「入社式の企画を任されたけど、何から始めればいいんだろう」
「スムーズな運営のポイントが知りたい」
初めて入社式を担当する人事の方にとって、不安は尽きないものです。
入社式は、新入社員に会社への期待と信頼を抱かせる重要な場です。
準備不足や当日のトラブルは、新人の第一印象を損ない、その後のモチベーションにも影響します。
会場手配、プログラム構成、必要書類、当日の進行管理など、押さえるべきポイントは多岐にわたります。
この記事では、入社式の企画段階から当日の運営、事後対応まで、人事担当者が知っておくべき実践的なノウハウを詳しく解説します。
入社式の目的
第一印象の形成
心理学の「初頭効果」により、最初に受けた印象は長期間記憶に残ります。
良好な体験は「この会社を選んで良かった」という確信を生み、その後の困難を乗り越える原動力になります。
逆に、雑な運営や冷たい雰囲気は早期離職のリスクを高めます。
帰属意識の醸成
同期入社の仲間と共に式に参加することで「同じスタートラインに立った仲間」という連帯感が生まれます。
経営陣や先輩社員と顔を合わせることで、組織の一員としての自覚が芽生えます。
会社理念の内面化
経営陣の挨拶や先輩社員のメッセージを通じて、会社の理念やビジョンが伝えられます。
この最初の接触が、理念への共感と内面化の起点となります。
新入社員のエンゲージメントを高める入社式設計

入社式は単なる形式的なイベントではなく、新入社員の帰属意識を高め、長期的なエンゲージメントの基盤を作る戦略的な場です。
理念とビジョンを明確に伝える
社長挨拶では、会社が何を目指しているのか、どんな価値観を大切にしているのかを具体的に語ります。
抽象的な言葉だけでなく、実際のエピソードや事例を交えることで、新入社員の心に響き、自分の仕事が社会にどう貢献するのかを理解できます。
新入社員を主役にする
一方的に話を聞かせるだけでなく、新入社員が参加できる要素を取り入れましょう。
- 新入社員代表の挨拶
- 全員での決意表明
- グループディスカッション
これらを組み込むことで、当事者意識が高まります。
温かい歓迎の雰囲気を作る
「あなたたちを心から歓迎しています」というメッセージが伝わる工夫をします。
- 先輩社員からの歓迎ビデオメッセージ
- 各部署からの歓迎の言葉
- 会場の装飾(ウェルカムボード、花など)
これらで歓迎の気持ちを視覚的・感覚的に伝えられます。
同期の絆を育む機会を設ける
入社式後の懇親会、グループワーク、自己紹介タイムなど、同期同士が交流できる時間を設けます。
同期との絆は、今後の仕事での協力関係や困難な時期を乗り越える支えになります。
3ヶ月前から始める準備スケジュール

入社式の成功は綿密な準備にかかっています。
時系列で押さえるべきタスクを整理しましょう。
3ヶ月前:基本方針の決定
開催形式の決定
対面開催、オンライン開催、ハイブリッド開催のいずれにするか決定します。
新入社員の配属地域、感染症対策、予算などを考慮して判断しましょう。
予算の確保
必要な予算を見積もり、経営陣の承認を得ます。
- 会場費
- 設備費(音響、映像)
- 資料作成費
- 懇親会費
- 記念品費
日程の確定
4月1日が一般的ですが、土日祝日の場合は前後の平日にずらすこともあります。
経営陣や関係者のスケジュールを確認し、早めに日程を確定します。
プロジェクトチームの結成
人事担当者だけでなく、総務、広報、ITなど関係部署から担当者を集め、役割分担を明確にします。
2ヶ月前:会場手配とプログラム構成
会場の予約
参加人数、必要な設備(マイク、プロジェクター、Wi-Fi)、アクセスの良さを考慮して会場を選びます。
人気の会場は早めに埋まるため、遅くとも2ヶ月前には予約を確定します。
プログラムの作成
式次第を作成し、各プログラムの時間配分を決めます。
関連記事

一般的な流れ:開式の辞 → 社長挨拶 → 辞令交付 → 新入社員代表挨拶 → 先輩社員の言葉 → 閉式の辞
登壇者への依頼
社長、役員、先輩社員など登壇者に早めに依頼します。
挨拶の内容や時間(社長挨拶は10分程度、先輩社員は5分程度など)を伝え、準備を依頼します。
資料の作成開始
辞令書、式次第、配布資料、スライド資料などの作成を開始します。
デザインや内容を複数の目でチェックし、誤字脱字や情報の誤りがないか確認します。
1ヶ月前:詳細な準備と最終確認
新入社員への案内送付
入社式の日時、場所、持ち物、服装、当日のスケジュールなどを記載した案内を送ります。
オンライン参加の場合は、接続方法やテストの日程も伝えます。
必要物品の手配
当日必要なものをリストアップし、手配します。
- 名札
- 資料
- 記念品
- 受付用品
- 看板
- 装飾品
リハーサルの実施
会場で実際にリハーサルを行い、音響、映像、動線、タイムスケジュールを確認します。
特に辞令交付の流れや登壇者の動きを入念にチェックします。
緊急時対応マニュアルの作成
当日のトラブル(遅刻者、体調不良者、機材トラブルなど)に備え、対応マニュアルを作成します。
担当者全員で共有し、役割を明確にします。
1週間前〜当日
登壇者への最終確認
社長や役員に当日の流れと挨拶の時間を再確認します。
挨拶原稿がある場合は事前に目を通しておきます。
会場との最終調整
会場担当者と、当日の流れ、設営時間、撤収時間、緊急時の連絡先などを最終確認します。
新入社員への最終案内
前日または2日前にリマインドメールを送ります。
「明後日は入社式です。
お待ちしております」という一文で、当日の遅刻や欠席を防げます。
前日の準備
物品を搬入し、会場設営と機材の動作確認を行います。
マイク、プロジェクター、パソコン、Wi-Fi(オンライン配信の場合)など、すべての機材が正常に動作するか確認します。
当日
開始時刻の2時間前に会場入りし、最終チェックを行います。
受付開始の30分前にはすべての準備を完了させておきます。
開催形式の選び方
コロナ禍を経て、入社式の開催形式は多様化しました。
自社に最適な形式を選びましょう。
対面開催
メリット
リアルな場で顔を合わせることで一体感や臨場感が生まれる
同期同士の交流がしやすい
経営陣や先輩社員と直接話せる
デメリット
遠方の新入社員の移動負担が大きい
会場費、設営費など、コストが高くなりがち
感染症対策が必要な場合がある
新入社員が同じ地域に集中している、対面でのコミュニケーションを重視する文化がある企業
オンライン開催
メリット
全国どこからでも参加でき、移動の負担がない
会場費が不要で、コストを大幅に削減できる
録画して後日視聴できるため、欠席者へのフォローが容易
デメリット
画面越しでは一体感や臨場感が薄れる
同期同士の交流が限定的
通信環境によっては音声や映像が途切れるリスクがある
新入社員が全国に分散している、リモートワークが中心の企業
ハイブリッド開催
メリット
対面とオンラインの良いとこ取りができる
近隣の新入社員は対面、遠方の新入社員はオンラインで柔軟に対応できる
デメリット
両方の準備が必要で、担当者の負担が大きい
対面参加者とオンライン参加者の間に体験の格差が生まれる可能性
技術的なトラブルのリスクが高まる
新入社員が一部地域に集中しているが、遠方にも数名いる企業
ハイブリッド開催を成功させる4つのポイント

オンライン参加者への配慮
オンライン参加者が疎外感を感じないよう、画面に映る時間を増やしたり、チャット機能で質問を受け付けたりします。
司会者が「オンラインの皆さんも、ぜひチャットでコメントしてくださいね」と声をかけることで一体感が生まれます。
高品質な配信環境の確保
プロのカメラマンや配信業者に依頼するか、高性能な機材を揃えます。
音声が途切れたり映像が乱れたりすると、オンライン参加者の体験が著しく損なわれます。
事前のテストを徹底
リハーサルでは実際にオンライン配信を行い、音声、映像、スライドの共有などがスムーズに動作するか確認します。
当日使用するすべての機材と回線を使ってテストします。
オンライン参加者向けの交流企画
入社式後、オンライン参加者だけの懇親会を開催するなど、交流の機会を別途設けます。
対面参加者と同等の体験を提供する工夫が重要です。
当日の運営体制とトラブル対応

入社式当日は予期せぬトラブルが発生することがあります。
万全の体制を築き、冷静に対処しましょう。
当日の運営体制と役割分担
総括責任者
全体を統括し、最終的な判断を下す人。
人事部長や人事課長が務めることが多い。
受付担当(2〜3名)
新入社員を迎え、名前を確認し、資料や名札を渡します。
笑顔で丁寧に対応し、第一印象を良くすることが重要です。
誘導担当(1〜2名)
新入社員を会場内の座席まで案内します。
トイレやクロークの場所も案内できるよう、把握しておきます。
司会者
式の進行を担当します。
はっきりとした声で、テンポよく進めます。
音響・映像担当(1〜2名)
マイク、プロジェクター、BGMなどを操作します。
技術的なトラブルに即座に対応できるよう、予備機材も用意しておきます。
写真・動画撮影担当(1〜2名)
記録用の写真や動画を撮影します。
重要な場面(社長挨拶、辞令交付、集合写真など)を逃さないよう、事前に撮影ポイントを確認します。
緊急対応担当(1名)
遅刻者、体調不良者、その他のトラブルに対応します。
携帯電話を常に携帯し、すぐに連絡が取れる状態にしておきます。
よくあるトラブルと対処法
遅刻者が出た場合
受付で遅刻者専用の対応をします。
式の途中で入場させる場合は、目立たないよう静かに誘導し、後方の席に案内します。
辞令は式の後に個別に渡します。
体調不良者が出た場合
別室で休ませ、必要に応じて救護担当者や医療機関に連絡します。
無理に参加させず、体調を最優先に考えます。
機材トラブル
マイクが入らない、プロジェクターが映らないなどのトラブルが発生した場合、予備の機材にすぐに切り替えます。
予備がない場合は、マイクなしで進行する、スライドなしで口頭で説明するなど臨機応変に対応します。
オンライン配信のトラブル
回線が切れる、音声が途切れる場合、予備回線を用意しておき、すぐに切り替えます。
オンライン参加者にはチャットで状況を説明し、復旧まで待ってもらいます。
最悪の場合は録画した映像を後日共有します。
登壇者が来ない、または大幅に遅刻
代役を立てるか、プログラムの順序を入れ替えます。
事前に代役候補を決めておくと、慌てずに対応できます。
スムーズな進行のための配慮
時間管理を徹底
各プログラムの開始時刻と終了時刻を明確にし、タイムキーパーを配置します。
予定より遅れている場合は、司会者が調整し、全体の終了時刻を守ります。
温度・照明の調整
会場の温度が適切か、照明が明るすぎたり暗すぎたりしないか、開始前に確認します。
長時間座っていると体感温度が変わるため、途中で調整できるよう準備しておきます。
トイレ休憩の設定
1時間以上のプログラムの場合、途中で休憩時間を設けます。
「10分間の休憩を取ります」と明確にアナウンスします。
質疑応答の時間
新入社員からの質問を受け付ける時間を設けると、双方向のコミュニケーションが生まれます。
ただし時間が押している場合は、「後ほど個別にお答えします」と柔軟に対応します。
まとめ

入社式は新入社員の会社人生の始まりを祝う重要なイベントです。
綿密な準備、スムーズな運営、そして式後のフォローまで、一貫して新入社員の成長とエンゲージメントを意識することが人事担当者の使命です。
この記事で紹介したポイントを押さえ、新入社員が「この会社で頑張ろう」と心から思える入社式を実現してください。
東京都内の入社歓迎会はサンシャインクルーズ・クルーズがオススメ

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