ふたりの結婚記念日をお祝いするにあたり、基本的なことがわからず気になっているなら本記事をご活用ください！

「そもそも結婚記念日っていつ？」
「結婚○周年の数え方は？」
「結婚記念日の年数ごとの呼び方は？」

このような疑問を解決するだけでなく、結婚記念日の呼び方の由来や年数にちなんだプレゼントもご紹介します。

ぜひ、本記事を参考にして、ご夫婦で、ご家族で、あるいはご友人から、記念日祝いの準備に役立ててくださいね！

結婚記念日って「いつ」なの？数え方は？

ふたりの結婚記念日が「いつ」なのか、今年は結婚何周年なのか、これらがわからない方のため、結婚記念日にまつわる基本中の基本を解説します。

ふたりが決めた日が夫婦にとっての結婚記念日

実は「この日が結婚記念日です」という決まりはありません。それぞれの夫婦が「この日を結婚記念日にしよう」と、ふたりで決めた日が、その夫婦にとっての結婚記念日になります。

もともとはイギリスで始まったとされる結婚記念日ですが、日本では明治天皇が「大婚二十五年祝典」として銀婚式を行ったことをきっかけに習慣化されました。

結婚した年を「0年」にするのが結婚○周年の数え方

結婚記念日は「年齢」のように結婚した年を「0年」として数えましょう。つまり現在の年から結婚した年を差し引くと今年が結婚何周年かがわかります。

【一覧】結婚記念日の呼び方

年数	呼び方
1周年	紙婚式（かみこんしき）
2周年	綿婚式（わたこんしき）・藁婚式（わらこんしき）
3周年	革婚式（かわこんしき）
4周年	花婚式（はなこんしき）・花実婚式（かじつこんしき）
5周年	木婚式（もっこんしき・もくこんしき）
6周年	鉄婚式（てつこんしき）
7周年	銅婚式（どうこんしき）
8周年	ゴム婚式・青銅婚式（せいどうこんしき）
9周年	陶器婚式（とうきこんしき）
10周年	錫婚式（すずこんしき）
11周年	鋼鉄婚式（こうてつこんしき）
12周年	絹婚式（きぬこんしき）
13周年	レース婚式
14周年	象牙婚式（ぞうげこんしき）
15周年	水晶婚式（すいしょうこんしき）
20周年	磁器婚式（じきこんしき）
25周年	銀婚式（ぎんこんしき）
30周年	真珠婚式（しんじゅこんしき）
35周年	サンゴ婚式
40周年	ルビー婚式
45周年	サファイア婚式
50周年	金婚式（きんこんしき）
55周年	エメラルド婚式
60周年	ダイヤモンド婚式
65周年	ブルースターサファイア婚式
70周年	プラチナ婚式

おふたりの結婚記念日の年数によって、どの「○婚式」にあてはまるのか一覧から確認しましょう。

結婚記念日ごとの由来とプレゼント

ここからは、それぞれの結婚記念日の由来と年数にちなんだプレゼントを紹介していきます。

1周年「紙婚式（かみこんしき）」

まだ初々しい新婚夫婦を真っ白な「紙」にたとえ、そこに「夫婦のこれからが思いのまま描かれるように」という将来への希望が込められています。また、薄い紙でも折り合わせれば強度が増すことから、夫婦の絆や支え合いの大切さを示唆するものでもあります。

2周年「綿婚式（わたこんしき）・藁婚式（わらこんしき）」

まだ結婚生活に慣れていない夫婦の絆が綿や藁のように「やわい」「もろい」ことからきています。収穫した綿や藁を強くしばるように、お互いを思いやりながら夫婦でしっかりと支え合っていきたい時期です。

3周年「革婚式（かわこんしき）」

夫婦の絆が固まるにつれ、新婚時代のときめきが失せて倦怠期になりやすい時期。革のように「強くてしなやかな関係が築けるように」、また、「時が経つほどに愛情が深まるように」との意味があります。

4周年「花婚式（はなこんしき）・花実婚式（かじつこんしき）」

こつこつと蒔いた種が花を咲かせる時期にたとえられる結婚4周年。「夫婦の絆が美しく結ばれるように」、また、「夫婦の幸せが大きく実るように」との願いが込められています。

5周年「木婚式（もっこんしき・もくこんしき）」

夫婦を「木」にたとえ、「しっかりと根を張って家庭を築き上げていきましょう」という時期です。いろいろな「木」がありますが、しなやかな枝ぶり、太い幹、青々と茂る葉っぱ、美しい花々、滋養たっぷりの実など、どのような木をイメージしたいかも夫婦それぞれ。

6周年「鉄婚式（てつこんしき）」

夫婦の絆が「鉄のように強く、どのような苦難にも負けないように」という意味が込められています。 また、鉄は打てば打つほど強くなるため、困難を乗り越えるたびに強固になる関係性も築いていきたいですね。

7周年「銅婚式（どうこんしき） 」

耐久性にすぐれた銅のように経済的に安定してくる時期であることが由来。また、熱伝導性が高く加工しやすいのも銅の特徴ですから、夫婦のコミュニケーションを活発にしたり、相手のリクエストに柔軟に応えたりと仲睦まじい夫婦でいてほしいですね。

8周年「ゴム婚式・青銅婚式（せいどうこんしき） 」

しなやかで弾力のあるゴムのように「臨機応変な夫婦でいられるように」、また、2種類の金属を混ぜ合わせてこそ強く美しくなる青銅のように「夫婦の関係が強固で愛にあふれるように」、そんな願いが込められています。

9周年「陶器婚式（とうきこんしき） 」

陶器のように夫婦の絆が壊れてしまわないよう、「お互いを労わりながら暮らしたい」という意味。土をこねたり叩いたりしながら成形していく陶器ですが、夫婦関係においても創意工夫や切磋琢磨しながら家庭を築き上げていきたいですね。

10周年「錫婚式（すずこんしき） 」

やわらかさと美しさを兼ね備えた錫のように、夫婦の関係も「温もりある愛に満ちたものであってほしい」という願いが込められています。また、錫は変形しやすいものの割れにくく手で修復できるほどしなやかなことから、結婚10周年の夫婦もケンカするほどに仲睦まじくなれるといいですね。

11周年「鋼鉄婚式（こうてつこんしき） 」

結婚10周年の錫婚式より1年の月日を積み重ね、錫よりも硬い鋼鉄のように「夫婦が強い絆で結ばれますように」という意味があります。その「強さ」で、どんなときも相手を受け止める包容力も高めたい時期です。

12周年「絹婚式（きぬこんしき） 」

やわらかく丈夫で美しい絹のように、「しなやかで愛情あふれる夫婦の関係を築きたい」という願いが込められています。絹の衣服は身体に沿うようにまとわるため、お互いを大切に思う気持ちでいつまでも寄り添っていたいですね。

13周年「レース婚式 」

細い糸と糸をより合わせて織り上げるレースのように、夫婦の絆や人生を「これからも一緒に紡いでいきましょう」という意味です。ますます夫婦の仲が深まるよう、レースにあやかって丁寧に日々を暮らしていきたいですね。

14周年「象牙婚式（ぞうげこんしき）」

長い時間をかけて少しずつ大きくなる象牙のように夫婦の関係も「歳月を重ねながら強くなるように」というのが由来。また、象牙は使い込むほどに美しくなると工芸品として珍重されてきましたので、象牙にあやかって夫婦の年輪を刻みながら仲を深めていきたいですね。

15周年「水晶婚式（すいしょうこんしき） 」

水晶のように「夫婦が曇りのない信頼関係を築けますように」という意味があります。氷のように透き通った美しさも魅力なので、お互いをいつまでも澄んだ気持ちのまま思っていたいという願いも込めたいですね。

20周年「磁器婚式（じきこんしき）」

長い歳月を経た夫婦が「磁器のように固い絆で結ばれますように」という意味があります。なめらかな手ざわりでありながら硬くて割れにくい性質があるので、しなやかに相手に寄り添いながら強く相手を支え合う夫婦でいられるといいですね。

25周年「銀婚式（ぎんこんしき） 」

磨けば磨くほど美しくなる銀のように、25年という長い年月が「夫婦の絆を深めてくれますように」という願いが込められています。大きな節目の結婚記念日ですから、夫婦仲睦まじく一生の思い出になるよう過ごしたいものですね。

30周年「真珠婚式（しんじゅこんしき） 」

真珠が長い月日をかけて美しく育つように、「30年もの歳月をともにした夫婦の絆は固く結ばれていますよ」という意味。真珠は「富」や「健康」の象徴でもあるため、ふたりが「この先も豊かで健やかな日々を過ごせますように」という願いも込められています。

35周年「サンゴ婚式 」

サンゴが果てしなく長い年月をかけて成長するように、これまでの夫婦の歴史やこれからも変わらない夫婦の絆をたたえる意味もあります。サンゴは温かできれいな海にしか生息しませんので、夫婦にとって居心地のいい家庭をいつまでも大切にしたいですね。

40周年「ルビー婚式 」

ルビーの赤い色が象徴するような「深い愛情で夫婦が結ばれますように」という願いが込められています。 ダイヤモンドに次ぐ硬さがあり、丈夫で割れにくいのも特徴なので夫婦の絆の強さにもたとえられますね。

45周年「サファイア婚式 」

サファイアには「一途な思いを貫く」という意味があり、夫婦の誠実で慈愛に満ちた絆にたとえられています。色の鮮やかさも特徴なので、長い年月を重ねた夫婦でも「色あせない仲睦まじさがありますよ」という願いも込めたいですね。

50周年「金婚式（きんこんしき） 」

長年連れ添った夫婦には「金色の輝きのような豊かさがあります」という意味。金（ゴールド）には腐食耐性が高く、酸化しない特徴があるので、いつまでも「愛情や尊敬の念をたたえ合う夫婦でいられますように」という願いも込めたいですね。

55周年「エメラルド婚式 」

エメラルドの味わい深い色合いにたとえ、円熟した夫婦の「静かで尊い暮らしを願っています」ということに由来。一般的にエメラルドはキズのような内包物が天然の証でもあるとされていて、これまでの夫婦の紆余曲折もまた夫婦の絆の証といえそうですね。

60周年「ダイヤモンド婚式 」

結婚1周年の「紙」から結婚60周年の「ダイヤモンド」へ、新婚当時のはかないものから長い歳月を重ねて熟成された強固なものへと夫婦の絆が変化している様を意味しています。また、ダイヤモンドは長寿と一族の繁栄の象徴でもあるので、ふたりの末永い健康と家族の幸せへの願いも込められますね。

65周年「ブルースターサファイア婚式 」

ブルースターサファイアの硬く傷つきにくい性質にたとえ、65年もの長い歳月を夫婦で乗り越えたことへの称賛の意味があります。また、ブルースターサファイアには「夫婦和合」の意味もあるため、いつまでも仲睦まじい関係がつづけられることにも願いを込めたいですね。

70周年「プラチナ婚式 」

プラチナ婚式は「奇跡のような最高の幸福を祝う日」とされています。 希少性の高さこそが最大の魅力であるプラチナは結婚指輪や婚約指輪の素材としても人気。美しく丈夫な金属でもあるので、これまでの夫婦の絆への祝福の意味も込めたい記念日です。

まとめ

結婚記念日をお祝いするにしても、基本的なことがわからなければメッセージやプレゼントの準備に悩みますよね。

本記事では結婚記念日のタイミングや数え方、年数ごとの呼び方を解説しました。また、結婚記念日ごとの由来のほか、結婚記念日にちなんだプレゼントも紹介しましたので、ぜひ、ご夫婦で、ご家族で、あるいはご友人から、お祝いのヒントにしてください。

結婚記念日のプレゼントやメッセージ、お祝いの方法などについては詳しく書かれた記事がありますので、よければ合わせてお読みくださいね！

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