔に締めくくります。

トーン

明るく前向きに、感謝の気持ちを込めて。
「今日は本当に楽しかったです」「また集まりましょう」と、次につながる言葉で締めくくると良いでしょう。

三本締め・一本締め

関東では「三本締め」(3回×3セット+1回)、関西では「一本締め」(1回だけ)が一般的です。
地域や企業文化に合わせて選びましょう。

依頼する際のポイント

幹事、または主催者側の責任者が務めることが多いです。
場の雰囲気をまとめられる人、参加者全員に感謝を伝えられる立場の人が適任です。

挨拶を依頼する際のマナーと声のかけ方

挨拶を依頼する際は、相手への敬意を示し、失礼のないマナーを守ることが大切です。

依頼は早めに、直接伝える

挨拶の依頼は、できるだけ早めに行いましょう。
少なくとも1週間前、できれば2週間前には伝えるのが理想です。

対面で依頼する

役職が高い方や来賓には、できるだけ対面で直接お願いします。
電話やメールだけでは失礼にあたることもあります。

依頼の言葉

「恐れ入りますが、開宴のご挨拶をお願いできますでしょうか」と丁寧に依頼します。
「お忙しいところ恐縮ですが」「ご多忙中恐れ入りますが」といったクッション言葉を添えると、より丁寧です。

宴会の情報を伝える

依頼する際は、宴会の目的、日時、場所、参加人数、参加者の構成など、必要な情報を伝えます。
「○○の送別会でして、参加者は20名ほどです」と具体的に説明しましょう。

断られた場合の対応

依頼した方が都合により断る場合もあります。
その際は、無理強いせず、次の候補者にお願いします。

「承知いたしました。それでは、○○さんにお願いしてもよろしいでしょうか」と、スムーズに次の候補に移ります。

断られたことを責めたり、不快な態度を示したりしないよう注意しましょう。

挨拶の長さの目安を伝える

「3分程度でお願いします」「簡潔にお願いできれば幸いです」と、時間の目安を伝えることも大切です。

特に乾杯の音頭は、長すぎると料理が冷めてしまうため、「1〜2分程度で、短めにお願いします」と明確に伝えましょう。
ただし、命令口調にならないよう、丁寧な言い方を心がけます。

当日の段取りを確認する

宴会当日、挨拶を依頼した方には、開始前に改めて確認します。

「本日は開宴のご挨拶、よろしくお願いいたします」「乾杯は、お料理が揃った頃にお声がけします」と、タイミングを伝えておくとスムーズです。

司会者がいる場合は、司会者にも誰が何を担当するかを共有しておきます。
進行表を作成し、関係者全員が把握できるようにすると安心です。

お礼を忘れずに

挨拶をしていただいた後は、必ずお礼を伝えます。

宴会の終了後、「本日は素晴らしいご挨拶をありがとうございました」と直接お礼を述べましょう。
翌日以降、メールや対面で改めてお礼を伝えると、より丁寧です。

シーン別の進行パターンと注意点


宴会の種類によって、挨拶の進行パターンや注意すべきポイントが異なります。

社内の懇親会・飲み会

■進行パターン
開宴の挨拶(部長または課長)
乾杯の音頭(次席の役職者)
歓談・食事(1.5〜2時間)
中締めの挨拶(中堅社員)
二次会または解散
注意点

カジュアルな社内の飲み会でも、最低限の順序は守りましょう。
ただし、堅苦しくなりすぎないよう、挨拶は短めにし、歓談の時間を多く取ることが大切です。

若手社員だけの飲み会なら、幹事が開宴と締めを兼ねても構いません。

歓送迎会

■開宴の挨拶(部長など上司)
乾杯の音頭(主役の直属上司または先輩)
歓談・食事
主役のスピーチ(送られる人・迎えられる人)
花束贈呈(送別会の場合)
締めの挨拶(幹事または主役本人)
注意点

主役が複数いる場合は、それぞれにスピーチの時間を設けます。
ただし、時間が長くなりすぎないよう、一人3〜5分程度に収めましょう。

送別会では、主役への感謝やエールを込めた挨拶が求められます。
迎える会では、歓迎と期待の言葉を伝えます。

取引先を招いた宴会

■開宴の挨拶(主催者側のトップ)
来賓祝辞(取引先の最上位者)
乾杯の音頭(来賓または主催者側の次席者)
歓談・食事
中締めの挨拶(主催者側の中堅役職者)
締めの挨拶(主催者側の幹事または責任者)
注意点

取引先への敬意を示すため、挨拶の順序は特に重要です。
来賓に最初に発言の機会を与え、乾杯も来賓にお願いするのが丁寧です。

ただし、来賓が辞退した場合は、無理強いせず柔軟に対応します。
事前に「乾杯のご発声をお願いしたいのですが、いかがでしょうか」と打診しておくと安心です。

同窓会・OB会

■開宴の挨拶(会長または幹事長)
乾杯の音頭(最年長者または恩師)
歓談・食事
近況報告タイム(任意)
締めの挨拶(幹事)
注意点

同窓会では、恩師や最年長者に敬意を示しつつも、堅苦しくなりすぎないバランスが大切です。

久しぶりに会う人も多いため、歓談の時間を長めに取り、挨拶は短めにするのがおすすめです。

結婚披露宴・祝賀会

■開宴の辞(司会者)
主賓祝辞(新郎側・新婦側)
乾杯の音頭(来賓)
歓談・食事
余興・スピーチ
新郎新婦謝辞
両家代表謝辞
閉宴の辞(司会者)
注意点

結婚披露宴は格式が高いため、挨拶の順序や内容に特に注意が必要です。
主賓は新郎側・新婦側それぞれから選び、バランスを取ります。

司会者がいる場合は、すべての進行を司会者に任せ、幹事は裏方としてサポートに徹します。

忘年会・新年会

■開宴の挨拶(社長または部長)
乾杯の音頭(次席者)
歓談・食事
余興・ゲーム(任意)
中締めの挨拶
二次会または解散
注意点

忘年会や新年会は、一年の締めくくりや新しい年の始まりを祝う場です。
開宴の挨拶では、一年の振り返りや来年への期待を盛り込むと良いでしょう。

楽しむことが目的なので、挨拶は短めにし、余興やゲームの時間を多く取ることが喜ばれます。

まとめ


宴会の挨拶は、役職や立場に応じた順序を守ることで、参加者全員が納得し、スムーズに進行できます。
基本は「役職が高い人から順に」ですが、宴会の性質や参加者構成に応じて柔軟に調整することも大切です。

早めに依頼し、丁寧に声をかけ、当日の段取りを確認することで、幹事としての責任を果たせます。
この記事で紹介した基本ルールとマナーを押さえて、参加者全員が楽しめる宴会を成功させてください。

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