社員総会を盛り上げたいのに「なかなかいい企画が思いつかない」とお悩みなら本記事は必見です!
本記事では、社員総会がマンネリ化しないよう、おすすめ企画コンテンツをご紹介。
社員に飽きられやすい形式的な社員総会にしないため「目的」についても解説しています。
さらに社員総会の成功事例もまとめていますので、ぜひ、これからの企画にお役立てください!
まず社員総会の目的を明確にすること
社員総会を盛り上げようと企画するのであれば、目的を明確にすることです。社員総会によって「どうしたいのか」が設定できれば、おのずと「なにをやればいいか」が定まります。ここでは社員総会の目的について解説しますので、これからの企画の参考にしてください。
ビジョンやミッションを共有する
社員総会は経営方針や経営戦略などを表明する場でもありますが、ただ会社の指示に従って「動け」というだけの一方的な発信では社員に響きません。社員に企業理解や企業理念が深まるよう、「なぜこの方針、戦略なのか」「目標達成の向こうに何があるのか」といったことを会社としてだけでなく社員においても「どうなのか」と掘り下げる必要があります。
つまりビジョンやミッションを「与える」のではなく、「共有する」ことが重要。社員が働く目的や意義を腑に落とせると日々の業務に対して主体的に取り組めるようになり、エンゲージメント向上にもつながります。経営陣からのトップダウンにとどまらない有意義な企画で社員の「頑張りたい」「活躍したい」を引き上げましょう。
社員のモチベーションを向上させる
社員総会は社員を「もっと頑張ろう」「さらに活躍したい」と奮起させる場でもあります。たとえば、多くの企業が社員総会で表彰式を行うのはその一例。表彰された社員はもちろん、受賞者を祝福する側の社員にとっても「次は自分こそが」と触発されるためです。
ただ、いつも同じ評価基準だと決まった社員ばかりが表彰されて表彰されない社員との温度差が生じたり、いつも同じ企画だと社員が慣れてしまって盛り上がりに欠けたりします。社員のモチベーションを向上させるには、多様な角度から企業理解、企業理念を深めてもらい、自分の努力が会社の発展や社会貢献に「どうつながるのか」を具体的にイメージしてもらうことが大切です。
社内でのコミュニケーションを活性する
社内におけるコミュニケーションを活性して職場での人間関係を強化しましょう。ただ社員同士で仲良くしてもらうためではなく、業務改善、生産性向上、ワークライフバランス安定化といったことにつなげるためです。
会社には、年齢、性別、勤続年数、所属、役職などが違うさまざまな人間関係があります。そういった「タテ」「ヨコ」「ナナメ」の関係性にフォーカスしたコミュニケーションを図り、社員同士で相互理解を深めてもらうのも社員総会の大きな役割。
普段は接する機会の少ない社員とのコミュニケーションが可能になれば総会後においても積極的な交流が図られ、社員同士で日常業務や労働環境などへの創意工夫が主体的になされることでしょう。
社員総会を面白い企画で盛り上げよう!おすすめコンテンツ10選
ここでは、社員総会が盛り上がるようおすすめ企画をご紹介。社員総会の目的に合わせた面白いコンテンツをまとめていますので、これからの企画にご活用ください。
社内全体での関係性を構築・強化に「共通点探しゲーム」
部署や支店などの垣根を越えて社内全体で関係性を構築・強化するなら「共通点探しゲーム」がおすすめ。年齢、性別、立場といったカテゴライズではなく、それぞれの個性を軸にしながらコミュニケーションが展開できます。
~やり方~
- 社員を5~6名のグループに分ける。
- グループごとに順番で自己紹介していく。
- お互いに質問し合いながら共通点を探す。
- グループごとに共通点をまとめる。
- 全体の場でで見つかった共通点や感想を発表し合う。
同世代の従業員で関係性を構築・強化に「以心伝心ゲーム」
お題の答えをいかに一致させるかがカギとなるゲームなので、ジェネレーションギャップが起きにくい同世代従業員同士のコミュニケーション活性化におすすめ。お題を身近なものから社会問題まで幅広く設定するのも盛り上げに大切なポイントです。
~やり方~
- いくつかのチームに分ける。
- 司会がお題を出す。例「絶対コンビニで買ってまうやつ」「泣ける映画」
- 社員同士では相談し合わず回答を紙に書く。
- 司会の号令で全員一斉に回答を発表する。
- 回答が一致した人数が最も多いチームが勝ち。※同数の場合は別のお題で対決。
縦の関係性を構築・強化に「ワークスタイルトランプ」
それぞれの理想の働き方をテーマにディスカッションするゲームなので、上司と部下といった立場のほか、年齢、勤続年数といった「縦」の関係性を超えた交流が図れます。それぞれの価値観の違いに触れることで、その後の職場での関わり方も好ましい形で変化する可能性大。
~やり方~
- 社員をランダムにチーム分けする。
- それぞれに重視するものを10枚選んでもらう。※枚数の変更可
- そのカードを選んだ理由を順番に話していく。
- 最後にグループあるいは全体で感想を発表する。
ワークスタイルトランプの詳細はこちら
新入社員との関係性を構築・強化に「プロフィールクイズ」
新入社員にとってはアイスブレイクにもなるプロフィールクイズ。通常の自己紹介よりも緊張がやわらぎますし、既存社員からの関心が集まるためコミュニケーションのきっかけとして会話もはずみやすくなります。
~やり方~
-
- 新入社員は自己紹介をしながらクイズを出す。
- 例「私は海が好きなのですが、どこの出身でしょうか」
- クイズは二択や三択にすると既存社員が答えやすい。
- いきなり回答ではなく、いくつか質問をしてもよい。
企業理解、企業理念の共有に「社内報制作」
自分が働く会社のことをトップダウンで受け身になって理解するのではなく、ボトムアップで自ら主体的に発信する側になってもらいましょう。会社についての理解や関心が深められるだけでなく、社員同士での垣根を超えたコミュニケーションも活発になります。
社員に個々で制作してもらってもいいですし、社員総会のテーマに合わせて「同世代」「同部署」「ランダム」などのチームに分けてもかまいません。
~社内報制作のポイント~
- 例:社員の自由な発想で制作してもらう。
- 例:社員総会をテーマした特別版を制作してもらう。
- 例:創業者や経営者などへのインタビュー版として制作してもらう。
社員のモチベーションアップに「会社クイズ」
たとえば「株式会社○○検定」といったようなタイトルを打ち出し、会社にまつわるクイズに参加してもらってモチベーションアップにつなげましょう。会社にとっては社員のエンゲージメントに触れられる機会でもあります。
~やり方~
- 会社に関するクイズを何段階かの難易度に分けて出題する。
- それぞれの「級」で合格証を発行しても面白い。
- 試験のような堅苦しい雰囲気ではなくレクリエーションのように楽しく行う。
女性社員同士のコミュニケーション活性に「ジェスチャーゲーム」
女性社員が多い場合は文字でも言葉でもない「ジェスチャー」で楽しくコミュニケーションを図ってもらうのもおすすめ。身ぶり手ぶり、表情だけで伝える表現力のほか、「どうすれば伝わるのか」という発想や創意工夫も試されて盛り上がりますよ。
~やり方~
- 司会が「お題」を決める。
- 出題者はジェスチャーで表現する。
- わかった社員は早押しの要領で答える。
- 出題者を交代してゲームを繰り返す。
- 個々あるいはチーム対抗で正解数を競う。
男性社員同士のコミュニケーション活性に「絵しりとり」
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男性社員が多い場合は「絵」だけでしりとりをつなぐゲームもおすすめ。絵で伝える表現力のほか、絵を描きあげるスピード、しりとりをつないでいく速さのトリプル技を競いながら活発なコミュニケーションを図ってもらいましょう。
~やり方~
- 社員をランダムにチーム分けする。
- 司会が同じ「お題」を最初に人だけに教える。
- よーいドンで「絵」だけでしりとりをつなぐ。
- どのチームが速く正確に最後の人までつなげるか競う。
- お題を変えて何度か繰り返し最多正解数を競ってもよい。
理系社員同士でのコミュニケーション活性に「NASAゲーム」
物事を論理的に考えるのが得意な理系社員が多い場合は「NASA(アメリカ航空宇宙局)」が宇宙飛行士の採用試験のために開発したとされるコンセンサス(合意形成)ゲームでのチームビルドもおすすめ。不時着した宇宙船から、いかに生還するかとディスカッションしながら高度なコミュニケーションを体験してもらいましょう。
~やり方~
- 社員をランダムにチーム分けする。
- それぞれ「生還」に必要なアイテムの優先順位を考える。
- グループでの案をまとめるため話し合う。
- NASAの公式回答と照合しながら誤差の少なさを競う。
- ゲームを振り返りってグループor全体で感想を発表する。
NASAゲームの詳細はこちら
文系社員同士でのコミュニケーション活性に「ビブリオバトル」
感情や心情を軸に発言するのが得意な文系社員が多い場合は「本」を使ったプレゼンゲームがおすすめ。どれだけの人に「読んでみたい」と思わせられるか、お気に入りの一冊を紹介しながらコミュニケーションを深めてもらいましょう。
~やり方~
- 社員をランダムにチーム分けする。
- 社員にお気に入りの「本」を持ってきてもらう。
- 社員は1人5分程度で順番に本を紹介する。
- チームごとに発表後「どの本が一番読みたくなったか?」を投票で競う。
社員総会を盛り上げるため成功事例からも学ぼう!
ここでは、社員総会の成功事例として3つの企業をピックアップしています。業界や職種が違っても参考になる要素を「ヒント」にしながら、自社の企画に応用しましょう。
株式会社リクルートキャリア
就職や転職の支援サイトを運営する大手エージェント企業「リクルートキャリア」では、“VISION MISSION DAY”と題した大規模な社員総会を実施。未来と使命をテーマに社員個人の目標達成と会社の成功実現を一体にした「共有」を図っています。
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株式会社ヤマシタ
福祉用具のレンタル・販売やホテル・病院へのリネンサプライを展開している業界のパイオニア企業「ヤマシタ」が2023年に実施したのは約1,000名がリアルで参加するビッグイベント。社員には「仕事のやりがい」を発見してもらい、会社としては「人財力」を高める場として社員総会を盛り上げました。
■詳細はこちら
佐竹食品株式会社
地域密着型スーパーを展開している「佐竹食品」では、“ありがとう総会”として企業理念である「ありがとう」のさらなる浸透をめざし、また、メンバーの一体感を深めるために全従業員800名で社員総会を実施しました。メンバーから好評だった第1回の内容をブラッシュアップし、第2回では“挑戦” をテーマに掲げ、重点プロジェクトの共有やスライドムービーを上映するなど変化をつけたことが功を奏したようです。
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まとめ
社員総会を盛り上げるには「目的」を明確にすることから始めましょう。
- ビジョンやミッションを共有する。
- 社員のモチベーションを向上させる。
- 社内でのコミュニケーションを活性する。
本記事では、社員総会が盛り上がるよう、おすすめ企画コンテンツを紹介しました。
社員総会を成功させている企業の事例も合わせ、ぜひ、これからの企画にご活用くださいね!