歓迎会への参加が決まって悩むのが「服装」ではないでしょうか。

「いつものスーツのままで問題ない?」
「会場がホテルでもスーツでいいの?」
「新入社員はリクルートスーツでいい?」

歓迎する側も歓迎される側も、服装についてはいろいろと気になりますよね。

本記事では、ふさわしい服装で歓迎会に参加できるよう、服装選びのポイントやマナーを解説。

さらに男女別でおすすめの服装コーデも紹介しますので、ぜひ、本記事を参考にしながら歓迎会の準備に役立ててくださいね!

【共通】歓迎会にふさわしい服装の選び方

歓迎会での服装を選ぶときは以下のポイントを参考にしましょう。

  • 指定に合わせる
  • 会場に合わせる
  • 職種に合わせる
  • 立場に合わせる
  • 年代に合わせる

それぞれのポイントを解説します。

指定に合わせる

歓迎会の服装を指定された場合は指定のものを着用します。「スーツ」の場合は上下揃いのセットアップが基本です。「インフォーマル」と指定された場合はジャケット必須で、お呼ばれスーツをイメージしながらビジネススーツより少しグレードを上げましょう。

指定された服装で迷わないよう、よくある服装指定についても紹介しておきます。

~よくある服装指定~

  • オフィスカジュアル…オフィスでも着られるカジュアルなビジネススタイル。
  • 平服…フォーマルよりはカジュアルでも、きちんと感のあるスーツスタイル。
  • 私服、自由…きちんと感をキープしたままのキレイめなカジュアルスタイルで。

会場に合わせる

どこで歓迎会が開催されるのか、会場に合わせて選ぶのもポイントです。もし服装指定がなければ、まず会場にふさわしいかどうかで判断しましょう。

~会場に合わせるポイント~

  • ホテル…フォーマル度高め、スーツなどのセットアップで。
  • レストラン…フォーマル度やや高め、華やかさを加えてキレイめに。
  • 居酒屋・カフェ…きとんと感マストでカジュアルなキレイめに。
  • 社内・ホール…ビジネススタイル基本でフォーマル感をキープ。

職種に合わせる

職種によって服装のテーマを決めるのも歓迎会でのポイント。職種がもつイメージや普段の通勤着、社風などに合わせてふさわしい装いをめざしましょう。

~職種に合わせるポイント~

  • 金融系、公官庁など堅めの職種…ダークカラーのスーツでビシッと。
  • 販売業、接客業などの職種…きちんと感のあるオフィスカジュアルで爽やかに。
  • コスメ、美容などの職種…明るい色や小物を使ったオフィスカジュアルで華やかに。
  • 飲食、サービス業などの職種…きちんと感のあるキレイめなカジュアルスタイルで。

立場に合わせる

歓迎会には幅広い立場の参加者が集まります。年齢や役職、勤務年数、歓迎会のゲストなのかホストなのかなど、自分の立場に合わせて服装による印象も考えましょう。

~立場に合わせるポイント~

  • 若手社員、勤務年数浅め…カジュアルダウンしすぎず控えめフォーマルに。
  • 中堅社員、勤務年数長め…落ち着いた雰囲気を出しながら上質かつフォーマルに。
  • 新入社員、歓迎される側…きちんと感を重視しながら控えめフォーマルで。

年代に合わせる

歓迎会の服装では自分の年代に合う装いも悩みどころ。特にスーツやドレスを着なれていない場合は服装選びで迷うかもしれませんので、服装イメージの一例を年代別のポイントで押さえていきましょう。

~男性の場合~

  • 20代…ネイビー系、グレー系でフレッシュに。
  • 30代…ダークグレー、ブラックでスマートに。
  • 40代…ダークカラーで大人っぽくシックに。
  • 50代…ダークカラー、柄物を取り入れてダンディに。

~女性の場合~

  • 20代…ライトグレー、ベージュ、ブラックでフレッシュに。
  • 30代…グレー系、ブラック、ホワイト、ネイビー系でスマートに。
  • 40代…グレージュ、くすみカラーなどで大人っぽくエレガントに。
  • 50代…上質な素材や光沢感も取り入れてレディライクに。

【男性】歓迎会での基本的な服装マナー

ここでは、歓迎会における男性の基本的な服装マナーを紹介します。

■好ましいOKマナー

  • スーツ、ジャケット…黒、紺、グレー、ブラウンなどの無地、上品な柄物。
  • シャツ…無地、織柄、ピンストライプ、クレリックシャツなど。
  • ネクタイ…スーツに合わせた無地や柄物、ドレスアップには光沢も可。
  • 靴…ベルトと同じ色のシンプルな革靴やビジネスシューズなど。
  • ベルト…皮革や合皮などのシンプルなデザインのもの。

会場や立場、職種に合わせてフォーマル度を調整しながら年代に合わせた印象や雰囲気に仕上げましょう。

■気をつけたいNGマナー

  • ノージャケット×ノーネクタイ(ジャケット必須)
  • ネルシャツ、デニムシャツ、スウェット
  • ジーンズ、ダメージ加工パンツ、ハーフパンツ
  • スニーカー、サンダル、スリッポン
  • 素足、アンクルソックス

※私服OK、服装自由、普段着指定の場合は可能なケースも。

たとえカジュアルな歓迎会でも、プライベートなメンバーでの飲み会でない場合は「きちんと感」をキープした服装を意識しましょう。

【男性】歓迎会におすすめな服装コーデ

ここでは、歓迎会におすすめな男性向けの服装コーデを紹介します。

ベーシックなスーツスタイル


オフィスでもおなじみのベーシックなシングルスーツスタイルです。ベストありのスリーピースの方がフォーマル度は上がりますが、ベストなしのツーピースでも問題ありませんので会場や立場、職種などに合わせましょう。

~ポイント~

  • 就業後に行われる社内、居酒屋などでの歓迎会におすすめ。
  • 新入社員や若手社員は白無地シャツでシンプルなきちんと感を。
  • 中堅社員や30代以降はスーツをダークカラーや柄物にカスタマイズしても◎

ドレッシーなスーツスタイル


スリーピーススーツにカラーシャツ、柄ネクタイ、ポケットチーフを合わせたドレッシーなスーツスタイルです。たとえば「平服」「インフォーマル」を指定された場合にも対応できます。

~ポイント~

  • ホテル、レストランで行われる歓迎会におすすめ。
  • 新入社員や若手社員にもぴったりなネイビー系でフレッシュに。
  • 中堅社員や30代以降はスーツをダークカラーや柄物にカスタマイズしても◎

カジュアルなスーツスタイル


たとえば「私服」「自由」「普段着」などを指定された場合のカジュアルなスーツスタイルです。ノーカラーでもカラー付きでもジャケットは必須で参加しておき、会場の雰囲気や別の参加者とのバランスを見ながら着脱をどうするか考えてもいいでしょう。

~ポイント~

  • 就業日以外に居酒屋やカフェで行われる歓迎会におすすめ。
  • スーツのインナーにはポロシャツやノーカラーシャツを合わせてもよい。
  • 中堅社員や30代以降はスーツを黒やブラウン、柄物にカスタマイズしても◎

新入社員向けのリクルートスーツ


新入社員であればリクルートスーツの着用も可能です。ビジネススーツとの違いは生地の耐久性くらいですので、もし服装に迷ったりスーツの準備が間に合わなかったりするなら、きちんと感がオートマチックで出せるリクルートスーツで参加してはどうでしょうか。

~ポイント~

  • 就業後に行われる社内、居酒屋などでの歓迎会におすすめ。
  • ホテルやレストランならネクタイを明るくしたりポケットチーフを挿したり。
  • 服装指定が「なし」「自由」で悩むならリクルートスーツ着用が無難◎

【女性】歓迎会での基本的な服装マナー

ここでは、歓迎会における女性の基本的な服装マナーを紹介します。

■好ましいOKマナー

  • スーツ、ジャケット…ベーシックカラーの無地、ツイードなど上品な柄物。
  • シャツ、ブラウス、カットソー…無地、ノーカラー、リボン付きなど上品なもの。
  • アクセサリー…会場や立場に合わせて華やかにしたり控えめにしたり。
  • 靴…スーツやボトムスに合わせたシンプルなパンプス、ショートブーツなど。
  • ストッキング、タイツ…ベージュ系、ブラウン系、ブラックなど。

会場や立場、職種に合わせてフォーマル度を調整しながら年代に合わせた印象や雰囲気に仕上げましょう。

■気をつけたいNGマナー

  • 胸元の開いたインナー、ひざ丈より短いスカート
  • ネルシャツ、デニムシャツ、スウェット
  • ジーンズ、ダメージ加工デニム、ショートパンツ
  • スニーカー、サンダル、ミュール
  • 素足、アンクルソックス、網タイツ、柄タイツ

※私服OK、服装自由、普段着指定の場合は可能なケースも。

たとえカジュアルな歓迎会でも、プライベートなメンバーでの飲み会でない場合は「きちんと感」をキープした服装を意識しましょう。

【女性】歓迎会におすすめな服装コーデ

ここでは、歓迎会におすすめな女性向けの服装コーデを紹介します。

ベーシックなスーツスタイル


オフィスコーデとしておなじみのベーシックなスーツスタイルです。パンツをスカートに替えてもかまいません。シャツやブラウスの色、デザイン、素材で印象がガラリと変わるため、会場や立場、職種などに合わせてフォーマル度をアレンジしましょう。

~ポイント~

  • 就業後に行われる社内、居酒屋などでの歓迎会におすすめ。
  • 新入社員や若手社員は白無地シャツでシンプルなきちんと感を。
  • 中堅社員や40代以降はスーツの素材やデザインにもこだわって上質に。

ドレッシーなセットアップスタイル


スーツでもパンツドレスでもないパンツスタイルのセットアップで、ちょうどいいドレスアップ。フォーマル度が高くてパーティー性が強めな歓迎会では華やかすぎないエレガントな装いがマッチします。

~ポイント~

  • ホテル、レストランで行われる歓迎会におすすめ。
  • 新入社員や若手社員にもぴったりなオフホワイト系でフレッシュに。
  • 中堅社員や30代以降は黒や濃紺、グレージュにカスタマイズしても◎

カジュアルなワンピーススタイル


たとえば「私服」「自由」「普段着」などを指定された場合はキレイめなワンピースも着用できます。会場でパッとフォーマル度アップに対応するなら、ノーカラーのジャケットを用意しておいてもいいでしょう。

~ポイント~

  • 就業日以外に居酒屋やカフェで行われる歓迎会におすすめ。
  • 新入社員や若手社員はオフホワイト系、ライトグレー系で控えめフレッシュに。
  • 中堅社員や30代以降は黒やグレージュ、くすみカラーでカスタマイズしても◎

新入社員向けのリクルートスーツ


新入社員であればリクルートスーツを着用しても問題ありません。もし「なかなか服装が決められない」「歓迎会までに新しいスーツが準備できない」というような状況なら、きちんと感がマストで出せるリクルートスーツで参加してはどうでしょうか。

~ポイント~

  • 就業後に行われる社内、居酒屋などでの歓迎会におすすめ。
  • ホテルやレストランならブラウスをリボン付きにしたりパンツやスカートをフレアタイプにしたり。
  • 服装指定が「なし」「自由」で悩むならリクルートスーツ着用が無難◎

まとめ

歓迎会の服装は、会場や立場、職種などに合わせて選ぶとイメージがわきやすくなります。さらに年代に合わせた印象も考慮しながら、ふさわしい服装で参加しましょう。

服装指定があれば合わせやすいですが、「なし」「自由」「私服」の場合は悩むかもしれません。どうしても服装が決められなくてまよったら、まずはスーツスタイルを基準に会場や立場をヒントにしながらドレスアップ⇔ドレスダウンを調整しましょう。

本記事では歓迎会の服装選びがスムーズになるよう、男女別でおすすめコーデも紹介しました。ぜひ、予定している歓迎会にマッチしそうなコーデを参考に、ベストフィットする服装で参加してくださいね!