「結婚の食事会にはお土産が必要?お土産には何がいい?」

いわゆる両家顔合わせの食事会には手土産を持って行くのが一般的です。

一方、結婚式の後に披露宴を兼ねて少人数で食事をすることを「食事会」と呼ぶことも。

この披露宴を兼ねた食事会では、ご祝儀ありなら引出物を、ご祝儀ではなく会費制ならプチギフトを用意しましょう。

また、親族とのカジュアルなお祝いの食事会を開催してもらうという場合もあるでしょう。

この場合は、親御さんなどと話し合って決めるのが〇。

この記事では結婚の食事会のお土産が必要かどうか、どんなお土産が相応しいかについて詳しく紹介しています。

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結婚の食事会にお土産は必要?【知っておきたいマナー】


「結婚の食事会」という言葉は次の3つの意味で使われることがあります。

✅結婚の食事会

  1. 両家顔合わせ(両家の親と新郎新婦で行う結婚前の食事会)
  2. 結婚式の後など披露宴を兼ねた食事会
  3. 親族などとのカジュアルなお祝いの食事会

①の両家顔合わせの食事会では、手土産を用意することが多いです。

一方、②の披露宴を兼ねた食事会の場合、ご祝儀をいただくなら引出物を用意しましょう。

③のようなよりカジュアルな食事会であれば、手土産を用意するかどうかは新郎新婦やその親御さん次第となります。

結婚食事会のお土産マナー【両家顔合わせ編】


この章では両家顔合わせの食事会の手土産についてまとめています。

両家顔合わせ食事会には手土産ありが一般的


レストランなどで行う両家顔合わせ食事会では互いに手土産を持って行くのが一般的です。

両家を代表してお互いに渡すので、互いの父親から父親へ渡すことになります。

どちらかの実家で顔合わせをするなら、実家に出向く側が手土産を持参します。

ただし、以前から家族同士で付き合いがあるのでカジュアルな食事会にしたい、両家の親とも確認が取れている、といった場合には手土産はなしでももちろん構いません。

いずれにせよ、事前に手土産を用意するかはお互いに話し合っておきましょう。

片方の家族のみ手土産を用意していた、となると気まずくなってしまうためです。

どんな手土産がおすすめ?

✅両親の顔合わせの手土産の選び方

  • 予算は3,000円~5,000円
  • 食べ物やお酒などの「消えもの」
  • 両親が好きなもの
  • 日持ちが長い
  • 持ち運びやすいもの
  • 縁起が良い食べ物
  • 顔合わせの話のタネになりそうなもの
両家顔合わせの手土産は一般的には食べ物やお酒など後には残らない「消えもの」を選びます。

相手の両親の好みをリサーチしておきましょう。

縁起が良いとされている食べ物には以下のようなものがあります。

✅縁起が良いとされている食べ物

  • バームクーヘン(年輪を連想させる・丸いもの)
  • どら焼きや最中(二つが合わさっているもの)
  • 昆布を使ったもの(よろこぶ、を連想させる)
  • 鯛や紅白など縁起の良いとされているデザインのもの

バームクーヘンは末永い幸せと夫婦円満を連想する丸い形で縁起が良いとされています。

また、どら焼きや最中は2つのものがぴたりと合わさっているため、両家の結びつきを連想します。

昆布は古くから縁起が良いとされていますよね。

鯛や鶴、亀など縁起が良いとされているモチーフや紅白などおめでたい気持ちが伝わる手土産も〇。

もちろん、上記以外の食べ物でも構いません。

地元の銘菓や日本酒など、顔合わせの際に話のタネになりそうな手土産もGoodです。

顔合わせの手土産、これは避けて!


マナーとして送らないほうが良いものは次のようなものです。

✅両家顔合わせの手土産で贈らない方がいいもの

  • 健康上の理由などから食べられないもの
  • 日持ちのしないもの
  • 持って帰りにくい重たいもの
  • 縁起のよくないもの
事前にお互いの両親の好みや食べられないものは聞いておきましょう。

もらっても日持ちがせずすぐに食べてしまわないといけないものは相手を困らせてしまうので避けて。

親御さんが遠方から来る場合は特に、重たいものやかさばるものは持って帰るのが大変なのでこちらも避けておきます。

縁起の良くないとされている食べ物の例は以下のようなものがあります。

✅贈らないほうが無難な食べ物

  • 羊羹やカステラなど切り分けが必要なもの
  • 割れるを連想するおせんべい
  • 弔事を連想させるお茶

上記のものも、相手の親が好きな食べ物である、縁起などはそれほど気にしないのであれば贈ってもかまいません。

羊羹やカステラを贈りたいなら切り分ける必要のない個包装になっているものだと良いでしょう。

顔合わせの手土産の熨斗(のし)や渡し方


顔合わせに持って行くお土産には、結び切の水引が印刷された熨斗を選びます。

結び切りは結び直せないので、一度きりのお祝い事という意味が込められています。

蝶結びの熨斗は結び直せてしまうため、結婚のお祝いには使いません。

外側から見える外のしにするのが一般的です。

風呂敷で包むかどうかは決まりはありませんが、風呂敷で包む方がより丁寧な印象になります。

顔合わせが始まる前、両家が着席する前に父親から父親へ両家で交換します。

タイミングがなければ、顔合わせで食事がすんだ後に渡しても構いません。

結婚食事会のお土産マナー【披露宴を兼ねた食事会編】


ここからは、結婚式の後の披露宴を兼ねた食事会の場合の手土産についてご紹介します。

ご祝儀をいただくなら引出物を準備しよう


「食事会」「披露宴」という呼び方にとらわれず、ご祝儀をいただくなら引出物を用意するのがマナーです。

引出物にはご祝儀のお礼・お返しという意味合いもあります。

会費制の場合はプチギフトを用意して渡すと良いでしょう。

ご祝儀制か会費制かはゲストが迷わないように、事前に伝えておいてくださいね。

親御さんが主催するお祝いの食事会の場合には、手土産やプチギフトを用意するか親御さんと話し合って決めます。

引出物を用意しない食事会でご祝儀を別でいただいたなら、その方にはあとで内祝いを贈りましょう。

引出物の相場とマナー【最低3品あると安心】


引出物の相場はご祝儀に対して以下の通りです。

✅引出物の相場

  • ご祝儀が30,000円:引出物は3,000円~5,000円
  • ご祝儀が50,000円:引出物は8,000円~15,000円
  • ご祝儀が100,000円:引出物は20,000円~30,000円

親族などからは高額なご祝儀をいただくこともあるかもしれません。

無理のない範囲の金額でお返しの意味を込めた引出物を用意します。

引出物は割り切れない奇数個を用意するのがマナーとされており、「記念品」「引菓子」「縁起物」の3品あると安心です。

引出物については地域差もあるため、親御さんと相談して決めてくださいね。

親御さん世代、ご高齢の親族などマナーを気にするゲストがいる場合には特に気を付けましょう。

記念品にはお皿やタオルなどが定番の品ですが、現在はカタログギフトを贈って好きなものを選んでもらう新郎新婦も多いです。

ゲスト全員に同じものを贈らなければいけないという決まりはないので、ゲストごとに好みに合ったギフトを贈り分けするのも良いでしょう。

結婚食事会のお土産マナー【カジュアルな食事会編】


「海外で結婚式をして、結婚式に呼べなかったゲストと食事会をする」

「親が主催して親族のみを集めた食事会をしてくれる」

このような場合には、必ずしも手土産は必要ないでしょう。

特に、親が主催した親族食事会ならゲストは年上の親族が多くなるのではないでしょうか。

これからお金が必要な新郎新婦に気を遣わせたくない、という親族も多いはず。

親御さんと話し合って「手土産は必要ない」と言われたらお言葉に甘えて食事会を楽しみましょう。

ご祝儀を渡してくれたゲストがいたら、後日、内祝いという形でお返しをします。

また、友人がセッティングしてくれたお祝いの食事会であれば、新婚旅行のお土産を渡したり、後日に新居に招待しておもてなしをするというお礼の仕方もあります。

結婚食事会にお土産は必要?|まとめ


結婚食事会にはお土産が必要かどうかについて、この記事でご紹介したことをまとめます。

✅結婚食事会のお土産は必要?

  • 両家顔合わせ食事会:基本的に必要
  • 披露宴を兼ねた食事会:ご祝儀制なら引出物を用意、会費制ならプチギフトを
  • カジュアルな親族との食事会:親御さんと話し合って決める

両家顔合わせの食事会には一般的に手土産を用意します。

日持ちがする食べ物やお酒などの「消えもの」が良いとされています。

相手の親御さんの好みを事前にリサーチしておくと良いですね。

一方、披露宴を兼ねた結婚食事会では、ご祝儀の有無でお土産を引出物にするかプチギフトにするか判断します。

カジュアルな親族との食事会であれば、臨機応変に。親御さんと話し合って決めると良いでしょう。