忘年会の余興や出し物を任されて「どうしよう……」と悩んでいるなら本記事は必見です。たとえば「毎年ネタに困る」「体を張ったチャレンジは苦手」「頑張りすぎて悪目立ちしたくない」なども気になるところではないでしょうか。

そこで本記事では、一人でも披露できるパフォーマンスやグループで披露する団体芸、参加者が座ったまま楽しめるゲームなど幅広いネタをピックアップしていますので、ぜひ、忘年会の企画にご活用ください!

忘年会を余興・出し物で盛り上げるポイント

忘年会の余興・出し物を決める前に、まずは忘年会を盛り上げるポイントを押さえておきましょう。

  • 老若男女に楽しんでもらう
  • 会場に合った内容を考える
  • ダラダラと時間をかけない
  • 恥ずかしがらずなりきる
  • 団体芸は完成度を上げておく
  • 下品なネタでウケ狙いしない

それぞれのポイントを解説します。

老若男女に楽しんでもらう

会社の忘年会には新入社員からベテラン社員まで男性も女性も参加しますから、なるべく老若男女に楽しんでもらえる余興や出し物を披露しましょう。必ずしも全員が知っているネタを用意する必要はありません。たとえば「曲」は知らなくても「ダンス」を踊っているのがわかるというように、誰が見ても何をしているのか伝わることがポイントです。

会場に合った内容を考える

広さや舞台の有無、音響機器の設置など、忘年会を開催する会場の条件も大切なポイント。また、簡易な仕切りだけで区切った宴会場の場合は別のグループと隣り合わせになる可能性もあるため、騒ぎすぎて迷惑をかけないよう注意しましょう。

ダラダラと時間をかけない

どんな余興や出し物でもダラダラと時間をかけては飽きられてしまいますので、プログラムに割り当てられた制限時間の中で最大限のパフォーマンスを披露しましょう。当日になってバタバタしないよう、前もってリハーサルや打ち合わせをしておくのもポイントです。

恥ずかしがらずなりきる

大勢の人の前で余興や出し物を披露するのは恥ずかしいかもしれませんが、てれくさがっていると中途半端なパフォーマンスで場をシラケさせる可能性があります。どんな余興や出し物であっても全力を尽くしてなりきると場も盛り上がりますし不思議と緊張も吹き飛びます。

団体芸は完成度を上げておく

何人かで余興や出し物を披露するのであれば、しっかり練習をして完成度を上げておきましょう。もちろん見ている人を楽しませるためではありますが、練習不足で本番を迎えると自信のなさからパフォーマンスが低下して失敗に終わる可能性もあるからです。

下品なネタでウケ狙いしない

いくらウケそうだからといっても下品なネタで笑いを取りにいかないこと。たとえ飲みの席であっても、あくまでもビジネス飲み会であることを忘れないようにしましょう。下ネタや自虐ネタ、イジりネタ、暴露ネタなど、誰か一人でも不快になるようなネタは厳禁です。

忘年会にオススメな余興・出し物10選

ここでは、忘年会にオススメな余興・出し物を紹介します。

  • ジェスチャーゲーム
  • 箸でキャッチ!ゲーム
  • ストッキング相撲
  • きつねダンス
  • ヒゲダンス
  • 口パクカラオケ
  • エアギター
  • ブルゾンちえみネタ
  • IPPON「写真で一言」
  • 二人羽織

ぜひ、予定している会場や参加者層に合わせて忘年会の企画に役立ててください。

ジェスチャーゲーム

お題を身ぶり手ぶりで伝えて正解を引き出すゲームです。全員参加型なので世代を問わず楽しく会場を盛り上げましょう。なんとかヒントを伝えようとする「一生けんめいさ」も伝わるはずです!

~やり方~

  1. お題をジェスチャーで伝える。
  2. 見ている人は早押しの要領で答える。
  3. たくさん正解を引き出したチャレンジャーが優勝。

~ひと工夫するなら~

  • 勝ち抜き戦や制限時間内の最多正解数で競う。
  • お題を参加者からもらう。
  • 正解⇔不正解の効果音でゲームを盛り上げる。

箸でキャッチ!ゲーム

ひらひらと宙を舞うティッシュを箸でキャッチするシンプルなゲームです。数名でチャレンジして「誰が優勝するか」を予想してもらうと全員参加型として楽しめます。予想を的中させた参加者には景品を贈ってもよいでしょう。

~やり方~

  1. 箸とティッシュを用意する。※箱ティッシュがおすすめ。
  2. アシスタント役がイスの上などからティッシュを落とす。
  3. チャレンジャーは箸でティッシュをキャッチする。

~ひと工夫するなら~

  • 座ったまま、利き手と反対の手を使うなどのルールで難易度を上げる。
  • 勝ち抜き戦や制限時間内の最多獲得枚数で競う。
  • ハラハラ・ドキドキするBGMを流してゲームを盛り上げる。

ストッキング相撲

ちょっと羽目を外してもよさそうな忘年会なら見ている人を抱腹絶倒にさせてはどうでしょうか。見ている人は勝負の行方に注目してしまうだけでなく、ストッキングに圧迫された「異次元」の変顔にも悶絶するはずです!

~やり方~

  1. ペア、あるいは数名のチャレンジャーを選ぶ。
  2. ストッキングをかぶり、足の部分で結び合う。
  3. 司会の号令で一斉にストッキングを引っ張る。
  4. 先にストッキングが脱げた人が負け。

~ひと工夫するなら~

  • 見ている人に優勝者を予想してもらって全員参加型にする。
  • ベストチャレンジ賞を決めて最も会場を沸かせたチャレンジャーをたたえる。
  • ハラハラ・ドキドキするBGMを流してゲームを盛り上げる。

きつねダンス

プロ野球チームの応援ダンスとして大ブレイクしたきつねダンス。振り付けも簡単でスローめなテンポなので覚えやすいのも魅力です。グループでのダンスは繰り返しの練習で完成度を上げてシンクロ率を高めましょう!

~やり方~

  1. メンバーのフォーメーションを決める。
  2. それぞれの振り付けを覚える。
  3. 全体でダンスを合わせる。

~ひと工夫するなら~

  • きつねのコスプレやアクセサリーで登場する。
  • BGMではなくパフォーマーの生歌を披露する。
  • 会社の応援歌として替え歌を考えて披露する。

ヒゲダンス

往年の人気番組でブームになったコミカルなダンスです。ヒゲをつけた「紳士」が手を上下させるような動きをしながら、さまざまな「技」に挑戦してスリルと笑いをさそいます。有名なネタはバケツを使ったスリリングな凄技ですが、ここでは屋内でチャレンジできるネタを紹介しましょう!

~やり方~

  1. ヒゲダンスのBGMに合わせてステージに登場する。
  2. ダンスを踊りながら凄技を披露する。
  3. 可能なら蝶ネクタイやヒゲでコスプレしておく。

~ヒゲダンスのネタ例~

  • フォークを手に持ち投げられた粘土玉をキャッチする。
  • 口で投げられたマシュマロをキャッチする。
  • おもちゃのカップやバケツで投げられたピン玉をキャッチする。

口パクカラオケ

歌に自信がない人でも会場を盛り上げられるのが口パクカラオケです。お好みの楽曲に合わせ、まるで歌っているかのように口を動かし、オーバーリアクションでパフォーマンスを披露しましょう!

~やり方~

  1. 口パクカラオケの楽曲を決める。
  2. 楽曲に合わせて口を動かしながら声を出さずに歌う。
  3. 振り付けを加えてエンターテインメント感を出す。

~ひと工夫するなら~

  • 数名で披露するならデュオ、グループなどでの楽曲でシンクロさせる。
  • ディナーショーのように歌いながら見ている人の席を回ってあげる。
  • 可能ならコスプレやメイクでエンターテインメント性を高める。

エアギター

ロックやパンクといったジャンルの音楽に合わせ、まるでギターを弾いているかのような架空の演奏を披露するのがエアギターです。ダンスでもカラオケでもないエキサイティングなパフォーマンスで会場をノリノリにさせてはどうでしょうか!

~やり方~

  1. エアギターの楽曲を決める。
  2. 楽曲に合わせてギター演奏の真似をする。
  3. 大げさな振り付けでエンターテインメント感を出す。

~ひと工夫するなら~

  • 数名のグループで行ってインパクトを出す。
  • 可能ならミュージシャン風のコスプレで登場する。

ブルゾンちえみネタ

女性お笑い芸人がブレイクさせた「キャリアウーマン」にまつわるネタで意外な一面を披露するのもおすすめ。同僚や上司とユニットを組んでクォリティにもこだわりましょう!

~やり方~

  1. 男性2名、女性1名でユニットを組む。
  2. 女性がネタを披露し、男性はポーズをキメる。
  3. ネタ用のBGMにオースティン・マホーン「Dirty Work」を流す。

~ひと工夫するなら~

  • セリフをフリップにして見せるとウケやすい。
  • 可能ならキャリアウーマン風のコスプレで登場する。
  • 男性が女性に変装してユニットを組んでもおもしろい。

IPPON「写真で一言」

人気バラエティ番組のネタで全員参加型のゲームをプロデュースしましょう。お題の写真にユニークな一言を加えるだけの簡単なゲームですが、使用する写真によっておもしろさが工夫できますよ!

~やり方~

  1. お題の写真をフリー素材などから集めておく。
  2. 早押しの要領で浮かんだ「一言」を発表する。
  3. 誰かに審査員をお願いして評価をもらう。
  4. 何回か繰り返して最高得点をマークした人が優勝。

~ひと工夫するなら~

  • スクリーンやプレゼンソフトを使って写真を写す。
  • 機材がなければLINEを使って写真を一斉送信する。
  • 職場の風景や会社の人を素材にした写真を用意してもおもしろい。

二人羽織

二人一組で披露するユニークな宴会芸です。練習いらずなのに、ぶっつけ本番で会場を盛り上げられます。いろいろなネタがあるので取り入れやすいものを選んでください。寄席の出囃子(でばやし)のような古典的なBGMを流すと雰囲気が出せますよ!

~やり方~

  1. 二人一組になって羽織を着る。※二組以上で競ってもよい。
  2. 後ろの人が何も見えない状態でネタに挑戦する。
  3. 早さ、出来映えなどを見ている人に総合評価してもらう。

~ひと工夫するなら~

  • 羽織の代わりにレインコートや袖付きエプロンでもよい。
  • 食べ物なら生クリームのケーキ、アツアツのおでん、麺類がおすすめ。
  • 食べ物以外ならメイク、楽器演奏、髪型のセットがおすすめ。

まとめ

忘年会の余興や出し物を任されたら、盛り上がる企画を考えましょう。

本記事では、初めての方だけでなく毎年のように参加されている方にも参考になるよう幅広いジャンルのネタを紹介しました。

忘年会を盛り上げるためには成功のポイントも押さえておきましょう。

  • 老若男女に楽しんでもらう。
  • 会場に合った内容を考える。
  • ダラダラと時間をかけない。
  • 恥ずかしがらずなりきる。
  • 団体芸は完成度を上げておく。
  • 下品なネタでウケ狙いしない。

人前での余興や出し物は緊張するかもしれませんが、せっかくなら「自分も楽しもう!」というくらい思い切って臨むのもポイントです。

本記事で紹介したオススメの余興・出し物を活用して、ぜひ、楽しい忘年会にしてください!

また、忘年会の余興についてはこちらの記事もご参照ください。

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