両家顔合わせの後、親から親へのお礼状やギフトは、基本的には必要ありません。

お礼状を出すのは婚約した二人が相手の親宛てに出すのが一般的です。

ただし、相手の親から特別おもてなしを受けたなど場合によってはお礼状を出したほうが良いことも。

この記事では、両家顔合わせ後の親から親へのお礼状の書き方や例文、LINEでのお礼の文章の例をご紹介しています。

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両家顔合わせのお礼、親から親へは必要?


両家顔合わせの後に、親同士はお礼が必要なのか。

一般的には不要ですが、お礼状やギフトを贈ったほうが良い場合も。

具体的に見て行きましょう。

一般的にはお礼状を出すのは婚約中の2人


両家顔合わせのお礼状やお礼の品は親から親へは基本的には不要です。

むしろ、親から親への過剰なお礼は逆に気を遣わせてしまう可能性があります。

一般的に両家顔合わせの後に親にお礼を伝えるのは、婚約中の2人。

お礼状を出す場合は新郎は新婦の親へ、新婦は新郎の親へそれぞれ送ります。

両家顔合わせは婚約中の2人が親を招待して行う、という形式が多いためです。

現在は簡単にLINEや電話でお礼を言う人も多いようです。

以下の記事も参考にしてください。

→両家顔合わせの後にお礼状は必須?【例文と書き方のコツ】

こんな時は親から親へお礼状を出すと喜ばれます


上記のように、一般的には両家顔合わせの後に親から親へのお礼状やギフトは不要ですが、以下のような場合には親からも相手方の親へお礼を伝えたほうが良いと考えられます。

親から親へのお礼があったほうが良い場合
  • 相手の家で料理をごちそうになった
  • 顔合わせの手配をしてもらった
  • 相手の家に宿泊した
  • こちらだけ手土産を用意していなかった

上記のような場合には今後の両家の付き合いをスムーズにするためにも、また感謝の気持ちを伝えるためにもお礼状を送ることが望ましいでしょう。

両家の家が離れている場合、新郎・新婦どちらかの実家に招かれる場合があります。

家で料理をごちそうになったり、宿泊させてもらったりしたなど特別おもてなしを受けた場合には、親からもお礼状を送ることで感謝の気持ちをしっかり伝えられます。

また、相手方は手土産を持ってきたのにこちらは用意していなかった場合には、お礼状とギフトを贈るのがおすすめです。

両家顔合わせのお礼状の書き方と例文【親から親へ】


両家顔合わせの後のお礼状の書き方・マナーと例文をご紹介します。

また、両家顔合わせの当日にLINEを交換したので軽くお礼を言いたい場合の例文も載せています。

これだけは押さえる!お礼状の一般的なマナー


両家顔合わせの後のお礼状に限らず、お礼状の一般的なマナーとして以下は押さえましょう。

両家顔合わせ後のお礼状のマナー
  • 両家顔合わせから1週間以内に相手に届くように
  • 印刷ではなく手書きで。ボールペンでOKだが毛筆・万年筆の方がよりフォーマル
  • 修正ペンを使うのはNG。間違えたら書き直す
  • 縦書きの方が横書きよりもフォーマルな印象に
  • シンプルな便箋と封筒で。ハガキは一般的には使わない
  • お礼状を出す場合には、できるだけ早めに出します。

    もし1週間以上経ってしまった場合には、お礼状を出すのが遅れた理由と謝罪も書き、息子・娘から相手の親へ理由を伝えておいてもらうと良いでしょう。

    お礼状は印刷ではなく手書きです。

    ボールペンでもマナー違反ではありませんが、親の世代では毛筆や万年筆などよりフォーマルな筆記具を使えるとより印象が良いでしょう。

    修正ペンを使うのはNGなので、間違えてしまったら書き直します。

    これまでも面識があり親しい関係でない限りは、はがきや横書きの便箋ではなく縦書きの便箋を使うようにしましょう。

    親から親へのお礼状の書き方


    親から親へのお礼状は「絶対にこうでなければならない」というものはありませんが、以下の順序で書くと書きやすいでしょう。

    親から親へのお礼状の書き方
    1. 両家顔合わせに時間をとってくれたことへの感謝
    2. 両家顔合わせの感想
    3. 良縁に恵まれたことへの喜び
    4. 息子・娘は至らぬ点もあるがご指導お願いします
    5. 今後は親族としてよろしくお願いします
    両家顔合わせのお礼と、相手の息子・娘との良縁への喜びの気持ちを記す、という点を守って気持ちを込めて書けば喜んでもらえるはずです。

    両家顔合わせでの会話や料理などに触れると、オリジナルのお礼状になります。

    以下で例文をご紹介します。

    両家顔合わせ後の親から親へのお礼状の例文


    両家顔合わせ後の親から親へのお礼状とLINEの例文をご紹介します。

    なお、頭語はすぐに本題に入る「前略」よりも時候の挨拶をはさむ「拝啓」がより丁寧な印象となるのでおすすめです。

    LINEでお礼をする場合には両家顔合わせの当日中には連絡しましょう。

    両家顔合わせ後、息子を持つ親がお礼状を送る例

    拝啓

    夏の日差しがまぶしい季節、皆様にはご健勝にお過ごしのことと存じます。

    先日は両家顔合わせのお時間をいただき、心より感謝申し上げます。

    このお礼状を通じて、改めてお礼の気持ちをお伝えさせていただきます。

    両家顔合わせの場では、○○さまご家族の皆様にお会いできたことを大変嬉しく思っております。

    上品でしっかりとご自身の意見を持っていらっしゃる○○さま(結婚相手の女性の名前)と○○(息子の名前)がご縁があったこと、とても有難く存じます。

    ○○(息子の名前)が至らぬ点もあるかと存じますが、ご指導やご助言をいただければ幸いです。

    お互いの家族として、結婚に向けてのサポートをしながら、共に歩んでいけることを心から楽しみにしております。

    最後になりますが、お礼の気持ちを申し上げるとともに、今後は親族として、より一層の交流を深めていければと願っております。

    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    敬具

    〇〇(父の名前)
    〇〇(母の名前)

    令和〇年〇月〇日

    ○○様(相手の父の名前)
    ○○様(相手の母の名前)

    両家顔合わせ後、娘を持つ親がお礼状を送る例

    拝啓

    日ごとに深まる秋を感じるこの頃、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

    先日は両家顔合わせに貴重なお時間をいただき、まことに有難うございました。

    結婚に向けての大切な節目において、お互いの家族が顔を合わせ、貴重なひとときを共有できたことを、心より嬉しく思っております。

    お互いの家族が和気藹々と過ごした時間は、私たちにとっても特別な思い出となりました。

    心温まるおもてなしとお話しに触れながら、ますます良い縁に恵まれたことを感謝いたしております。

    ○○(娘の名前)には至らぬ点もあるかと存じますが、ご指導やご助言をいただければ幸いです。

    お礼の気持ちを申し上げるとともに、今後は親族として、より一層の交流を深めていければと願っております。

    敬具

    〇〇(父の名前)
    〇〇(母の名前)

    令和〇年〇月〇日

    ○○様(相手の父の名前)
    ○○様(相手の母の名前)

    両家顔合わせ後、親から親へLINEを送る例

    ○○さま(相手の父の名前)
    ○○さま(相手の母の名前)

    ○○(自分の名)です。本日は両家顔合わせのお時間をありがとうございました。

    ご家族の皆様とお会いして、○○さん(相手の名)の幼少期のお話など心温まるエピソードを伺えて楽しいひと時を過ごせました。

    ○○(息子・娘の名)が良縁に恵まれたこと、心から喜びを感じています。

    ○○(息子・娘の名)には至らぬ点もあるかと思いますが、どうかご指導いただければと願っております。

    今後は親族としてどうぞよろしくお願いいたします。

    何かお手伝いができることがありましたら、遠慮なくお申し付けください。

    また結婚式でお会いできることを楽しみにしております。

    ○○(自分の名前)

    両家顔合わせのお礼状にギフトは添える?


    両家顔合わせのお礼状に、一般的には贈り物は不要です。

    ただし、場合によっては贈り物を添えたほうが良いことも。詳しく紹介してきます。

    一般的には両家顔合わせ後にギフトは不要


    一般的には両家顔合わせの際に手土産を持参して親同士で交換しているので、お礼状にギフトを添える必要はありません。

    過剰な贈り物は「こちらもお返しが必要?」などかえって相手に手間を掛けさせてしまう可能性もあります。

    ただし、両家顔合わせの際に相手側に食事代を負担してもらったり、こちら側だけ手土産を持参していなかったりした場合にはギフトを添えることが望ましいでしょう。

    お礼状に添えるならこんなギフトを


    両家顔合わせの後に親から親へお礼のギフトを贈るなら、手元に残るものよりは以下のような「食べ物」「使えるもの」がおすすめです。

    両家顔合わせ後に親から親へのお礼のギフト例
    • 老舗のブランドの和菓子
    • お肉のギフト
    • お酒
    • 佃煮のセット
    • タオル

    予算は場合にもよりますが5,000円~10,000円程度。

    相手の息子さん・娘さんに親御さんの好みを聞いて選ぶのも良いでしょう。

    両家顔合わせ後の親から親へのお礼|まとめ


    この記事でご紹介した、両家顔合わせ後の親から親へのお礼についてまとめます。

    親から親へのお礼があったほうが良い場合
    • 相手の家で料理をごちそうになった
    • 顔合わせの手配をしてもらった
    • 相手の家に宿泊した
    • こちらだけ手土産を用意していなかった

    基本的には両家顔合わせ後、親から親へのお礼状は不要ですが、両家顔合わせの際に特別おもてなしをしてもらったり、こちらだけ手土産を用意してなかった場合などはお礼状や贈り物をする方がよいでしょう。

    お礼状は以下の基本のマナーを押さえて、あとは気持ちが伝わるように書けば大丈夫です。

    両家顔合わせ後のお礼状のマナー
  • 両家顔合わせから1週間以内に相手に届くように
  • 印刷ではなく手書きで。ボールペンでOKだが毛筆・万年筆の方がよりフォーマル
  • 修正ペンを使うのはNG。間違えたら書き直す
  • 縦書きの方が横書きよりもフォーマルな印象に
  • シンプルな便箋と封筒で。ハガキは一般的には使わない
  • 今後の両家のお付き合いがスムーズになるお礼状になると良いですね。