親族のみなどの少人数の結婚食事会の招待状は、「みんな参加するって言ってくれてるし出す必要はあるのかな?」と感じる新郎新婦さまもいますよね。

結婚食事会の招待状はぜったいに必要、なものではありませんが、あった方が安心です。

この記事では結婚食事会の招待状にを作成する前にやることリストや知っておきたいマナー、文例を紹介しています。

文例はコピペもOKです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

少人数の結婚食事会に招待状は必要?


この章では少人数の結婚食事会の招待状のマナーについてご紹介します。

結婚食事会には招待状があった方が〇


結婚食事会の招待状は必須ではありませんが、あった方が良いでしょう。

理由は以下の3つです。

✅結婚食事会の招待状があった方が良い理由

  • 日時や場所、ご祝儀の有無などの間違いがないように
  • マナーを気にする親族ゲストへの配慮
  • ゲストにとっての記念に

招待状は結婚食事会の当日の日時や場所、会費制なのかどうかなどを、ゲストが確認できるようにするために送ります。

乾杯の挨拶やスピーチをしてもらうゲストには付箋を同封します。

このように、結婚食事会の当日に間違いの起こらないように、参加の意思を事前に確認していても招待状は送るようにします。

少人数の結婚食事会では、ゲストが親族中心です。

特に高齢のゲストにはマナーを気にする方、紙で詳細を確認できるようにしておきたいと考える方も多いでしょう。

招待状そのものを記念としてとっておいてくれるゲストもいますから、ぜひお二人らしい招待状を送ってみてくださいね。

返信用はがきは無しでもOK


少人数の結婚食事会では、事前に参加の意思を示してくれているゲストもいますよね。

その場合には、招待状に「返信はがきは省略させていただきました」など一言添えれば、返信用はがきは同封しなくても構いません。

もちろん、形式を重視するならば返信用はがきを同封してもOKです。

結婚食事会の招待状のマナー【これだけは知っておきたい!】


結婚食事会の招待状を作成する前に、これだけは知っておきたい最低限のマナーをご紹介します。

✅結婚食事会の招待状のマナー

  • ゲストには事前に連絡する
  • 手渡しできる人には手渡し
  • 遅くとも結婚式の2か月前までに出す
  • 句読点(。や、)を打たない
  • 忌み言葉を使わない
  • 切手は慶事用切手を使う

ゲストにいきなり結婚食事会の招待状を送るのはマナー違反です。

事前に結婚すること、結婚食事会に出席してもらいたいので招待状を送っても良いかを電話や直接会って確認しておいてくださいね。

招待状を手渡しできる人には手渡しするのがベスト。

返信ハガキを受け取ることも考えると、結婚食事会の2か月前までには招待状を出します。

句読点は「区切り」、「終わり」をイメージさせることからお祝い事の招待状には使いません。

また、別れや不幸、「繰り返し」をイメージさせる重ね言葉などは「忌み言葉」なので、結婚食事会の招待状には使わないようにします。

✅忌み言葉の例

  • 切れる
  • 別れる
  • 去る
  • 破れる
  • 忙しい
  • 重ね重ね
  • しばしば
  • たびたび
  • わざわざ

忌み言葉は招待状だけではなく、結婚食事会の当日もスピーチなどの際に使わないように気を付けましょう。

この記事の後半に招待状の文例も載せていますから、ご自身で考えるのが不安な方はぜひ参考にして使ってくださいね。コピペもOKです!

結婚食事会の招待状を作る前にやることリスト


結婚食事会の招待状を作りはじめる前に、以下のことを決めてから招待状を作り始めるとスムーズです。

✅結婚食事会の招待状を作る前にやること

  1. ゲストに結婚食事会に参加してほしいと伝える
  2. 日時、場所を決める
  3. ご祝儀制か会費制か決める
  4. スピーチや乾杯の挨拶をしてもらう人を決める
  5. 媒酌人の有無を決める
  6. 差出人を新郎新婦か両親にするか決める

先ほども述べた通り、いきなり招待状を送るのはマナー違反。

あらかじめ、結婚することになったこと、結婚食事会に参加してほしいことを電話か直接会って伝えましょう。

その際に、結婚食事会の候補日を伝えて、都合の付く日を教えてもらうと出欠確認にもなります。

スピーチや乾杯の挨拶などをしてもらう人には招待状に「当日は一言お言葉をいただきますようお願い申し上げます」などと書いた付箋を同封します。

媒酌人とは、「結婚式の当日に2人の間を取り持つ人」のこと。

新郎新婦のことをよく知っている夫婦にお願いすることが多く、披露宴では新郎新婦の横に座りゲストをおもてなしします。

最近では媒酌人を立てる新郎新婦は少なくなってきていますが、両家の方針にもよるのでご両親に確認してください。

媒酌人の有無によって招待状の形式が変わってくるので、招待状の作成前に確認を。

また、差出人の名前は以下の3パターンがあります。

✅結婚食事会の招待状の差出人3パターン

  • 新郎新婦
  • 両家の親
  • 新郎新婦と両家の親の連名
招待状の差出人は、結婚食事会の費用負担をする人、つまり「結婚食事会の主催は誰か」によって決まります。

両家の親が差出人の方がよりフォーマルな印象になりますが、最近では新郎新婦が主催の結婚食事会が多くなっています。

こちらもご両親に確認しておくと安心です。

結婚食事会の招待状の文例集【コピペOK!】


結婚食事会の招待状の文例を差出人が新郎新婦、両家の親、新郎新婦と親の連名のパターンでご紹介します。

結婚食事会の招待状に必ず書くこと


結婚食事会の招待状の文例の前に、招待状に必ず記載することを確認しておきましょう。

✅結婚食事会の招待状に必ず記載すること

  • 頭語・時候の挨拶
  • 本文
  • 差出日(〇月吉日)
  • 差出人
  • 日にち、開宴時間
  • 場所(結婚食事会の会場の住所)
  • 出欠の返信の〆切(結婚食事会の1か月前を目安に)

会費制の場合は「会費制とさせていただきます ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」などと書きます。

また、ドレスコードをカジュアルにしたい場合には「身内の会ですので平服でお気軽にお越しいただけますと幸いです」などの記載をします。

それでは、文例をご紹介していきます。

結婚食事会の文例|新郎新婦が差出人

拝啓 ◯◯の候

皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 挙式の立ち会いを賜りたく ここにご案内申し上げます
挙式に引き続きまして 日頃の感謝を込め ささやかな祝宴を催したく存じます
ご多用とは存じますが ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます

敬具

令和〇年〇月吉日
(新郎名前)
(新婦名前)

日時:令和〇年〇月〇日(〇曜日)
   午前〇時
場所:ホテル〇〇

なお 既にご出席のお返事を頂戴しておりますので返信はがきは省略させていただきました ご了承ください

結婚食事会の文例|両家の親が差出人

謹啓 ◯◯の候

皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび
新郎父名前 (長男・次男など) 新郎名前
新婦父名前 (長女・次女など) 新婦名前
の婚約が無事に整い 結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては 永きにわたりご厚情を賜りたく
ささやかではございますが披露宴を催したく存じます
ご多用とは存じますが
皆様に二人の新たな門出をお見守りいただきたく
ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます 謹白

令和◯年◯月吉日

(新郎父名前)
(新婦父名前)

日時:令和〇年〇月〇日(〇曜日)
   午前〇時
場所:ホテル〇〇

なお お手数ではございますが◯月◯日までにお返事をいただきますようお願い申し上げます

結婚食事会の文例|新郎新婦と両家の親が差出人

謹啓
◯◯の候
皆様にはますますご健勝のことと
お慶び申し上げます
このたび
私どもは結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては、日頃よりお世話になっております皆様にご臨席賜り
ささやかではございますが披露宴を催したく存じます
ご多用のところ誠に恐縮ではございますが
新たな門出を迎える私どもをお見守りいただきたく
ご列席のお願いかたがた
ご案内申し上げます 謹白

令和◯年◯月吉日

(新郎名前)
(新婦名前)

日時:令和〇年〇月〇日(〇曜日)
   午前〇時
場所:ホテル〇〇

ご多用中のところ誠に恐縮ではございますが
二人のためにお力添えいただきたく
私どもからもお願い申し上げます

(新郎父名前)
(新婦父名前)

なお お手数ではございますがご出席のお返事を
◯月◯日までに賜りますようお願い申し上げます

結婚食事会の招待状|まとめ


結婚食事会の招待状は必須ではないですが、あった方が〇。

✅結婚食事会の招待状があった方が良い理由

  • 日時や場所、ご祝儀の有無などの間違いがないように
  • マナーを気にする親族ゲストへの配慮
  • ゲストにとっての記念に

結婚食事会の招待状を作り始める前には以下のこともやっておきましょう。

✅結婚食事会の招待状を作る前にやること

  1. ゲストに結婚食事会に参加してほしいと伝える
  2. 日時、場所を決める
  3. ご祝儀制か会費制か決める
  4. スピーチや乾杯の挨拶をしてもらう人を決める
  5. 媒酌人の有無を決める
  6. 差出人を新郎新婦か両親にするか決める

ゲストは結婚食事会の招待状を受け取ると、当日への楽しみも広がりますよ。

手間はかかりますが、ぜひ素敵な招待状を送ってあげてくださいね。