内定者懇親会を面白い企画で盛り上げたいと思案中なら本記事は必見です!
本記事では、過去の実例にもとづいた「使える企画」をご紹介。さらに内定者懇親会を盛り上げるための企画ポイントも解説します。
ぜひ、本記事を活用して内定者懇親会の準備にお役立てください。
内定者懇親会を盛り上げる企画ポイント
内定者懇親会の目的には「内定者と社員の交流」「仕事や職場への不安を解消」「内定者同士の関係性強化」などがありますから、これらの目的に沿って内定者懇親会を企画しましょう。
- 内定者の緊張をほぐす
- 内定者と会社の距離感を縮める
- 内定者参加型で楽しませる
- 自社に関連した体験をさせる
それぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてください。
内定者の緊張をほぐす
別の内定者や先輩社員との交流しやすくするため、まずは内定者の緊張をほぐしましょう。懇親会の早い段階でアイスブレイクを取り入れると効果的です。
たとえば自己紹介をゲーム風にしたり、インタビュー形式にしたり、ちょっとした工夫で懇親会を和んだ雰囲気にさせられます。
内定者と会社の距離感を縮める
内定者には少なからず入社への不安がありますから、会社との距離感を縮めて「やっていけそう」と安心させることが大切です。
たとえばゲームやグループワークなどを通じて先輩社員とのコミュニケーションを図ったり、先輩社員の仕事ぶりがわかるようなコンテンツを作ったり。内定者が入社後のイメージを描けるような楽しい企画を立案しましょう。
内定者参加型で楽しませる
内定者懇親会の主役は内定者ですから、受け身にさせず参加型の企画で楽しませることも一つです。場合によっては内定者に企画の一部を依頼し、懇親会の準備から参加してもらう方法もあります。
また、社外の会場を利用してビジネス色を弱め、イベント感覚で楽しませてもよいでしょう。内定者懇親会で得る充実感は内定者の入社への期待や仕事への意欲、職場での円滑な人間関係につながります。
自社に関連した体験をさせる
自社に関連した体験は会社への理解を深めるほか、業界全体への知見を深めたり、入社後の業務に生かされたりします。たとえば自社製品を使った体験教室、自社店舗を利用したサービス体験、自社施設への見学ツアーなどを企画してはどうでしょうか。
一方的なプレゼンテーションだけでは得られない「なるほど」「おもしろい」といった内定者の関心を引き出すことが懇親会における体験型企画のメリットです。
内定者懇親会を盛り上げる面白い企画13選
ここでは、内定者懇親会を盛り上げる面白い企画を紹介します。
- ユニークな自己紹介
- 共通点ビンゴ
- トークショー風の自己紹介
- オフィス見学ツアー
- 先輩社員の密着映像
- 謎解き脱出ゲーム
- 社内報制作
- ドミノワーク
- ファッショナブルな懇親会
- レジャー型の懇親会
- アウトドア型の懇親会
- 自社ならではの体験型懇親会
- リモートで楽しむコンセンサスゲーム
簡単なアイスブレイクから本格的なチームビルディングまで幅広い企画をピックアップしています!
ユニークな自己紹介
アイスブレイクにおすすめなのがユニークな自己紹介。いろいろな方法がありますので、通常の自己紹介に加えてゲーム感覚で披露してもらいましょう。
~ユニークな自己紹介のパターン~
- 「私を漢字1文字で表すなら○です」と理由も説明する。
- 「24時間以内に起きた嬉しい事&新しい発見」を紹介する。
- 「こう見えて私○○です」と意外な一面を発表する。
- 「最近のマイブームは○○です」とその理由も自分らしく語る。
- 「おちゃめな、おだ(小田)です」など名前の頭文字で自己形容した装飾語を加える。
共通点ビンゴ
自己紹介とコラボさせられるアイスブレイクが共通点ビンゴ。相手と自分との間にある共通点を探すため、制限時間内にビンゴが成立するよう積極的なコミュニケーションが図れます。
~共通点ビンゴのやり方~
- 全員に5×5のマス目が描かれたビンゴカードを配る。
- 各マス目に自分の性格や特技、好きなもの、家族構成などを書き込む。
- たくさんの人に声をかけて質問し合い共通点を探す。
- 共通点が見つかったらマス目にチェックを入れる。
- ビンゴ成立のスピードを競う。
トークショー風の自己紹介
人前での自己紹介さえ苦手な内定者にとって、トークショー風の自己紹介なら緊張感のハードルが下がります。初対面の参加者が多い内定者懇親会にふさわしいアイスブレイクです。スムーズな進行のためには質問数や制限時間を決めて行いましょう。
~トークショー風の自己紹介のやり方~
- ペアを組んでホスト役とゲスト役を交代で行う。
- ホスト役がゲスト役に質問する。
- ホスト役はゲスト役について理解が深まるよう質問を工夫する。
- トークショーはワンペアずつ全員の前で披露する。
- ゲスト役以外の全員がインタビュアーになってもよい。
オフィス見学ツアー
先輩社員のアテンドでオフィス見学ツアーを実施してはどうでしょうか。もちろん、本社や工場、直営店舗などでもかまいません。職場の雰囲気や従業員の働く様子を見せてあげると入社後のイメージがわいて内定者の安心感やモチベーションアップにつながります。
~オフィス見学ツアーのポイント~
- アテンド役の先輩社員がツアー用の手旗を持つとユーモアが出せる。
- 見学パートごとに内定者からの質問を受け付ける。
- 可能であれば勤務中の従業員にも質問に答えてもらう。
- ところどころでクイズを出して会社や仕事に関心を持たせる。
先輩社員の密着映像
内定者は先輩社員の仕事ぶりに高い関心を持っていますから、密着映像を制作して流すのもおすすめ。できるだけ勤続年数の浅い先輩社員を対象にすると、内定者が入社後のイメージをわかせやすくなります。
密着映像はスマホの編集アプリでも制作できますが、クオリティを求める場合は動画制作マッチングアプリを利用したり、動画制作会社に依頼したりするとよいでしょう。
~密着映像を活用するポイント~
- 先輩社員への評価がわかるよう同僚や上司からのコメントも撮る。
- 仕事の様子だけでなく、先輩社員へのインタビューも納める。
- 映像を流した後で先輩社員本人に登場してもらって質疑応答を設ける。
謎解き脱出ゲーム
ゲーム感覚で取り組める謎解きをグループワークとして企画してはどうでしょうか。会社の歴史や功績などをもとに出題すると、内定者に楽しみながら会社に興味を持ってもらえます。
~謎解きゲームの作り方~
- 設定を考える(主人公の立場、閉じ込められた理由、脱出の目的)。
- 設定にもとづいてストーリーを練る。
- 構成を決める(謎の数、仕掛けの内容)。
- 謎解きの中身を作る(答え、法則)。
※謎解き脱出ゲームはイベント会社にも作成を依頼できます。
社内報制作
内定者懇親会で配布する社内報を内定者に制作してもらいます。場合によってはグループに分かれ、各グループで取り組んでもらってもいいでしょう。
社内報の制作により内定者の自社や業界への関心が高まりますし、会社の側に立って情報発信するという体験が会社との距離感も縮めます。懇親会で配布した後は先輩社員が内定者にポジティブなフィードバックをしていくと内定者の自信にもつながるでしょう。
~社内報制作のポイント~
- 例:既刊号を参考に自由な発想で制作する。
- 例:内定者を特集した特別版を制作する。
- 例:会社から与えられたテーマに沿った社内報を制作する。
- 例:先輩や経営者などへのインタビューを盛り込む。
ドミノワーク
コミュニケーションの活性化にはドミノを使ったグループワークが効果的です。より多くのドミノを倒すためアイデアを出し合っていくうちにチームビルディングが実現します。
~ドミノワークのやり方~
- 例:制限時間内にドミノを並べ、ドミノを倒し終えるまでの時間を競う。
- 例:ドミノ以外のツールを用意し、どれだけ長くドミノを倒せるか工夫させる。
- 例:何回か挑戦させ、チャレンジごとのPDCAをレポートしてもらう。
ファッショナブルな懇親会
過去の実例を参考にファッショナブルな内定者懇親会を開催しましょう。
アパレル企業による「自身が思う1番オシャレなコーディネート」をドレスコードにした内定式。
アパレル関連企業が実施したのは内定者の中から「ベストファッショニスタ」を選出する内定式。
インターネットサービス事業を運営する企業が行った「アリス・イン・ワンダーランドのキャラクターに扮して出席」する内定式。
ファッションをテーマにした内定者懇親会は幅広い業界で応用できますので、ぜひ、社風に合わせた企画を立案してください。
~アイデア例~
- 内定式が10月ならハロウィンをテーマにした仮装。
- 「デキる女」「デキる男」をテーマにしたコーディネート。
- 和装の着付けから体験して日本文化に触れる懇親会。
- 自分の好きな誰かをイメージした「なりきりコーデ」。
レジャー型の懇親会
過去の実例を参考にレジャー型の内定者懇親会を開催しましょう。
不動産会社が実施した「温泉旅館で入社式」には先輩社員も同行。
旅行関連会社では、観光を兼ねた「お座敷列車」で内定式を開催。
レジャーを満喫しながらの内定者懇親会なら、業界を問わず活用できるのではないでしょうか。
~レジャー型懇親会のメリット~
- リラックスした雰囲気で参加者が交流を深めやすい。
- 内定者の素顔や意外な一面がうかがえる。
- 自社の業界に関連するツアーを組めば研修も兼ねられる。
- 宿泊業や接客業ならサービスを受けながら学べることがある。
アウトドア型の懇親会
アウトドアを楽しみながらの社内イベントは人気ですが、コミュニケーションの活性化やチームビルディングで盛り上げたい内定者懇親会にもぴったりです。開放的な環境で参加者がリラックスできますし、屋内のような便利さがない中での体験で知恵や工夫が生まれます。
~アウトドア型懇親会の実例~
- ウォーキング
- 山登り
- バーベキュー
- ウォークラリー
- キャンプ、合宿
自社ならではの体験型懇親会
自社の製品やサービス、事業などに関連した体験で会社への理解を深めてもらってはどうでしょうか。過去の実例を参考に自社ならではの内定者懇親会を企画しましょう。
食品会社が自社の天ぷら粉を使って経営陣による揚げ方レクチャーも含めた「天ぷら研修」を実施。
自転車販売会社では全員が自転車に乗って行う「サイクリング入社式」を開催。
靴のクリーニング商品を販売する会社では、自社製品を使って靴を磨き合う「靴磨き入社式」を実施。
宅配クリーニング事業を展開する会社では、先輩社員からアドバイスをもらいながら自分のシャツにアイロンをかける「アイロンがけ入社式」を実施。
住宅メーカーでは社長のカンナがけを手本に新入社員がカンナがけを体験する「カンナがけ入社式」を開催。
先輩社員のほか、幹部や経営陣にも参加してもらうと充実した交流が図れます。グループワーク形式にカスタマイズすると内定者同士のコミュニケーションも活性化するので、どのような体験教室を実施するか自社に合わせて企画してください。
~体験型懇親会のメリット~
- 自社の製品、サービス、事業への理解が深まる。
- 活発な交流により内定者と会社との距離感が縮まる。
- 入社への期待が高まり仕事への意欲を引き出せる。
リモートで楽しむコンセンサスゲーム
リモートでの内定者懇親会ならオンラインで楽しめるコンセンサスゲームがおすすめ。チームで「意見の一致」をめざして課題に取り組むゲームなので、リモートでもコミュニケーションが活性化されます。
~コンセンサスゲームの進め方~
-
- 参加者をチーム(3~6名ずつ)に分ける。
- ファシリテーターがゲームについて説明する。
- 個人で課題についての意見をまとめる。
- チームで課題についての意見をまとめる
- チームの意見を発表していく。
- 参加者の感想発表と運営側の講評でまとめる。
※コンセンサスゲームはイベント会社にも作成を依頼できます。
まとめ
内定者懇親会を盛り上げるには効果的なポイントを踏まえて企画しましょう。
- 内定者の緊張をほぐす。
- 内定者と会社の距離感を縮める。
- 内定者参加型で楽しませる。
- 自社に関連した体験をさせる。
内定者懇親会の目的は「内定者と社員の交流」「仕事や職場への不安を解消」「内定者同士の関係性強化」などですから、目的に沿った企画を立案することが大切です。
ぜひ、本記事で紹介した企画も参考にして、盛り上がる内定者懇親会をプロデュースしてくださいね!