「歓迎会を開いてもらえることになったけど、会費って払うべき?」
「『新人は不要』と言われたけど、本当に手ぶらでいいの?」

新しい職場で最初に戸惑うのが、歓迎会の会費マナーです。

歓迎会は自分のために開いてもらう席だからこそ、会費の扱いに迷うのは当然です。
全額払うべきなのか、割り勘なのか、先輩が奢ってくれるのか。
職場の文化や地域によっても違いがあり、正解が見えにくいのが実情です。

「払います」と言ったら「気を使わなくていいよ」と言われたけど、本当に払わなくていいのか不安になった経験がある人も多いのではないでしょうか。

実は、歓迎会の会費マナーには、押さえておくべき基本ルールと、臨機応変な対応のコツがあります。

この記事では、新人が恥をかかないための歓迎会の会費・寸志マナーを、ケース別に詳しく解説します。
職場で好印象を与えるスマートな振る舞い方をご紹介しますので、参考にしてください。

歓迎会の会費、新人は払うべきか払わないべきか


歓迎会の会費について、新人が払うべきか払わないべきかは、会社や職場によって考え方が異なります。
ここでは、一般的な慣例、判断基準、そして新人としての適切な対応方法を解説します。

一般的な慣例と相場

新人は払わないケースが多い

多くの企業では、歓迎会の主役である新入社員は会費を払わない、または割引されるのが一般的です。「歓迎する側」が「歓迎される側」をもてなすという考え方から、先輩社員や会社が費用を負担します。
一般的なパターンとしては、新人は無料、または通常会費の半額程度(2,000〜3,000円)を払うケースが多く見られます。これは「完全に奢られるのは恐縮だから、少しは負担したい」という新人の気持ちと、「でも主役だから全額は取らない」という先輩の配慮のバランスです。

会社や部署の方針による

ただし、これは絶対的なルールではありません。「全員平等に会費を払う」という方針の職場もあれば、「会社の経費で全額負担」という太っ腹な企業もあります。IT企業やベンチャー企業では会社負担が多く、中小企業や部署単位の歓迎会では割り勘が一般的な傾向があります。

支払いパターン別の詳細

パターン1:新人は完全無料

最も一般的なパターンです。先輩社員が会費を多めに負担したり、上司が差額を補填したりして、新人の分をカバーします。

【メリット】新人の経済的負担がない、歓迎されている実感が強い
【注意点】無料だからといって遠慮なく飲食するのではなく、節度を持った態度が求められる

パターン2:新人は半額または少額負担

通常会費が5,000円なら、新人は2,000〜3,000円程度を払うパターンです。完全無料だと恐縮する新人の気持ちに配慮した折衷案です。

【メリット】新人も「参加している」という一体感が得られる
【注意点】金額は事前に幹事から伝えられることが多い

パターン3:全員平等に割り勘

新人も先輩も同じ金額を払うパターン。フラットな組織文化の企業や、少人数の部署で見られます。

【メリット】公平感がある、今後の付き合いがフラットになる
【注意点】新人にとっては初任給前だと負担が大きい可能性がある

パターン4:会社経費で全額負担

福利厚生の一環として、会社が歓迎会の費用を全額負担するパターン。大企業や外資系企業に多く見られます。

【メリット】誰も金銭的負担がない、会社への好印象
【注意点】あくまで公式イベントとしての節度が必要

新人としての適切な対応

事前に確認するのが最善

一番スマートなのは、歓迎会の案内があった時点で幹事や先輩に「会費はおいくらでしょうか?」と素直に聞くことです。
「お金のことを聞くのは失礼かな」と遠慮する必要はありません。むしろ、確認せずに当日慌てる方が印象が悪くなります。

「歓迎会楽しみにしています。会費についてお伺いしたいのですが、新人も同額でしょうか?」と丁寧に聞けば、相手も答えやすくなります。

お金は多めに用意しておく

「新人は無料」と言われても、念のため5,000〜7,000円程度は財布に用意しておきましょう。もし「やっぱり払ってください」となった場合や、二次会に誘われた場合にも対応できます。
新札でなくても構いませんが、千円札を数枚と小銭も用意しておくと、会計時にスムーズです。

「不要」と言われたときの正しい対応方法


歓迎会で「新人は会費不要です」と言われた時、どう対応すべきか迷う人は多いものです。
ここでは、相手に失礼にならず、自分も気持ちよく参加できる正しい対応方法を解説します。

その場での即答パターン

基本は素直に受け入れる

「新人は会費不要ですよ」と言われたら、まずは「ありがとうございます」と素直に受け入れるのが正解です。
日本のビジネスマナーでは謙遜が美徳とされますが、何度も「いえいえ、払います!」と押し問答するのは、かえって相手を困らせます。

【正しい返答例】
「ありがとうございます。それでは甘えさせていただきます」
「恐縮ですが、ご厚意に甘えさせていただきます」
「ありがとうございます。楽しみにしております」

このように、感謝の気持ちを伝えつつ、相手の好意を受け入れる姿勢が大切です。

避けるべきNG対応

×「いえ、絶対に払います!」と強く主張する
→相手の好意を拒否することになり、角が立ちます
×「そうですか、ラッキーです」と軽く受け流す
→感謝の気持ちが伝わらず、配慮のない印象を与えます
×「え、本当ですか?払わなくていいんですか?」と何度も確認する
→相手を疑っているようで、失礼な印象になります
×無言でお金を出し続ける
→相手の判断を尊重していない態度になります

状況別の対応方法

上司から直接言われた場合

部長や課長など、目上の人から「君たち新人は不要だよ」と言われたら、それは決定事項です。
深々と一礼し、「ありがとうございます。それでは甘えさせていただきます」と受け入れましょう。
この場合、その場で無理に会費を渡そうとするのは失礼にあたります。
上司の判断を尊重し、代わりに翌日以降にきちんとお礼を伝えることで、誠意を示せます。

幹事や先輩から言われた場合

同年代の先輩や幹事から「新人は不要です」と言われた場合も、基本的には受け入れます。
ただし、「本当に申し訳ありません」という気持ちを表情や言葉で伝えることが大切です。
「恐縮です。それでは甘えさせていただきます。本当にありがとうございます」と、感謝の言葉を重ねて伝えましょう。

同期全員に対して言われた場合

「新人の皆さんは全員不要です」と複数人に対して言われた場合、一人だけ「払います」と言うのは他の同期に気を遣わせることになります。
同期の中で代表者が「ありがとうございます」と返答するか、それぞれが軽く会釈して感謝を示すのが適切です。

「不要」と言われた後の振る舞い

会の最中は節度を持つ

無料だからといって、以下のような行動は厳禁です。

□ 高額なメニューを次々注文する
□ 周りより明らかに多く飲食する
□ 「タダだから」と口にする
□ 羽目を外しすぎる

周りの様子を見ながら、適度に楽しむことが重要です。特にお酒は、初対面の上司や先輩の前で失敗しないよう、自分のペースを守りましょう。

会の終わりには必ずお礼を

会がお開きになる際、必ず幹事や上司に直接お礼を伝えます。

「本日はごちそうさまでした。とても楽しかったです」
「素敵な会を開いていただき、ありがとうございました」
「皆様と親しくお話しできて、嬉しかったです」

できれば参加してくれた先輩一人ひとりに「今日はありがとうございました」と声をかけると、好印象を残せます。

二次会への対応

二次会の費用は別と考える

一次会が無料でも、二次会は各自負担というケースが多くあります。二次会に誘われたら、「二次会も参加させていただきたいのですが、費用はどうなりますか?」と確認しましょう。
もし予算的に厳しければ、「申し訳ありません、今日はこの辺りで失礼させていただきます」と丁寧にお断りしても問題ありません。
無理に参加して金銭的に困るより、正直に伝える方が誠実です。

二次会も「不要」と言われたら

二次会も「新人は不要」と言われた場合、一次会と同じく素直に受け入れます。
ただし、あまりに奢られ続けるのが気になる場合は、「それでは次回、私が参加する機会があれば、その時はぜひ払わせてください」と伝えるのも一つの方法です。
ただし「次は自分が奢ります」とまで言う必要はありません。新人の給料では現実的ではないため、その場の感謝を伝えることで十分です。

翌日以降のフォロー

必ず翌日にお礼を伝える

翌日、出社したら改めて「昨日はごちそうさまでした」と口頭でお礼を伝えます。メールやチャットでも構いませんが、直接顔を見て伝える方が誠意が伝わります。
幹事には特に丁寧にお礼を述べましょう。「昨日は楽しい会を企画していただき、ありがとうございました。おかげで皆さんと親しくなれました」と具体的に伝えると、相手も喜びます。

会費以外で感謝を示す方法とお礼マナー

会費や寸志以外にも、新人が歓迎会への感謝を示す方法はたくさんあります。ここでは、金銭を使わずに誠意を伝える具体的な方法と、お礼のマナーを解説します。

態度や行動で示す

積極的にコミュニケーションを取る

歓迎会で親しくなった先輩たちとは、その後も積極的に話しかけましょう。挨拶を欠かさない、ランチに誘う、困った時に相談するなど、関係を深めていく姿勢が大切です。
歓迎会は「ゴール」ではなく「スタート」です。そこで築いた関係を大切に育てていくことが、最も価値のある感謝の示し方になります。

成長した姿を見せる

半年後、1年後に「あの時の歓迎会で温かく迎えていただいたおかげで、今の自分があります」と成長した姿を見せることが、最高のお礼になります。
節目の時期に「あの時はありがとうございました」と改めて伝えると、相手も「成長したね」と喜んでくれるでしょう。

手土産や差し入れで感謝を示す

菓子折りを持参する

歓迎会の翌週くらいに、個包装のお菓子(1,000〜2,000円程度)を持参するのも良い方法です。「先日はありがとうございました。皆さんで召し上がってください」と渡せば、自然な形で感謝を示せます。

差し入れのタイミング

歓迎会の直後ではなく、1〜2週間後くらいに持参すると、「あの時のお礼をずっと覚えていてくれたんだ」という印象を与えられます。
ただし、あまり頻繁に手土産を持参すると、かえって気を遣わせるので、最初の一回だけで十分です。

次の機会に貢献する

次回のイベントで積極的に動く

次の部署の飲み会や懇親会、送別会などがある際、率先して幹事を手伝う姿勢を見せましょう。

・お店選びのリサーチを手伝う
・参加者への連絡を担当する
・当日の受付や会計を手伝う
・写真撮影を買って出る

「前回お世話になったので、今回は私が手伝います」という姿勢が、感謝の気持ちを行動で示すことになります。

後輩の歓迎会で恩送りをする

自分が先輩になった時、後輩の歓迎会を率先して企画したり、費用を多めに負担したりすることで、かつて受けた恩を次の世代に送ることができます。これも立派な感謝の示し方です。

感謝を示す際の注意点

過度にならないように

感謝の気持ちは大切ですが、やりすぎは逆効果です。毎日のように「あの時はありがとうございました」と言い続けたり、高価な贈り物をしたりすると、相手を困らせてしまいます。
適度な距離感を保ちながら、自然な形で感謝を示すことが重要です。

タイミングを逃さない

お礼は鮮度が命です。歓迎会から1週間以上経ってからお礼を言っても、印象は薄れてしまいます。当日と翌日のお礼は必須、その後は自然な形で感謝を示していきましょう。

形式的にならない

「ありがとうございました」と言葉だけ伝えて終わりではなく、「○○さんのお話が特に印象的でした」「△△料理が美味しかったです」など、具体的な内容を添えると、心からの感謝が伝わります。

まとめ


歓迎会の会費マナーは、職場の文化や慣習によって異なりますが、基本的なルールを押さえておけば安心です。新入社員として大切なのは、謙虚な姿勢と感謝の気持ちを忘れないことです。
「会費不要」と言われた場合でも、一度は支払いの意思を示すのがマナーです。それでも辞退された場合は、素直に受け入れて感謝の言葉を伝えましょう。後日、お礼のメールや挨拶で改めて感謝を伝えることも大切です。
会費を支払う場合は、事前に金額を確認し、お釣りが出ないよう準備しておくとスマートです。当日は幹事の指示に従い、スムーズな支払いを心がけましょう。
この記事で紹介したポイントを参考に、職場で好印象を与える会費マナーを実践してください。

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